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会員コラム Vol.15

印刷用ページを表示する掲載日2022年4月8日

2022.4.26

Vol.15

「カーボン・サーキュラー・エコノミーを通じた地方創生の取組み」

株式会社エックス都市研究所は、2050年の脱炭素社会の実現を目指す潮流の中で、『環境、エネルギー・資源』『都市空間・地域社会』『途上国支援』の各領域の普遍的な社会的課題として、次の3つに焦点を当てています。

  • 温室効果ガス排出量実質ゼロを実現する持続可能な地球環境づくり
  • 人口減少や地方衰退が顕在化し、一方で、社会資本の更新・強靭化等が必要な国内における持続可能な都市・地域づくり
  • 人口爆発や貧困などを含む特にアジアを視野に入れたグローバルで持続可能な環境・都市づくり

これらの課題は、今後、ますます複雑・複層化し、解決が困難になっていくものと想定されますが、当社のこれまでの50年に渡る各領域の知見を活かし、『脱炭素社会の実現、持続可能な社会の構築』を目標として掲げ、「プランニング」「コンサルティング」「コーディネート」「エンジニアリング」「ネットワーク」の各ツールを駆使し、3つの課題に対する実現可能な処方箋をデザインすることに取組んでいます。

エリアデザイン

 

これらの具体的な取組みの1つとして、地域資源を地域内で最大限利活用し、地域経済の活性化や地域課題の解決を図ることを目的とした「地域循環共生圏」の構築に向けた計画策定や、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指すための「脱炭素地域戦略」の計画策定などの自治体の支援や、これらを実現するための技術やツールを持つ企業の事業化・実装化の支援に取り組んでいます。

社会や地域の抱える「ニーズ」と企業等が有する「シーズ」を『マッチング・コーディネート』する機能として、広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進協議会の活動の一助となれればと思います。

 

📌著者プロフィール

河野 有吾
株式会社エックス都市研究所
サステイナビリティ・デザイン事業本部 地域エネルギー戦略チーム 主任研究員
2004年の入社以来、資源循環や地域エネルギーの利活用などを主な事業領域として活動中。
他にも、ヨコハマSDGsデザインセンターの環境コーディネーターと一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所の客員研究員として、地域課題の解決のためのマッチング・コーディネートにも従事。

 

 

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