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放課後子ども教室コーディネーター等研修会 平成21年度の報告

平成21年度放課後子ども教室コーディネーター等研修会が,第1回(10月30日)第2回(11月13日)の2日間開催されました。県内12市町から延べ35人の参加があり,「魅力あるプログラム作り」や「地域住民の参画」などのテーマについて学びを深めました。
 県内で活躍する放課後子ども教室のコーディネーターが,お互いのつながりを意識し,学び合い,さらなるネットワークを構築することができた2日間となりました。

目 的  放課後対策の総合的な調整役であるコーディネーター等の資質の向上及びネットワークを図るとともに,放課後子ども教室を支援する関係者等の情報交換・情報共有の場とするために実施する。
主 催  広島県教育委員会(主管:県立生涯学習センター)

第1回(平成21年10月30日)第2回(平成21年11月13日)

平成21年度放課後子ども教室コーディネーター等研修会<第1回>

■期日平成21年10月30日(金曜日)10時00分~16時00分

■会場広島県情報プラザ第一研修室(広島市中区千田町三丁目7-47)

■内容○開会行事
○先進事例紹介
 DVD視聴『地域とつくる子どもの居場所-放課後子ども教室の立ち上げ事例をとおして-』
○講義・ワークショップ 「魅力あるプログラムづくりのために」講師:人間科学研究所 所長 志賀 誠治

■研修会の様子

開会行事 
あいさつ・事業説明 県立生涯学習センター所長 新田憲章 

研修会の様子の写真
開会あいさつ

先進事例紹介  DVD視聴『地域とつくる子どもの居場所-放課後子ども教室の立ち上げ事例をとおして-』
 放課後子ども教室の立ち上げに際して,学校や地域の理解と協力をどう得ていくのかについて,全国の先進事例を紹介したDVDを視聴し,地域の教育力を活かした運営体制づくりや人材確保の方策,ポイントとなる考え方等について学びました。

講義・ワークショップ 「魅力あるプログラムづくりのために」 講師:人間科学研究所 所長 志賀 誠治

研修会の様子の写真
アイスブレイク

 効果的なプログラムの企画や立案の知識と技術を身に付けるため,人間科学研究所所長志賀誠治さんを講師に,「魅力あるプログラムづくりのために」と題して,講義・ワークショップを行いました。
 初めに,参加者同士の自己紹介を兼ねたアイスブレイク「デートゲーム(詳細は※1)」で心と体をほぐした後,「プログラムの導入方法(場のあたため方)」についての講義がありました。緊張感をほぐすための「アイスブレイク」や参加者の心を引き付ける「フッカー」(つかみ)の重要性,「ギブの理論(4つの懸念)」等について学びました。
 次に,参加型学習の模擬体験をしました。グループに分かれて「粘土細工(詳細は※2)」のワークです。隣の人と一つの粘土を交代して合作しながら仕上げていくこの作業は,言葉を発することができないため,思いもよらない作品になったり,途中から意気投合できたり,様々なパターンで作品が完成しました。振り返りの場面では,「相手の気持ちを考えたり自分の意思を伝えることの難しさを感じた」「何回もやりとりを繰り返すことでコミュニケーションが深まることを知った」等の感想がありました。

研修会の様子の写真
粘土細工のワーク

 続いて,「プログラムの作り方」についての講義では,参加体験型プログラムの作り方の基本や,「振り返り」「分かち合い」の大切さ等について学びました。単なる体験にとどまる「体験活動」と体験から学ぶ場・機会を継続的に作り出す「体験学習」の違いについても指摘がありました。先ほど体験したワークの手法と照らし合わせながらの講義だったため,より理解を深めることができました。
 終わりに,志賀講師から,子どもたちが体験から学び,生きる力を身に付けていくための場を地域の中につくることの意義や,そのために地域の大人たちができることは何かについてまとめのお話をしていただき,第1回目の研修会を終了しました。

