東部会場 平成26年11月27日(木曜日) 世羅町 せらにしタウンセンター
西部会場 平成26年11月28日(金曜日) 廿日市市 大野市民センター
演題:「公民館等は『地域情報の宝庫』。その宝を子どものために!」~今すぐ取り組める公民館等の新たな役割~
講師:大分大学高等教育開発センター 教授 中川 忠宣
講演では,今求められる社会教育の役割や教育の協働の基本などを踏まえ,これからの公民館や公民館類似施設の役割を分かりやすく,お話しいただきました。
また,中川先生が大分県で実際に取り組まれた事例等を具体的に紹介してくださったので,参加者にとっては,日々の業務と照らし合わせて,自分たちに求められている役割を考える良い機会となりました。
中川先生の講演を聞いた後は,近くの方と,感想を交流したり講師への質問を考えたりしました。“これからやっていきたいなあ”とか“実際に行うとなると・・・”など,お互いの本音を出し合い,大変盛り上がりました。 講演を聞いた後で,すぐにその内容について話し合うことによって,学びが深まりました。
今年度の分科会は,活発な意見交換を通して学び合いが深まるように,討議の柱として「さらに連携を進める上でのポイント」と「各分科会のテーマに関する公民館等の役割」の2つを設定し,事例発表を聞いたりグループワークで話し合ったりしました。
事例発表:「公民館がつなぐ地域と学校」
発表者:尾道市綾目公民館 館長 迫 勲
地域と子供たちをつなぐために,綾目公民館が地域の様々な団体に働きかけ実現した取組について発表を聞きました。自ら動いて情報を得るなどの実態の把握に関することやビジョンを明確にしながら取組を進めていくことなど,具体的な取組について話し合いました。
事例発表:「高齢者の見守り活動と生きがいづくり」
発表者:庄原市西城自治振興センター 地域マネージャー 上西 みどり,地域マネージャー 神本 久美
聞き取り調査をするうちに,野菜作りが生きがいにつながる方が多いことに着目し,生きがいづくりを目指して野菜のインターネット販売を行っていることなど,多様な取組に関する発表を聞きました。地域の活動拠点としての役割などの目指したい姿に関する内容や,世代間交流や抱き合わせの事業を仕組んだりするなどの具体的な内容などを話し合いました。
事例発表:「地域づくりの推進」
発表者:府中市南公民館 公民館活動推進員 久保 司朗
府中市南公民館が,地域の団体やサークルと連携したり,学校を巻き込んだりして,講座を実施したことについて発表を聞きました。地域のニーズを把握するために地域におられるどのような方とどのような連携をしていけば良いのか,課題解決に向けて関係団体とどのように連携を図っていけば良いのかなどを話し合いました。
事例発表:「おせっかいおじさん,おばさんがまちを変える」
発表者:海田町海田東公民館 館長 山路 進朗
海田町が昨年度から行っている家庭教育支援事業「おせっかいおじさん,おばさんがまちを変える」の取組について,発表を聞きました。どことどのような連携を行っているのか,また,地域の多様な主体と連携を進めていく上でのポイント等を話し合いました。
事例発表:「地域の魅力・資源を活かしたまちづくり活動」
発表者:広島市祗園公民館 主事 坂井 佳与子
祗園公民館における地域の魅力や資源を活かしたまちづくり活動に関する取組についての発表を聞きました。「共通の目標をはっきりさせておく」,「課題解決に向け関係団体と適切に連携を図る」といった連携の重要性や今後の展望などを話し合いました。
事例発表:「安芸高田市内6文化センターと生涯学習課が連携して取り組む夏休み子ども教室『学びの夏』」
発表者:安芸高田市教育委員会 専門員 森川 美由紀
安芸高田市全体で取り組まれている「夏休み子ども教室『学びの夏』」について,夏休みにどのような体験を行うことができるのかを1冊の冊子にまとめてお知らせする取組を中心に,発表を聞きました。企業や学校などの地域人材を積極的に活用したり,体験・学習の機会を積極的に提供したりしていることなどに刺激を受けながら,自分たちにできることについて話し合い,学びを深めました。
自分が参加しなかった分科会の様子も分かるようにし,一日の学びを振り返るために,全体のまとめ会を行いました。
各分科会での事例発表やグループワークの概要を,コーディネーターが代表して報告しました。
広島県教育委員会事務局生涯学習課 主任社会教育主事 吉岡 康行
県教育委員会が行った今年度の公民館等への支援事業の話や県内の公民館等に対して行ったアンケート結果の考察についての話から,県内の公民館等の現状を踏まえながら,公民館等に求められる役割について改めて振り返りました。
広島市古市公民館 社会教育主事 井手 宏高
今年度8月に発生した広島市豪雨災害のときの対応について,「現場からの報告」として話していただきました。いつどこで遭遇するか分からない非常時の対応について,研修会に集った県内の公民館等の職員と共に考えました。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)