3  国際的な環境保全活動の推進
 
現状と課題
 
 開発途上国等では,急速な経済発展,工業化,都市化,開発の進展等に伴って,公害などの環境問題が深刻化しています。こうした国々では,環境対策を進めるための人材,技術,資金の不足などもあり,各国からの環境国際協力を求めています。
 県では,国や国際協力機構(JICA)と協力して,平成元年度から環境分野の研修員受け入れ,専門家の派遣等を行っています。
 また,友好提携を結んでいる中国四川省との環境保護合作事業として,研修員を受け入れるなどの取組を行っています。
 
[施策の方向]
国際的な環境保全活動への貢献
 
施策の展開
 
 開発途上国等の公害問題や地球環境問題の解決に向け,中国四川省との環境保護合作事業やJICA研修による研修員受け入れなど環境国際協力の推進を図るとともに,国,JICA,その他の国内・県内の環境国際協力推進団体との連携強化を図ります。
 
平成16年度に講じた施策・平成17年度に講じる施策
 
 JICA研修員の受け入れ[循環型社会推進室]
 開発途上国等での環境問題に貢献するため,集団研修を実施します。
[平成16年度事業実績]  コロンビア,エルサルバドル,モンゴル,パレスチナ,フィリピン,スリランカ,ベトナムから9名が廃棄物管理総合技術コースに,バングラディシュ,パキスタン,スリランカ,ネパールから8名が南西アジア地域公害防止行政コースの集団研修を受けました。
[平成17年度事業内容]  廃棄物管理総合技術コース及び南西アジア地域公害防止行政コースの集団研修を実施します。
 
 中国四川省との環境保護合作事業[循環型社会推進室]
 友好提携を結んでいる四川省と平成3年度に交わした「環境保護合作事業」に関する覚書に基づき,研修を実施します。
[平成16年度事業実績]  研修員3名を受入れ,3か月間の研修を実施しました。また,技術協力員1名を四川省へ派遣し,現地での技術協力を行いました。
[平成17年度事業内容]  引き続き,研修等を実施します。
 
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