研修会の様子の写真
講義の様子

※1「デートゲーム」(お互いを知り合うために)(1)1枚の紙に各自で所属・名前と(A)から(D)の4項目を書く。
 (A)今の気分は?(B)今夢中になっていること(C)子どもについての関心事(D)今日の期待
(2)月・水・金曜日の3日間,必ず誰かとデートするアポイントをとり,各曜日に相手の名前を記入する。
(3)全員アポイントをとれたら,デートする相手と各曜日毎に数分間ずつ紙に書いた内容をもとに会話し,コミュニケーションを図る。

※2「粘土細工」(言葉によらないコミュニケーション)(1)6人グループで輪になる。
(2)粘土をこねて自由なテーマで作品を作る。(作業中は言葉を発しない。)
(3)3分間経ったら,右隣の人に作りかけの作品を渡し,左隣から受け取る。
(4)受け取った人は,何を作っているのか想像しながら続きを作る。
(5)3分後に左隣に作品を返し,右隣から返された自分の作品の続きを作る。
(6)また3分後に同じように隣に作品を受け渡して続きを作る。
(7)最後の3分間で返された自分の作品の仕上げをする。
(8)短冊に作品のタイトルと名前を書く。
(9)グループで,振り返りを行う。(今の気分は?作品がどうなったか?隣の人が作ったものをどういかしたか?感想など)
(10)各自で「振り返りシート」に記入する。(今の気分は?相手の作品に手を加える時の気持ち,相手から作品が返ってきた時の気持ち,実習を通して気づいたこと等)

◆アンケート結果

 参加人数24人(9市町)アンケート回収率 22/24人(92%)
【内訳】放課後子ども教室コーディネーター:10人,市町担当者:7人,その他:5人(放課後子ども教室運営委員,安全管理員等)
円グラフ

ふきだし主な感想
・地域の実態に応じていろいろな実践をされていることが分かりました。これからの参考にしたいです。
・子どもの人数がある程度いる地域の活動は分かったが,もっと人数の少ない過疎地域の取り組みもあるとよかったと思います。
・地域的には施設の利用がいろいろあると思います。事例紹介は,充実した教室作りだと思います。地域の人々の活動がしっかりしています。
・学校の児童数の多少により実施形態が変わっていることがよく分かりました。大規模なり,小規模なりの工夫がされていてよく分かります。大切なのは地域の顔となる人がどれだけこの事業に関心を持ってもらえるかがポイントです。
・地域のやり方,特色のあるクラブ,人材の発掘が大切だと思います。
・先進事例というだけあってすごく充実されているなあと思う反面,そこまでできていないなあと落ち込みました。(地域の実情に合わせてだとは思いますが。)
・今の仕事を自信を持ってやろうと思いました。
・子ども教室の考え方がよく理解できました。

 クリップ質問2「講義・ワークショップ」は参考になりましたか。

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 ふきだし主な感想
・今まで体験活動的なプログラムばかりだったので,学びを含めたもののプログラム作りの大切さを感じました。粘土体験学習はボランティア研修会でしてみたいと思いました。
・子どもたちにすぐ通用する事が多いので助かりました。
・プログラムの作り方がよく分かりました。でも実行するのはなかなか難しいです。(地域性やボランティアのことなど。)
・体験学習法について分かりやすく丁寧に指導してもらいました。
・体験することで,頭にすんなりと入ってくる気がしました。
・手法を体験しながら学べたことがよかったです。
・子どもたちを引き付ける方法を教わり,教室を開く上での参考になりました。
・体験学習になるように,基本のところをコーディネーターとして持っておきたいです。
・子ども教室の大きな目標が理解できました。スタッフさんとの協力も,これを念頭においてやっていきたいです。
・現場の者としての考え方,指導の考え方がより理解できました。
・実例や具体的な内容を織り交ぜた分かりやすいお話であったと思います。ワークショップ等は少し苦手な方ですが,何とかこなせる内容だったと思います。
・言葉以外でも相手とコミュニケーションが図れるのだと粘土細工を通じて分かりました。放課後子ども教室でもこういった体験を子どもたちにさせてみたいし,どんな作品ができるか興味深々です。
・コミュニケーションの中でも一人一人感じ方が違うということや似ていることもあったりと気づきがたくさんありました。「~を通して学ぶ」ということがよく分かった体験でした。
・とてもよかったです。学校教育の目指している取組みと今回の研修がとても似ていて,びっくりしました。体験をさせるだけでなく,何を学ばせたいのかを指導者が持っていないといけないと分かりました。
・子ども教室の現場でのアイスブレイク(対子ども)時の事例等を聞いてみたいです。

