【解説】
一間一戸(いっけんいっこ)四脚門(しきゃくもん,よつあしもん)の上部に,一間四方で入母屋造本瓦葺の上層が増築され,鐘楼を吊る構造。※ 現在梵鐘は無い。福山藩の命令により安政5(1858)年に供出されたことが寺の文書『梵鐘一件記録』から分かっている。
懸魚(げぎょ)に文化7(1810)年の墨書があることから,上層は1811年の第12回通信使を迎える予定で増築工事を行ったものと考えられている。
木部には全体に弁柄が塗られ,上層正面及び背面に火灯窓(かとうまど),両側面に円窓がある。隅棟(すみむね)の鬼瓦にそれぞれ異なる形態の猿が彫られているのも特徴的。
軒先の強い反りなど随所に,異国情緒を漂わせ,朝鮮通信使寄港地である鞆の浦の情景を彩る。
名称 | 南禅坊山門 | |
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よみがな | なんぜんぼうさんもん | |
指定 | 国登録 | |
種別 | ||
種類 | 建造物 | |
所在地 | 福山市鞆町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 【登録年月日】平成26年12月19日 | |
構造形式 | 木造2階建,瓦葺 | |
法量 | 建築面積5.1平方メートル | |
公開状況 | 内部非公開 | |
交通案内 | JR福山駅からバスで約30分(鞆の浦まで) | |
関連施設 | 名称 | |
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入館料 | ||
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