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イクボス事例集 事例06

2017年3月31日更新
イクボス事例集 事例06

トップダウンで働きやすい環境整備
私生活が楽しいからこそ仕事も充実

イクボスの顔写真

特定非営利活動法人キッズ NPO

  • イクボス/よしもと たくお

吉本 卓夫

  • 役職/理事長
  • 業種/保育

 廿日市市で認可保育園や学童保育、病院、製造業、小売店など8社と連携した企業主導型保育事業などを運営しています。従業員は約30人で、そのうち保育士が27人。ほとんどが20~30代の女性です。
私自身は保育士でありながら、キャンプディレクターやプロジェクトアドベンチャーなどの資格を持っており、チームビルディングの研修を園内で実施するなど、チームワークの醸成に力を入れ、最近は本当に良い雰囲気でみんな仕事をしていると感じています。
 また、掃除の時間や場所、園児の健康診断の入力作業など、保育士同士が話し合って作業分担を決めており、自分が受け持つクラスのことだけではなく、お互いにカバーできる体制を整えています。

退職者ゼロを実現

園内の写真 保育業界は人材不足で残業が多く、保育士の入れ替わりが激しいイメージを持たれがちですが、当NPOでは、この1年を通じて退職者ゼロを実現しました。会議があると1時間ほど残業することはありますが、基本的に残業もゼロです。ちなみに同じ業界で退職者ゼロを達成しているところは、ほとんどありません。
当NPOでも昔は他の園と同じように保育士が足りず、残業も多くてみんな朝早くから夜遅くまで働き続けていました。こうした状況が続くと大人同士の関係がギスギスしてしまうことがあり、子どもを預かる環境としては良いとは言えません。この状況をどうにか改善するため、保育士の採用を増やし、お互いにカバーできる体制を整えました。
また、保育園専用のシステムを導入し、園児の毎月の健康診断などの身長、体重の数値を入力するだけでグラフ化するなど、これまで手書きでやっていた作業の効率化も図りました。
このような取組を進めたことが、働きやすい職場づくりにつながったとともに、人間関係も良くなり、辞める人も減るという好循環に結びついていると思っています。
また、子どもたちにとっても、卒園まで同じ保育士がいるという環境が良いと思いますし、大人たちが仲良く楽しそうに仕事をしている方が、良い影響があると思っています。
この他に福利厚生の充実にも努めています。従業員には日頃から仕事を早く終えて、食事に行ったり、自分の勉強のために時間を使うように伝えています。私生活を楽しめないと、仕事も充実しないと思っています。私自身も積極的に家族旅行に行くなど私生活を楽しむようにしています。トップが率先して休むことで、従業員も休みやすくなると思っています。ちなみに当NPOでは100%有給休暇を消化している従業員もいます。

トライ&エラーで自社に合った取り組みを

 湯崎英彦広島県知事がイクボス宣言されたように、トップ自らが率先して取り組むことが大切だと感じています。そして、トップが積極的に実践していくからこそ、風土として社内に浸透するのだと思います。
例えば、「残業なし」とただ宣言するだけではなく、「トップ自らがさまざまなアイデアを取り入れて、効果があれば継続し、ダメだったらすぐにやめる」など、トライ&エラーを継続していくことによって、それぞれの職場に合った取り組み方が見つかると思っています。
今後は働きながら子育てなどが両立しやすいよう、多様な受け入れ態勢を整え、地域から応援されるような保育園になりたいです。そして、イクボスがいる企業がもっと増えるとうれしいですね。

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