クリップ質問3 研修会は満足できるものでしたか。

円グラフ

ふきだし主な感想
・悩み,情報の交換ができてよかったと思います。
・体験したことのないことをいろいろさせてもらって気づき考えることができました。
・うまく言葉にできない何かがすっきりした気がしました。
・教室で生かしていけるようみんなで話し合っていきたいと思います。
・初めての参加でしたが,この研修会で学んだことを仕事の向上アップにつなげていきたいと思います。講義もわくわくしながら楽しく学ばせてもらいました。

クリップ質問4 今後,開催してほしい研修会,テーマ,御要望等ありましたらお書きください。

・学校の先生と地域の人とのつながり,交流等について。
・町のボランティア研修会においての講師紹介をお願いしたい。町職員がコーディネーターの役割も兼ねているので(コーディネーターはいるが指導をメインにしている),地域の人にコーディネーターになってもらい,プログラムを作ってもらいたいが,人材育成が難しい。
・とてもこれはできないと思って一日中重い気分にもなったが,最後の先生のお話で安心しました。授業がやっと終わったと来る子どもたちに開放感をもってのびのびと過ごさせたいという気持ちがある。その中から次を考えて実践する子どもにしていきたい。
・アイスブレイキング,フッカーのノウハウをさらに学び,地域スタッフと共に,活動に生かしていきたい。
・現場の研修。取組み事例などを紹介しているものなど。

◆まとめ

・第1回は,県内事業実施17市町中9市町からの参加があり,アンケート結果による満足度は,100%(満足できた)の高評価が得られました
・「先進事例紹介」では,「子ども教室の考え方がよく理解できました。」などの感想がありました。全国各地で地域の実情に応じて様々な形で行われている実践事例に学び,今後の活動に生かせる知識を得ることができました。
・「講義・ワークショップ」では,魅力あるプログラムの作り方について,参加型プログラムの模擬体験をしながら学びました。「手法を体験しながら学べたことがよかったです。」「子どもたちにすぐ通用する事が多いので助かりました。」という感想が得られるなど,多くの成果を持ち帰ることのできる実効的な研修内容となりました。

ライン

平成21年度放課後子ども教室コーディネーター等研修会<第2回>

■期日
平成21年11月13日(金曜日)10時00分~16時00分

■会場
広島県福山庁舎第2庁舎221会議室 (福山市三吉町一丁目1-1)

