【解説】
頭貫(かしらぬき)木鼻の模様や蟇股(かえるまた)その他の技法からみて,室町時代中期(15世紀後期)の製作と考えられる。規模は小さいが,軸部の組み方は本格的なものであり,木鼻の繰形(くりがた)や斗肘木(とひじき)の形状,如意頭(にょいがしら)の繰形(くりがた)など,室町時代中期の建築的特徴を有し,製作技術も優れたものであって,室町時代(14世紀~16世紀)の安芸地方の建築様式を知る上で,貴重な資料である。
観現寺は西条盆地の中央部,黒瀬川の左岸近くにある。
名称 | 観現寺厨子 | |
---|---|---|
よみがな | かんげんじずし | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 東広島市西条町 | |
員数 | 1基 | |
指定年月日 | 平成4年10月29日 | |
構造形式 | 桁行一間1.63尺(0.494m),梁間一間1.22尺(0.37m),総高2.93尺(0.888m),如意頭 | |
法量 | ||
公開状況 | 事前に連絡必要(東広島市教育委員会文化課:0824‐20‐0977) | |
交通案内 | ○JR「西条駅」から「呉行」バスで「卯之留」下車,東へ約350m | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |