【解説】
この地蔵菩薩は,もともと中世にこの地方に南天山城を築き,勢力を持った和智氏の持仏(じぶつ)で,和智誠春が毛利氏によって殺された際,城外へ持ち出され,町内の寺院を経た後,宝寿寺に伝えられた。本体は両脚を半跏坐(はんかざ)として,顔の表情も上品で洗練された表現で,生気が感じられるものである。全体的に繊細な彫り上げに終始しており,秀麗な印象を受ける仏像である。保存状態も極めて良く,南北朝時代(1333~1392)の優美さを感じさせる。
名称 | 木造地蔵菩薩坐像 | |
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よみがな | もくぞうじぞうぼさつざぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 三次市吉舎町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 平成5年2月25日 | |
構造形式 | 寄木造 | |
法量 | 像高48cm | |
公開状況 | 事前に問い合わせが必要 | |
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