【解説】
鎬造(しのぎづくり),庵棟・鍛は板目肌つみ,刃文は丁字乱れに大丁字交り,腰反り高く踏んばりのある鎌倉時代中期(13世紀)の福岡一文字派の作である。福岡一文字派は,備前福岡を本拠に鎌倉時代初期(12世紀末~13世紀初め)の則宗以来繁栄した一門で,鎌倉期には多くの名工が出た。銘は個名か一の字を切るが,一般には一の銘を切るのが多い。本品は生ぶ茎である点が貴重で,毛利元就の所用と伝えられる。拵(こしらえ)は室町時代末期(16世紀ごろ)の作である。
名称 | 太刀 銘一 附黒塗太刀拵 |
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よみがな | たち | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 大正8年4月12日 | |
構造形式 | 刃文丁子 | |
法量 | 刃長73.6cm,反り2.8cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |