ナラ枯れ被害について
印刷用ページを表示する掲載日2024年5月9日
県内の被害状況について
ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシが媒介する菌(ナラ菌)がコナラ・ミズナラなどのナラ類の樹幹内に入り込んで増殖することで、根から水を吸い上げる機能を阻害し、枯死させる病気です。
被害を受けた樹木の特徴は、紅葉の時期でなくても葉が赤褐色になり(7月~9月ころ)、樹幹の低いところに小さな穴が複数見られ、木の根元にフラスと呼ばれる木くずが溜まります。
広島県では平成18年度に初めてナラ枯れが確認されており、平成22年度に被害量が最も多く観測されました。
その後は減少傾向が続いていましたが、近年は夏期の少雨・高温の影響により、被害量が増加傾向となっています。
被害対策について
ナラ枯れの被害対策としては、カシノナガキクイムシを駆除することが最も効果的であることから、被害木への薬剤くん蒸処理が一般的に行なわれており、広島県では平成22年度から実施しています。