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1県営ほ場整備事業(担い手育成型)大見地区

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

県営ほ場整備事業(担い手育成型)世羅郡世羅町安田

世羅郡世羅町安田の整備前と整備後の写真

 

事業の内容

事業実施主体→広島県

事業期間→平成11年~平成16年

概算事業費→1,033,760,000

事業概要(開発面積・建設物等の規模等)→整地工/ 55.6ha 用水路工/12.1km 排水路工/7.3km 道路工/7.4km 暗渠工/15.7ha

土地利用に対する法規制等

都市計画法の用途地域等→なし

自然公園法の区域指定等→なし

その他の法・条例等による区域指定等規制の内容について記述→なし

周辺地域の概況

世羅3町は広島県のほぼ中央で中山間地域に位置しており,主たる産業である農業も近年の農業情勢から厳しい現状である。こうした中で3町では観光農園や特産品の加工,販売といった「第6次産業」に着目し,力を注いでいる。例として梨やりんごなど果樹のもぎとりが体験できたり,芝桜やヒマワリなど一面の草花を愛でることのできる「観光農園」は地域活性化の一端を担っている。また,農産物の生産にとどまらず,その地場産品を用いた「農産加工品」の開発も地域の女性グループ等によって盛んに行われている。こうした農産加工品は新鮮な野菜とともに地域の産直市等で販売され賑わいをみせている。こうした取り組みは,広域交通網を利用し,都市住民が農村へ来訪する都市農村交流として日常的に行われている。

本事業の景観形成のねらい

ほ場整備事業によって生じる長大法面は,従来の草刈りによる法面管理を困難にしており,管理の放棄された農村景観は見るものに荒涼とした印象を与える。また,人工物(ブロック等)を用いた法面管理では本来の農村景観を損なってしまう。そこで本事業へグランドカバープランツを導入することによって法面管理の省力化と美しい農村景観の維持が可能となる。ひいては,来訪者(都市住民)に潤いと安らぎを与える事となり,副次的に住民の地域に対する愛着や誇りを生む結果となる事が期待される。

景観への配慮状況

 景観に配慮した事項

法面管理を省力化したうえで良好な農村景観を維持するため,草丈が低いもの(15cm程度のもの)を採用した。また,雑草との生育競争に負けにくい種を選択し,省管理で長期に渡って安定した景観が形成される事にも配慮した。長大法面全体を被覆するため,本来の景観を損なわず,違和感のない品種を採用した。

 景観に関する地元からの指摘事項等

 当地域は標高が350m前後あり,冬季には霜柱にみまわれる。このため凍害等に負けない耐寒性に優れた品種を採用するよう要望された。(霜柱で根が浮き上がり,立ち枯れを起こすことを懸念。)花が咲く品種は花期には大変美しいが,管理が従来以上に必要となるため長大法面への施工は難しいと指摘された。

景観に関する地元合意の手続き

 地元役員に対して世羅3町における法面景観形成の取り組みについて説明した。総会で役員より地元へ説明。地域で法面景観形成に取り組むことの合意形成を行った。ほ場整備事業の役員会にて詳細(施工場所,面積等)について打合せの上施工した。今後は地域活動として手播きによるセンチピードグラスの施工を計画している。

今後の課題

 当該事業を通して得られた景観形成上の問題及び課題等

 景観として見栄えがする花等の品種(芝桜,アークトテカ,コーリンタンポポ)は斜面上の手作業による草取りが必要である(重労働)。又,センチピードグラスについても初期生育が極めて遅く,1年で全面へ繁茂することは難しい。よって一定程度繁茂するまでは雑草との競争に負ける。この間雑草の高刈り等管理が必要である。以上からカバープランツが繁茂するためには適切な法面管理を行う必要がある。管理マニュアルの整備等が課題となる。今後は他地区(集落)への啓発等も課題である。
 

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