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廃棄物処理・リサイクル事業 事業の名称・概要

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

事業の名称・概要

名称廃棄物処理・リサイクル事業
概要目的 株式会社カムテックス福山工場では,平成2年4月より福山市箕沖町において産業廃棄物の焼却処理を行ってきたが,焼却炉に対する規制が強化されてきたため,現有施設では,今後の新しい規制に対応することが難しくなってきた。そのため,最新の技術を結集した焼却設備への更新が必要となった。
 新施設では焼却により発生する熱を積極的に回収し,蒸気タービン発電機による発電を行い,場内利用のほか売電も実施する計画である。さらに,将来的には溶融炉から生成する溶融スラグを土木材料としてリサイクルすることを目指す予定である。このように,本対象事業は,最新の焼却・溶融・排ガス処理設備を採用すると共に,積極的に資源・エネルギーの回収を行うことで,地域環境はもとより広域的な環境の保全に資する計画である。
内容

事業の種類

産業廃棄物焼却施設の設置事業

事業の規模

500t/日(約20.9t/時間)

施設の内訳

固形廃棄物焼却炉(固形物焼却炉)170t/日(約7.1t/時間)×2基
液状廃棄物焼却炉(液中燃焼炉)160t/日(約6.7t/時間)
灰溶融施設固形廃棄物焼却炉(固形物焼却炉)の一部

事業実施区域

住所:広島県福山市箕沖町107番地5

供用後の事業内容

廃棄物の焼却
焼却灰,飛灰の溶融
廃熱利用発電
廃家電のリサイクル(備考2参照)

備考1(焼却対象廃棄物の種類と処理量の概要)

焼却施設廃棄物の種類処理量(t/日)注)合計(t/日)
固形廃棄物焼却炉
(固形物焼却炉)
汚泥110t/日340t/日
廃プラスチック類110t/日
廃油70t/日
廃酸・廃アルカリ30t/日
その他20t/日
液状廃棄物焼却炉
(液中燃焼炉)
廃酸・廃アルカリ150t/日160t/日
廃油10t/日
合計500t/日

注)廃棄物処理量は上記の比率で予定している。なお,固形物焼却炉の処理量は2基分である。

備考2(廃家電のリサイクル)

 廃家電リサイクル事業は,保管工場(箕沖町113番地)に設置を計画しており,本事業との関係として,廃家電のリサイクルに伴い発生するダスト類(廃プラスチック等)を焼却処理する必要があることから関連する事業として記載したものである。
 廃家電リサイクル施設の処理能力は,約15万台/年を計画している。リサイクル方法は,廃家電を手作業で分解し,ブラウン管,コンプレッサー,モーター類を回収し,残った本体を破砕機にかけ,その後,鉄,非鉄選別機で回収,再利用するものである。なお,残るダスト類(プラスチックの破砕物,断熱ウレタン等)の廃棄物は,新施設の焼却処理施設(固形物焼却炉)において焼却処理する計画である。
 また,廃家電のリサイクルに伴って発生するダスト類は約1,500t/年であり,焼却処理量は6t/日(廃家電設備の稼働日数:250日/年,稼動時間:8時間/日)である。

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