【解説】
太刀は鐔(つば)を欠いているが優れた作品であり,腰刀の製作も同様で,鞘(さや)・柄ともに木地を赤地の綿で包み,籐で荒く菱巻にしたすこぶる簡素で雅趣に富むこしらえで,平安時代(794~1191年)ないし鎌倉時代初期(12世紀前半)の優秀な製作である。この時代の腰刀ごしらえで現存するものは稀であり,太刀と一対であることは一段と貴重である。
名称 | 錦包籐巻太刀,錦包籐巻腰刀(刀身欠) | |
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よみがな | にしきつつみとうまきたちにしきつつみとうまきこしがたな | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 2口 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日 昭和27年3月29日(追加指定) |
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構造形式 | ||
法量 | 太刀/総長102.6cm 腰刀/総長36.3cm |
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公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |