平成27年7月10日(金曜日)10時00分~16時30分 広島県情報プラザ第1研修室
この時間は,第1回の研修を受けて,ホームラーニングとして事前に作成してきた「事業・研修計画書」の内容と,作成するときに感じた課題について,全体で共有しました。「住民の団体をどのように自立へ導けばよいか」,「既に関連事業に取り組んでいる方を巻き込むにはどうすればよいか」など,取組をより充実させたいという熱い思いが受講者の皆さんから出される課題にはっきりと表れていました。
講義・演習「職場等における学習を考える~成人の学びの場としての研修の視点から~」
講師:広島県立生涯学習センター 生涯学習推進マネージャー 志々田 まなみ
この時間は,「成人教育」をテーマに,成人の学習活動の特性や人材育成・研修の機能に関する講演を聞きました。経験の浅い職員から講師の選定について相談があったときに,ベテランの社会教育関係職員としては,どのように対応すればよいかを考える演習を交えながら,社会教育関係職員に求められる教育力について考えました。
受講者の皆さんからは,「日ころから何となく感じていたことを明確なかたちに整理してもらって,理解が深まった」などの声があり,業務に直結する様々なヒントが得られました。
「市町の生涯学習振興・社会教育関係職員研修等の実際~市町の現場から~」
講師:広島県立生涯学習センター 生涯学習推進マネージャー 志々田 まなみ
ゲストスピーカー:広島市西地域交流センター 主幹 高亀 英作
ゲストスピーカー:福山市市民局まちづくり推進部生涯学習課 次長 田中 久雄
この時間は,現在,市や町の現場で中核となって研修や人材育成事業に取り組まれているお二人をゲストスピーカーに迎えて,お二人が関わっている研修の実際や,その研修によりどのような人材を育成しようと考えておられるかなどについて話を聞きました。講師からゲストスピーカーへ様々な角度からインタビューを行うダイアローグ・インタビューの形式で,お二人の考えに迫っていきました。
実際に,研修等に取り組まれる際には,市町の全体計画や重要施策との連携を図ったり,また,現状と理想とのギャップを埋める努力をしたりされていることが,お二人のお話から伝わってきました。
受講者の皆さんは,正に同じような思いを持ちながら業務に取り組まれているようで,休憩時間になると,早速,個別に意見交換をしておられました。
【ゼミナール】
○施策・事業のリデザイン
○グループ協議
この時間は,各自で作成した「事業・研修計画書」についてオリエンテーションの時間に出し合った課題や第2回の研修で学んだ内容を踏まえて,改善(リデザイン)を図りました。全体でも,それぞれの思いを共有する時間を取り,短い時間ではありましたが,お互いに「事業・研修計画案」に関する気付きやアドバイスなどを伝え合いました。
今後は,これまでの学びや新たな気付きを,更にプランに反映させていくこととなります。当センターとしても,受講者の方を引き続き支援していきます。
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