学生生活における歯周病予防啓発リーフレット
本県では,「広島県歯と口腔の健康づくり推進計画」において,8020の実現の取組の柱の一つとして,歯周疾患予防対策を重視しています。
そこで,歯の喪失の主要な原因である歯周病が急激に悪化する30代より前の学生に向け,歯周病予防について心がけてもらいたいポイントを集めた「学生生活における歯周病予防」リーフレットを広島県歯科医師会の協力を得て作成しました。
このリーフレットを参考にし,いつまでも食事を美味しく食べることができるよう,歯と口の健康に良い行動を実践してみましょう。
学生生活における歯周病予防リーフレット (PDFファイル)(5.74MB)
1 歯周病について
・歯周病とは,歯に付着した歯垢・歯石に潜む細菌が原因となり,歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。
・通常,30歳代からの罹患率が高くなり,40歳代後半からはっきりとした症状(歯が抜ける等)が出ます。
・近年,歯周病は,糖尿病・心臓病・肺炎等,全身の健康に悪影響を与えることがわかってきました。
・歯周病は,生活習慣病の一つであり,長い年月をかけて症状が悪化していくため,歯周病になる前から,歯周病予防を行うことがとても重要となります。
・20歳代でも,歯肉に所見がある人が見られますが,この段階では,痛み等の症状がないためそのままにされていることが多い傾向にあります。
2 若者(大学生等)の特徴
・「生活リズムの変化」「人付き合いの多様化(飲酒・喫煙の機会の増加)」 「食生活の変化」など,歯の健康に悪影響を及ぼす機会が増加します。
・高校を卒業すると,学校における歯科健診がなくなるため,歯と口腔の状態を意識する機会が少なくなります。
3 学生のみなさんへのお願い
年を重ねてから,後悔をしないよう,毎日,お口の手入れを行いましょう。
お口の手入れは,セルフ(自らの)ケアとプロフェッショナル(歯科医による)ケア
・セルフケア ~ 歯周病予防の基本は,正しい歯みがき。歯ブラシだけでなく,歯間ブラシやデンタルフロスなど補助用具も利用しましょう。
・プロフェッショナルケア ~ かかりつけ歯科医院を持ち,毎日の歯みがきだけでは落とすことができない歯垢・歯石を,定期的に取り除いてもらいましょう。
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