平成30年10月29日(月曜日) 9時30分~16時45分
広島県立教育センター 大会議室
県立高等学校及び県立特別支援学校(高等部)における道徳教育を主に担当する者
広島県立教育センター 企画部 指導主事 金子 京子
学校の教育活動全体を通じて各教科・科目等それぞれの特質に応じて実施する,高等学校等における道徳教育について,茨城県で実施している教材「道徳プラス」を取り入れた模擬授業や講義を通して,演習・協議を行いました。
【講師】 茨城大学 教育学部 教授 小川 哲哉
【講義・演習・協議の様子】
【講義内容】
はじめに
1 なぜ「道徳プラス」が必要なのか
2 討議型道徳授業
・討議型道徳授業の資料(教材)
・討議型授業
・討議型道徳授業の教育的意義
3 協働型道徳授業
・協働型道徳授業の資料(教材)
・モラル・スキル・トレーニングの授業方法
広島県教育委員会 豊かな心育成課 道徳教育係 指導主事 大橋 美代子
【大橋指導主事 説明】
【説明内容】
1 学習指導要領改訂のポイント
(1)現行学習指導要領の成果と課題を踏まえた道徳教育の在り方
(2)学習指導要領改訂に関するスケジュール
(3)高等学校学習指導要領改訂のポイント
(4)高等学校学習指導要領解説 総則編
2 本県の現状
3 今後にむけて
広島県立音戸高等学校 教諭 高原 祐子
【高原教諭 実践発表】
持参した事前課題をもとに,自校の道徳教育の現状,重点目標の実現に向けた取組,全体計画を機能化させる工夫点などについて交流し,今後,組織的な取組を推進していく上での改善点や担当者としての働きかけなどについて協議を行いました。
【協議の様子】
講義,実践報告,協議を通して学んだことを踏まえ,高等学校における各教科等及び中核的な指導場面である特別活動(ホームルーム活動)等において,それぞれの特質に応じて人間としての在り方生き方を考えさせる授業等をどのように実践するかについて協議を行いました。
【演習・協議の様子】
○道徳の今後の在り方やこれからの取り組み方について,とても参考になりました。生徒の道徳性を養うために年間計画への位置付けを行ってみたいと思いました。
○道徳教育について,教科として設定されていない分,学校全体としての取組が薄いので,分掌や教科と連携し,道徳教育への周知が必要であると感じました。
○自分が道徳教育推進教師になったらということを考えつつ,各講義を受講することができました。各校の取組は,自分の学校の課題と共通する部分が多くあることが分かり,今後,校内で中心的に道徳教育を推進していきたいと思います。