カテゴリー定義
印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日
新カテゴリー
区分及び基本概念 | 要件 | 参考: (旧カテゴリー) | |
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絶滅(EX) 広島県ではすでに絶滅したと考えられる種 (動物では種及び亜種,植物では種,亜種及び変種) | 過去に広島県に生息したことが確認されており、飼育・栽培下を含め、広島県ではすでに絶滅したと考えられる種 | (絶滅種) | |
野生絶滅(EW) 飼育・栽培下でのみ存続している種 | 過去に広島県に生息・生育したことが確認されており、飼育・栽培下では存続しているが、広島県においては野生ではすでに絶滅したと考えられる種 【確実な情報があるもの】 (1) 信頼できる調査や記録により、すでに野生で絶滅したことが確認されている。 (2) 信頼できる複数の調査によっても、生息・生育が確認できなかった。【情報量が少ないもの】 (3) 過去50年間前後の間に、信頼できる生息・生育の情報が得られていない。 | - | |
絶滅危惧I類(CR+EN) 絶滅の危機に瀕している種 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合,野生での存続が困難なもの。 | 次のいずれかに該当する種 【確実な情報があるもの】 (1) 既知のすべての個体群で、危機的水準まで減少している。 (2) 既知のすべての生息・生育地で、生息・生育条件が著しく悪化している。 (3) 既知のすべての個体群がその再生産能力を上回る捕獲・採取圧にさらされている。 (4) ほとんどの分布域に交雑のおそれのある別種が侵入している。 【情報量が少ないもの】 (5) それほど遠くない過去(30年~50年)の生息記録以後確認情報がなく、その後の信頼すべき調査が行われていないため、絶滅したかどうかの判断が困難なもの。 | (絶滅危惧種) | |
絶滅危惧II類(VU) 絶滅の危険が増大している種 現在の状態をもたらしている圧迫要因が引き続き作用する場合,近い将来「絶滅危惧I類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。 | 次のいずれかに該当する種 【確実な情報があるもの】 (1) 大部分の個体群で個体数が大幅に減少している。 (2) 大部分の生息・生育地で生息・生育条件が明らかに悪化しつつある。 (3) 大部分の個体群がその再生産能力を上回る捕獲・採取圧にさらされている。 (4) 分布域の相当部分に交雑可能な別種が侵入している。 | (危急種) | |
準絶滅危惧(NT) 存続基盤が脆弱な種 現時点での絶滅危険度は小さいが,生息・生育条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの。 | 次に該当する種生息状況の推移からみて、種の存続への圧迫が強まっていると判断されるもの。 具体的には、分布域の一部において、次のいずれかの傾向が顕著であり、今後さらに進行するおそれがあるもの。 a個体数が減少している。 b生息条件が悪化している。 c過度の捕獲・採集圧による圧迫を受けている。 d交雑可能な別種が侵入している。 | (希少種) | |
情報不足(DD) 評価するだけの情報が不足している種 | 環境条件の変化によって、容易に絶滅危惧のカテゴリーに移行し得る属性(具体的にはつぎのいずれかの要素)を有しているが、生息状況をはじめとして、ランクを判定するに足る情報が得られていない種 aどの生息・生育地においても生息・生育密度が低く希少である。 b生息・生育地が局限されている。 c生物地理上、孤立した分布特性を有する(分布域がごく限られた固有種など)。 d生活史の一部または全部で特殊な環境条件を必要としている。 | - |