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デジタル技術活用による材料研究開発

印刷用ページを表示する掲載日2022年8月25日

デジタル技術を活用した有機・高分子材料の研究開発

材料技術研究部では、有機・高分子材料の研究開発における高機能化、効率化の支援のため、機械学習、シミュレーション等のデジタル技術を活用した有機・高分子材料の研究開発に取り組んでいます。

以下に取り組んでいる技術の概要を紹介します。

マテリアルズインフォマティクス(MI)、プロセスインフォマティクス(PI)

マテリアルズインフォマティクス(MI)、プロセスインフォマティクス(PI)は、機械学習等を活用して材料設計、製造プロセス設計の効率化・最適化を図る技術です。
コンピュータが大量のデータを学習することで、データに潜むルールやパターンを抽出します。得られた結果からモデルを構築し、分類や予測を実行できます(図1)。

 

MI,PIの概念図

コンピュータを活用することで、大規模かつ複雑なデータから有用なモデルを抽出でき、所望の特性を得るための設計を高速化できます(図2)。

MI,PIの活用例

分子シミュレーション

分子シミュレーションは、化学構造式に基づいた計算モデルを構築し、材料のミクロ構造や種々の物性値などを机上計算する技術です(図3)。

分子シミュレーションの一例

現実での材料作成や材料試験を省略できるので、様々な設計の材料の構造や物性を迅速に計算することができます(図4)。

分子シミュレーションの適用例

問い合わせ先

材料技術研究部

電話:084-931-2907
メールアドレス:ekczairyou@pref.hiroshima.lg.jp

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