■内容

■研修会の様子

 第2回目の研修会は,人間科学研究所所長志賀誠治さんを講師に,「地域住民の参画について」と題しての講義・ワークショップ及び県内2市町からの事例発表を行いました。
 まず,オリエンテーションで本日の研修ポイントを整理した後,グループに分かれて参加者間の自己紹介を行いました。
 次に,講師から,各市町や地域において,「放課後子ども教室」への地域住民の関わり方はどのような現状であるか問いかけがあり,(1)企画段階からの参画(2)主催者の補助(お手伝い)(3)ゲストティーチャー(4)ほとんど関わりなしの4段階に整理して,それぞれの現状を発表しました。地域団体で運営委員会を立ち上げている(三原市),実行委員会を組織し,人材バンクの形式でボランティアを分野別に登録している(福山市),テーマに合わせてその都度,地域の方を講師として招いている(大崎上島町)等の発表があり,住民との関わりがほとんどないという市町はありませんでした。また,「実行委員会はあるが,実情としては,コーディネーター任せで,住民と一緒に企画するというより,伝達会議になってしまっている」「地域のことなのだから住民が主体的に関わろうというのは実際には難しい」等の課題も出されました。
 続いて,「地域住民との関わりを作る中で,コーディネーターとして一番苦労すること」をテーマに各自で書き出しを行った後,2市町からの事例発表が行われました。
 初めに,三原市放課後子ども教室コーディネーターの齋尾敏子さんより,「ほんごう放課後子ども教室」の実践について事例発表がありました。地域の運営委員会を立ち上げ,組織としての協力体制を得てスタッフを確保できるようになるまでの取組や,社会福祉協議会や老人クラブ,女性会等の地域の諸団体へ「放課後子ども教室」の趣旨を説明し,賛同を得るまでの苦労,地域の中でコーディネーターとして活動することの面白さ等,熱い思いが伝わる発表でした。
 次に,大崎上島町放課後子ども教室コーディネーターの西田和貴子さんより,「大崎上島町わくわくスクール」の実践について事例発表がありました。地域のボランティアの方々の協力を得て子どもたちが体験活動を行う「特別教室」について,建設業者の協力を得た「建設機械操作体験」,町の体育協会と連携した「スポーツ教室」,公民館講座の指導者等から講師を招く「茶道」や「和裁教室」の開催等,様々なテーマで開かれる「特別教室」の取組み事例には,参加者からも多くの関心が集まり質問も活発に出されました。
 それぞれの事例発表を行った後には,各グループで事例発表を聞いて印象に残ったこと等の意見を出し合いました。現状の棚おろしを各自で行った後での事例発表だったため,各自が抱えている課題と照らし合わせながら聞くことができ,より理解を深めることができました。
 午後からは,午前に各自で書き出した「地域住民との関わりを作る中で,コーディネーターとして一番苦労すること」を全体に出し合い,その中から意見の多かった4項目を取り上げて,現状と課題を整理していきました。

講義の様子の写真1 講義の様子の写真2

 (1)人材の発掘,確保について 人が見つからない,メンバーや役割が固定化される,まとめ役がいない等の課題が出され,それに対して,各自の状況に合わせて自由でゆるやかな関わりを作る,責任感,負担感を感じさせない工夫をする等の解決案が出されました。また,人材確保には,大きく分けて,個人への直接アプローチと,組織での協力体制づくりの2つの方法があるということが整理されました。その他,地域の公民館と連携し,公民館の学習講座の参加者に講師を依頼する,またそのことによって学習内容の分かち合いにもつながるという具体的な事例等も挙げられました。

 (2)活動メニューの開発について 週や月ごとのメニュー作成,公民館の学習講座との連携・活用,地域行事への参加,子どもや保護者にアンケートを取るといった具体事例が挙げられました。また,放課後の子どもたちが自由に遊べる場を守るため,宿題や自由遊びを中心として,そもそも特別なメニューを設けないという方法もあるのではないかという提案もありました。それに対して講師からは,活動メニューを設けないというのは,メニュー作成の技術とはまた別に,子どもとの関わり方において,子どもの自主性を生かすという技術が特に必要となるとの助言がありました。

 (3)スタッフ間の考え方のすり合わせについて スタッフ間での意見や考えの食い違いで最も多いのは,「ルール決め」であるということが分かりました。「子どものルール」と「スタッフのルール」の2つのルールを考える必要があることや,スタッフ会議で話し合って申し合わせ事項や心構えを文章化するという解決案,教室の運営や方向性が共有化できていないことが課題ではないかという意見が出されました。
 講師からは,子どもにとっての規範づくりの大切さや,「~をやらない」という禁止事項ではなく「~をしよう」という積極的なルールの方が生産的であること,何か問題があった時にはその場でミーティングすること(やりっぱなしや後で…にはしない)等の助言がありました。

 (4)学校や地域との連携について 「放課後子ども教室」の運営にはどうしても学校での規範が影響するため,学校との連携は欠かせないという多くの意見が上がりました。意見を出し合う中で,学校での子どもの様子,情報をよく知るとともに,放課後子ども教室での子どもの様子を学校へ伝えていくことも必要なのではないかということが整理されました。また,運営委員会等の組織へ担当窓口となる教員にも参加してもらうという解決案や子ども教室の立ち上げの経緯が地域によってそれぞれ異なるため,学校との連携のあり方も異なるのではないかという意見も出されました。
 終わりに,志賀講師から,「コーディネーターが地域住民を巻き込んで活動する際のポイント」として,「(1)期待像の明確化」(地域住民へどの程度の関わりを期待するのか明確にすること。現状と期待像のズレがあるとコーディネートは難しい。),「(2)企画書を書こう」(地域とのコミュニケーションツールとして活動の中身を伝える企画書が不可欠。そのためには,「やりたいこと」「やらなければならないこと」「やれること」の3点を整理して「すること」を考えるクセを付けること。),「(3)人や組織とつながろう」(「お願いします。」ではなく「一緒にやりましょう。」の関係を作ること。)というまとめのお話をしていただき,研修会を閉会しました。

