【解説】
もと浄土寺利生塔(りしょうとう)にあったと伝えられる一対の燈籠。春日厨子の形をとる。鋳鉄製の屋蓋や柱を組み合せたもので,軒ぞりを美しくするため,かや負いの中央に折れを作るなど,時代の建築の作風をよく反映する。屋根の上面には三鈷(さんこ)のすかしを二つ並べるが,ひねりこ連子(れんじ)に菱形をきざんだ欄間,きびきびしたくり形の格狭間(こうざま)などは南北朝時代初期(14世紀前半)ごろの様式をよく示している。
名称 | 鉄製燈籠 | |
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よみがな | てっせいとうろう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 2基 | |
指定年月日 | 昭和37年7月20日 | |
構造形式 | 鋳鉄製の屋蓋や柱を組み合わせたもの。 | |
法量 | 高さ37cm,幅28.5cm | |
公開状況 | 浄土寺宝物館で見学できる(展示替えにより見学できない場合あり) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16寺30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37―2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |