不審者対応訓練(令和元年度) 大阪教育大学附属池田小学校 令和元年8月30日 ■状況設定の確認 ■各班のめあての設定  ・本部  ・災害対応班(アトム班)  ・児童対応班  ・救助班  ・救護班  ・近隣住民の方々への連絡 ■不審者が侵入 ■本部から教職員児童への指示 ■警察・消防へ連絡 ■児童への指示 ■救命処置 ■避難誘導指示 ■児童の人数確認 ■不明児童の捜索 ■事件・事故対策本部シミュレーション  児童の保護者への引き渡しが終了した後,どのような対策・対応が必要なのか  それぞれの分担に分かれて話し合いを行います。 ■まとめ  本校の校舎は,平成13年(2001)年の事故を契機に改築されました。  本校に来られた方は,たくさんの防犯カメラや非常ブザーなどのとても充実した  設備を見て驚かれます。  しかし,設備が子供たちを  守ってくれるわけではありません。  教職員が高い意識を持ってこそ,初めて設備が活かされ  安全な学習環境が保たれます。  どれだけたくさんの不審者対応訓練を行っても,  訓練には限界があります。  だからといって,訓練をやめてしまってはいざというときに  私たち教員は,まったく子供たちを守ることはできません。  私たち教員にできることは,できる限り訓練の制度を  高めることです。  訓練の時に,  どれだけ必死になって走ることができるのか。  どれだけ必死になって声を出すことができるのか。  どれだけ必死になって見つからない子供を探すことができるのか。  どれだけ必死になって,負傷者に救急処置をできるのか。  訓練には想像力が不可欠です。  もし,自分の学校に不審者が入ってきたら,  もし,自分の大切な子供たちが不審者に傷つけられたら  このようなことを意識して,訓練を積めば  いざというときに,  子供たちを守ることができるかもしれません。  ただ,本当に安全な学校とは,  訓練の成果を発揮する場のない学校です。  不審者が入ってこなければ,不審者を取り押さえることも  いなくなった子供を探すことも必要ありません。  「不審者を学校に入れない。」  このビデオには写っていませんが,それこそが私たちが  一番大切にしていることです。 ■平成13年(2001年)6月8日  開いていたこの通用門から  侵入してきた暴漢によって  8名の児童の尊い命が奪われ  13名の児童と2名の教員が  負傷する事件が起こりました。  大阪教育大学附属池田小学校  撮影協力:大阪教育大学附属池田小学校