グループ討議の写真グループ討議

事例発表(三原市)の写真事例発表(三原市)

事例発表(大崎上島町)の写真事例発表(大崎上島町)

◆アンケート結果

参加人数23人(9市町) アンケート回収率 15/23人(65%)
【内訳】放課後子ども教室コーディネーター:8人,市町担当者:4人,その他:3人(放課後子ども教室運営委員,安全管理員等)

 クリップ質問1 「事例発表」は参考になりましたか。

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 ふきだし主な感想
・市町による運営の違いが分かり,今後のアプローチの参考になりました。
・人を集める方法は,今回だけでなくいろいろなことに生かすことができます。強烈でした。
・人材発掘,確保の仕方が参考になりました。
・両発表者,大変情熱ある取組みで参考になりました。
・地域によっていろいろな形態の取組みがあることが分かりました。

クリップ質問2「講義・ワークショップ」は参考になりましたか。

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ふきだし主な感想
・グループで話し合うことで意見が言いやすくなって,活発な話し合いになってよかったです。
・小グループによる意見交換では具体的に話ができた。先生のまとめがよかったので,とてもよく分かりました。
・コーディネーターの役割が明確化しました。
・とてもよい講義が聞けてよかったです。今後の放課後子ども教室の参考にしたいと思います。
・いろいろな意見を聞けて,その中から自分も広げていけそうな気がしました。
・「一緒にやりましょう。」の言葉が,とても心に響きました。

クリップ質問3 研修会は満足できるものでしたか。

円グラフ

 ふきだし主な感想
・やりがいを感じつつ関わっている自分を再発見できました。
・とてもよい研修会でした。研修の方法として参考にさせていただきます。
・コーディネーターとしてのこれからの動きが分かり,参加してよかったです。
・自分の思いを振り返りながらの研修で充実しました。
・これが確実な答えというわけにはいかないかもしれませんが,また聞きたいです。

クリップ質問4 今後,開催してほしい研修会,テーマ,御要望等ありましたらお書きください。

 ・相互啓発ができる研修会をまたお願いします。
・次回もこの研修会を実施してほしいです。
・たくさんのメニューをやりたいが,今のところ,週1回,あるいは月1回で,まず宿題,そして読書のパターンが崩せません。どのようにするか,教えてほしいです。一日中の研修でしたが,とても楽しかったです。

◆まとめ

・第2回は,県内事業実施17市町中9市町(両回では延べ12市町)からの参加がありました。事業実施全市町からの参加は得られなかったため,研修内容の改善や日程調整の工夫等,今後の課題としていきます。

・アンケート結果による満足度は,100%(満足できた)の高評価が得られました。アンケートの記述においても,肯定的な意見が多くあり,本研修会への参加者の期待の高さが伺えました。

・「事例発表」では,「市町による運営の違いが分かり,今後のアプローチの参考になりました。」などの感想があり,地域の関係団体を巻き込んだ組織作りのあり方や地域の賛同を得るまでの手法,地域特色を生かしたプログラムの作成等,今後の活動の参考となる研修内容となりました。また,「講義・ワークショップ」と「事例発表」の内容をリンクさせる形で行うことにより,「地域住民の参画」というテーマをより焦点化させ,研修効果を高めることができました。

・「講義・ワークショップ」では,「小グループによる意見交換では具体的に話ができた。先生のまとめがよかったので,とてもよく分かりました。」「『一緒にやりましょう』の言葉が,とても心に響きました。」という感想が得られるなど,グループワークで各地域の課題を出し合いながら,地域の実態や実情にあわせた地域住民の参画のあり方について考えることができました。

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