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イクボス事例集 事例04

2017年3月31日更新
イクボス事例集 事例04

現場の細かな改善こそが会社を変える!

イクボスの顔写真

株式会社ヒロツク

  • イクボス/たけもと あらた

竹本 新

  • 役職/代表取締役 社長
  • 業種/佃煮・煮豆・そうざいの製造

 広島市西区商工センターと廿日市市の工場で、つくだ煮や煮豆、惣菜などを製造しています。近年はオタフクソースと連携した「お好み昆布」や、本ワサビを使う「本わさび昆布」など、高付加価値商品の開発に力を入れています。
 私は、2014年6月に社長に就任し、「ワクワクする職場づくり」に取り組んでいます。このため、最初の方針として掲げたのが、「あいさつと笑顔の徹底」でした。あいさつはコミュニケーションの基本であり、笑顔が増えれば楽しい職場づくりにつながると考え、時間をかけて少しずつ雰囲気をつくっていきました。
かわら版の写真例えば、社内報「かわら版」に、社員の誕生日や趣味を紹介するコーナーを設け、コミュニケーションのきっかけづくりに役立てています。また、日帰りの社員旅行での席順を、くじ引きで決定するなど、これまであまり話したことのない社員同士が積極的に話せる機会をつくりました。
これまでの取組は、着実に社内の活性化につながっていると思います。今では、お客さまが来社されると、全員が立ち上がってあいさつをします。私が指示したわけではなく、社員が自主的に始めたことです。

現場の“見える化”で残業削減へ

商品の写真 当社の強みの1つである少量多品種の生産体制を実現するためには、細かく製造ラインの品目を入れ替えなければなりません。このため、現在、製造現場の「見える化」に取り組んでいます。
以前は、作業工程などの管理を全て担当者に任せていましたので、管理者は、いつ誰がどのラインでどの商品を作っているのかが、把握しきれていない状態でした。
このため、管理者が5分単位で綿密な生産計画を立て、作業量・内容、担当者などを把握できるように改善しました。これにより、その日の目標や1日の流れが分かりやすくなったと社員からも評価を得ており、無駄な残業がなくなりました。
効率的な生産体制が整えば、残業を減らせ、利益率が高まります。この取組をさらに進めることにより、社員が家族と過ごす時間をしっかりと確保できる職場環境にしていきたいと考えています。

主体的に、働きやすい職場づくりを

 QC(生産管理)活動を徹底するためには、社員の主体性が欠かせません。当社の業務は、「切る、炊く、混ぜる、詰める」の繰り返しです。仮に、1回の詰める作業時間を1秒短縮できたら、1年間に換算すると相当な生産力の向上になります。1人1人が日々の業務を見直し、改善する意識が求められます。このため、“考えるヒロツク”への脱皮を目指し、16年9月から社員に改善提案を募る活動を始めました。毎月100件ほどの提案があります。中には、毎日一つ提案している社員もいます。廊下が濡れている場所には布を敷いて転倒を防ぐなどの細かな改善が多いのですが、これは社員の働きやすい職場環境づくりとなり、ひいてはお客さまに安心、安全な食を提供することにもつながります。この取組は、「あたりまえのことを、ばかにせず、ちゃんとやりきる」という意味で、頭文字を取って「ABC作戦」と名付けて、社内をあげての業務改善を推進しています。
人生の主役は自分です。世のため、人のためも大切ですが、まずは自分が幸せでないと周りの人を幸せにはできません。今後も社員の仕事と家庭の両方を大切にし、幸せな社員がどこよりも集まる会社を目指します。

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