【解説】
江戸時代後期,寛政9年(1797)作の長沢盧雪(ながさわろせつ,1755~1799年)の画である。近松門左衛門の浄瑠璃(じょうるり)「嫗山姥」(おうなやまうば)から画題をとり,醜怪な老婆を迫力のある筆致で描いた蘆雪晩年の傑作である。
蘆雪は広島地方に遊び,寛政6年(1794)の紀年のある「絹本淡彩宮島八景図」(重文)など多くの作品を残している。本図も広島滞留時の作品で,額裏の寄進銘によると,寛政9年5月に,広島の町人三国屋栄治郎他9名が神社に奉納したことが記されている。
名称 | 絹本著色山姥図 長沢芦雪筆 |
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よみがな | けんぽんちゃくしょくやまうばのず | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 絵画 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1面 | |
指定年月日 | 昭和31年6月28日 | |
構造形式 | 絹本著色 | |
法量 | 縦150cm,横83cm | |
公開状況 | 厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |