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赤ちゃんの耳の聞こえの検査を受けましょう~新生児聴覚検査の御案内~

印刷用ページを表示する掲載日2024年5月7日

 赤ちゃんは、生まれたときから、周囲の声や音をきくことでコミュニケーションをとるための準備を始めることができます。”耳のきこえ”は、赤ちゃんのことばや心の成長にとても大切です。

 生まれつき耳の聞こえにくいお子さんは1,000人に1~2人いるといわれています。しかし、生まれてすぐに耳が聞こえているかどうかを外見から判断することはできません。

 そこで、早期に”耳のきこえ”を確認するために、「新生児聴覚検査」を受けることをおすすめします。

ことばの発達の目安と検査の流れ

 

新生児の”耳のきこえ”に関するQ&A

Q1 検査は受けたほうが良いのですか?

 赤ちゃんの”耳のきこえ”は外見だけではわからず、判断できません。広島県では全ての産科医療機関で赤ちゃんの新生児聴覚検査(初回検査)が受けられますので、ぜひ検査を受けましょう。検査を受けるための補助券は、市町から交付される母子健康手帳の別冊にありますので、ご確認ください。 

Q2 どのような検査ですか?

 赤ちゃんが眠っているあいだに、小さな音を聞かせて脳の反応を測定する検査です。検査は数分から10分間程度で安全に行うことができ、痛みや検査による副作用はありません。

Q3 いつ検査をしたら良いのですか?

​ 出生後、おおむね3日以内に出生した産科医療機関で行います。助産施設で分娩された場合も検査は可能です。

Q4 検査の結果が「パス(反応あり)」だったときは?

​ 今回の検査ではきこえに問題はありません。ただし、成長過程で中耳炎やおたふくかぜなどによって、きこえの問題がおきる場合もありますので、今後もお子さんのきこえやことばの発達の様子に気を付け、市町の乳幼児健診等で確認を受けましょう。

Q5 検査結果が「リファー(反応なし)」だったときは?

​ 初回検査で「反応なし」の場合でも、必ずしもきこえの問題があるとは限りません。生まれたばかりの赤ちゃんは、耳に羊水が残っているなどの原因により、検査にパスしないことがありますので、確認検査を受けましょう。

 確認検査でも「反応なし」の場合には、精密検査機関での検査が必要です。産科から、専門の耳鼻科へ紹介する体制ができています。

精密検査の対象となったお子さんをフォローアップします

 広島県では、耳がきこえにくい可能性のあるお子さん、難聴と診断されたお子さんの健やかな発達をサポートする目的で、関係機関(※)がシステムを活用して連携する体制を整備しています。

※産科医療機関、精密検査機関(耳鼻科)、市町、療育・教育機関、広島県新生児・小児聴覚検査フォローアップセンター

広島県新生児・小児聴覚検査フォローアップセンター

 開設日 毎週月・木曜日 9時30分~16時00分 ※祝日と年末年始を除く

 メール fu-mimikodomo@pref.hiroshima.jp

 電話 082-258-3512(上記開設日時のみ)

センターの支援内容

・新生児聴覚検査(確認検査)の結果がリファー(要再検)となったお子さんについて、関係機関が速やかに情報共有し、精密検査機関を受診できるよう支援します。

・精密検査の結果、療育・教育が必要となったお子さんが、早期(生後6か月以内)に療育・教育を受けることができるよう支援します。

・お住まいの市町において、保護者の方からの様々なご相談に対応します。また、受診状況をおたずねすることがあります。

検査費用の助成

 令和4年度から、県内の全ての市町で検査費用の公費助成が開始されており、母子健康手帳別冊に綴じてある「新生児聴覚検査受検票」を産科医療機関へ提出することで助成が受けられます。

 詳しいことは、お住まいの市町の母子保健担当課へお問い合せください。

広島県内で新生児聴覚検査を実施している主な医療機関一覧

 掲載している医療機関は、ホームページへの掲載の承諾が得られた分娩取扱い医療機関です。
 その他の医療機関での実施状況や最新の情報等については、直接、医療機関にお問い合わせの上、ご確認ください。

ご家族・保護者むけリーフレット

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