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株式会社テイ・エス・エスプロダクションのイクメンを応援する取り組み

2016年3月31日

tss技術部制作技術グループマネージャー 中原敬之氏

育児休業の時間を、育児はもちろん家族と一緒に過ごせる貴重な機会に

テイ・エス・エス・プロダクションでは、平成25年に初めて男性社員が育児休業を取得し、今では計3名が制度を利用しています。この制度を通して、それぞれが仕事と家庭のバランスについて見つめ直す貴重な機会になればと考えています。

育児休業取得の取り組みについて

部下が育児休業制度を利用しようとしていた頃、社内で男性の育児休業に関する番組の制作をしていたタイミングで、企業や実際の取得者に取材をしていたところでした。社内には番組や男性の育休促進に関するポスターなどがたくさん掲示されていましたし、番組作りを通して知識や情報を職場で共有できていた時だったので、部下から取得の申し出があった時は、それまで社内に前例がなかったもののスムーズに対応できたと思います。それ以降、部署は違いますが2人の男性社員が育児休業制度を利用しています。

育児休業制度の活用を促進することによるメリット

私たちはビデオエンジニアという職業なのですが、番組を放送するためのシステムを構築し、運用していくという、いわゆる一般的なテレビ業界のイメージとは異なる,かなり裏方の作業をしています。番組や制作物の状況に合わせて日々出勤時間や退社時間がバラバラですし、不規則な勤務体系の中で仕事をしていますので、育児休業というのは家族で過ごせる貴重な時間の一つにもなるんです。取得できる時期や日数はその時々の状況や部署ごとで変わると思いますが、育児休業制度を活用して子育てを経験しながら家族と一緒に過ごし、リフレッシュして休み明けにまたしっかりと仕事を頑張ってもらえるといいなと考えています。

育児休業制度を活用するために大切なこと

少子高齢化で子どもが少なくなる中、男性が育児休業を取得できるというのは,企業としては先進的な考え方だという認識も少なからずありますし、それが実際の取得への後押しになるのではないかと思います。そのためには、やはり社内の環境作りが必要ではないでしょうか。例えば、取得者本人でなければできない仕事を増やさないようにする、その分周りでフォローしながら仕事を行う体制を作る、といったことですね。そういった育児休業を取りやすい雰囲気を、時間はかかっても地道に作っていくことが大切なのではないかと思います。


技術部制作技術グループ 西崎純一氏(育児休業取得者)tss

育児休業制度を利用してから
家事や育児を自分もするのが当たり前に

第一子が生後2か月を迎えた時に、30日間ほど取得しました。その期間育児を経験して大変さを実感すると同時に、子どもに対しての愛情もより深くなりましたし、自分の中で仕事と家庭のバランスを再確認する良いきっかけになりました。

育児休業を取得しようと思ったきっかけ

子どもが産まれる前、「特に産後の数ヵ月が大変らしい」という話を妻としていましたので、そのタイミングで育児休業を取得できるならしてみようと思ったのがきっかけです。産まれてから1ヵ月は義母が、2ヵ月目は自分がみるということを決めていたので、その2ヵ月目の時に30日間ほど休みをいただきました。子どもが小さな時に,しっかりと時間を取って接することができる貴重な機会だと思い、少しでも子どもと接して、家事や育児の楽しさを妻と分かち合えたらという思いもありました。

育児休業取得までの流れ

社内では男性の育児休業取得者は僕が第一号になりますが、育休に関する社内の認識は番組制作などを通してすでにありましたので、特に取りにくい雰囲気などもなく、希望通りに取らせていただきました。あえて意識した点を挙げるとすれば、取得する時期です。弊社では11月ごろが一年を通して一番仕事が落ち着く時期なのですが、会社のそういった時期と自分が休みを取りたいと思っていた時期がちょうど合致したんです。30日間という長めの日数を休むことができたのは、ここに尽きますね。

育児休業中の過ごし方

妻にはなるべく早く寝てもらい、その分僕が夜にミルクをあげたりオムツを替えたりしていました。当たり前のことではありますが、生後2か月の子どもは泣くしか意思の伝達手段がなく、自分がどうすればいいのか理解しきれなかったことも多々あり、難しかったですね。自分自身も睡眠不足になったりもしましたし、2週間過ぎてくるとだんだんしんどくなってきて、でも自分がやらなきゃ…という繰り返しで。こういったことをちゃんと経験できたのは、やはり育児休業を取得したからこそだと思います。

育児休業を取得して感じたこと

育児のことをしっかりと知る機会になりましたね。僕の後に育児休業を取得した男性社員に、実際に経験したからこそのアドバイスができたのは良かったです。それに、小さい頃に接したその1ヵ月間があるからなのか、今でも僕にちゃんと懐いてくれて(笑)とにかく可愛いんですよ。育児休業を取得してから、育児や家事を自分でやることが当たり前になりました。そのため、取得前と比べて,家庭の比重が少し増えましたし、家庭で過ごす時間を生み出せるよう意識して仕事に取り組むようになりました。そういったことが精神面においても身体面においても,また妻の負担が軽くなることにも繋がり、育児休業制度を利用して良かったと感じています。

tss

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