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インフルエンザ警報を解除しました

印刷用ページを表示する掲載日2020年5月15日

  広島県感染症発生動向調査による定点医療機関からのインフルエンザの報告患者数は,令和2年第8週(2月17日から2月23日)以降,県内のすべての保健所管内(7保健所)で,国立感染症研究所が示す警報継続基準値(定点当たり10)を下回ったものの,新型コロナウイルス感染症の発生状況等を勘案し,「インフルエンザ警報」の解除は見送っていましたが,令和2年4月10日,国が今シーズン(2019/2020)の発生状況の公表を令和2年第14週(3月30日から4月5日)をもって終了したことを受け,同日付けで令和元年12月19日に発令した「インフルエンザ警報」を解除しました。

広島県の今シーズン(2019/2020)の概要(令和2年4月5日現在)

  •  広島県では,令和元年10月31日に流行入り,11月22日に注意報発令,12月19日に警報を発令していました。
  • 流行のピークは,昨シーズンより5週間早い,令和元年第51週(12月16日から12月22日)でした。
  •  ピーク時の報告患者数は,例年の半数程度に留まり,警報開始基準(定点当たり30)以上となったのは,北部保健所管内のみでした。
  •  今シーズン検出されたインフルエンザウイルスは,AH1pdm09型及びB型(ビクトリア系統)が主流でした。
  •  報告患者数の年齢階層別では,例年と同様,15歳未満が全体の約7割を占めていました。
  • インフルエンザ様疾患で休校や学級閉鎖の措置を行った学校等の報告数は,令和2年第14週時点で延べ411件,最も報告数が多かった週は,令和元年第51週の60件でした。

 


 

広島県では次の基準により警報・注意報を発令しています。

  • 流行入り・・・県全体の報告患者数が定点当たり1以上となったとき
  • 注意報発令・・・県内いずれかの保健所管内の報告患者数が定点当たり10以上となったとき
  • 警報発令・・・県内いずれかの保健所管内の報告患者数が定点当たり30以上となったとき
  • 警報解除・・・県内のすべての保健所管内の報告患者数が定点当たり10未満となったとき

 

 

最近の流行状況

インフルエンザ報告患者数(令和2年第9週から令和2年第14週)

インフルエンザ過去5週

 全国の発生状況

  • 第13週の定点当たり報告数は0.27となり,前週の定点当たり報告数0.54よりも減少しています。
  • 都道府県別では,富山県(1.31),青森県(1.25),岡山県(0.98),岩手県(0.88)の順となっています。

◎全国のインフルエンザの発生状況については,こちらを御覧ください。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

広島県の発生状況

 第14週(3月30日から4月5日)の広島県全体の定点当たり報告数は,0.05(報告患者数6人)となり,前週(第13週)の定点当たり報告数0.20(報告患者数23人)よりも減少しました。

インフルエンザ5年

定点当たり報告数とは

  • 定点報告の対象となる五類感染症については,広島県が指定した医療機関(定点医療機関)から,1週間ごとに患者数が報告されます。(インフルエンザは115医療機関)
  • 定点当たり報告数とは,これらの定点医療機関からの報告数を定点医療機関数で割った値のことです。

保健所ごとの発生状況

 保健所別では西部東保健所が増加しましたが,西部・呉市保健所は横ばい,そのほかの保健所は定点当たり報告数が,前週(第13週)より減少しました。

インフルエンザ保健所別

インフルエンザ保健所別地図

インフルエンザウイルス検出状況

ウイルス検出状況

インフルエンザの予防,流行拡大防止の注意点など

インフルエンザとは

 インフルエンザは,インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。
 毎年流行して多くの患者が発生し,症状が重いことから,人の健康や社会に対する影響が大きく,一般のかぜ症候群とは区別して考えるべき疾病です。

  • ウイルスに感染すると数日の潜伏期間を経て,発熱(通常38℃以上の高熱),頭痛,全身の倦怠感,筋肉痛,関節痛などが突然現れます。併せて,普通のかぜと同じように,のどの痛み,鼻汁,咳などの上気道炎症状も見られますが,約1週間で治癒します。いわゆる「かぜ」に比べて熱も高く,全身に症状があらわれるなど症状が重いのが特徴です。
  • 特に高齢者や慢性疾患の患者は,肺炎などの合併症を併発し,症状が重篤となり,死亡する例もあるため注意が必要です。
  • 小児については,まれに急性脳症を伴うなど,重症になることがあるため,症状の経過をよく観察しておく必要があります。

感染経路

 患者の咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫(ひまつ))に含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」と患者の鼻咽頭分泌物に汚染されたタオルなどの物品を介する「接触感染」があります。

  • 感染者がウイルスを排出するのは,発症前日から発症後3~7日間程度と言われています。
  • 家庭内に患者がいる場合などは,この期間中は特に注意が必要です。
  • 鼻咽頭分泌物などに含まれるウイルスは,空気中では数時間感染力を保つといわれています。
  • インフルエンザの流行は広がりが速く,罹患率も高いため,感染経路をよく理解して予防対策を行いましょう。

予防,流行拡大防止の注意点

外から帰ったときなど,こまめに流水と石けんで「手洗い」をしましょう。

流水・石けんによる手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり,感染症対策の基本です。インフルエンザウイルスはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

効果的な手洗いの方法
  1. 時計や指輪をはずし,流水で手・手首をぬらす。
    【ポイント1】常にきれいな水で洗うため,溜めた水では洗わない。
  2. 石けんをつけて,よく泡立てる。
  3. 手のひらを合わせてよくこする。
  4. 手の甲を伸ばすようにこする。
  5. 指先,爪の間を入念にこする。
  6. 指の間,付け根もよくこする。
  7. 親指の周りをねじり洗いする。
  8. 手首を洗う。
    【ポイント2】洗い残しが多い指先,親指の付け根や手首などを特に入念に洗う。
  9. 流水で十分にすすぐ。
  10. ペーパータオルまたは清潔なタオルで拭き,完全に乾燥させる。
    【ポイント3】タオルなどの共用は絶対にしない。
  11. 水道の蛇口栓を手を拭いたタオルなどを使いとめる。
    【ポイント4】洗った手で水道の蛇口栓を触ると,再び手が汚染してしまいます。

咳エチケットを守りましょう。

咳エチケットとは
  • 咳・くしゃみが出たら,周りの方へうつさないように不織布(ふしょくふ)製マスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は,ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ,他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻水・痰などを含んだティッシュは,すぐにゴミ箱に捨てましょう。
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

重症化する恐れのある方で,予防接種をまだ受けられていない場合は,早めに予防接種を受けるようにしましょう。

  • インフルエンザに罹りにくくなり,罹っても症状が軽くなる効果があります。

室内は加湿器などを使って,適度な湿度(50%から60%)を保ちましょう。

睡眠をしっかりとり,バランスのとれた食事を心がけ,体力をつけましょう。

人が集まる場所への不必要な外出は避け,出掛けるときはマスクを着用しましょう。

症状などからインフルエンザが疑われる場合は,早めに医療機関を受診しましょう。特に,基礎疾患(腎臓疾患,心臓疾患,呼吸器疾患など)をお持ちの方や,妊婦,高齢者,乳幼児は合併症を起こしたり,重症化する恐れがありますので注意しましょう。

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