文章生成AI利用ガイドラインの策定について
この取組の一環として、令和6年7月から「文章生成AI」の職員利用を開始しました。
運用開始に当たり、取り扱う情報を適切に管理するため、広島県情報セキュリティポリシーを踏まえ、職員が利用する際に注意すべき基本的事項を定めた「文章生成AI利用ガイドライン」を策定しました。
生成AIの利用に当たっては、本ガイドライン及び広島県情報セキュリティポリシーに基づき、適切に取り扱うこととしています。
1 生成AIの概要
(1)生成AIとは
生成AIとは、指示した内容に対し、学習データから関連する情報を取り出し、新しい文章や画像、動画、音声などを生み出すことのできる技術です。
人間の作業やアイデア出しなどをサポートするツールとして活用が期待されており、人間の創造性を高め、生産性を向上させることが期待されています。
(2)本ガイドラインの対象
本ガイドラインは、生成AIに対してプロンプト(指示・質問)を与え、文章を生成する「文章生成AI」のみを対象としています。
2 本ガイドラインの概要
生成AIには、業務の効率化や行政サービスの向上のための、多様な活用策がある一方、情報漏えい、他者の権利の侵害、不正確な情報の発信などの課題があります。
これらの課題に対応するため、本ガイドラインにおいて、次のとおり定めています。
【ガイドラインのポイント】
(1) プロンプト(指示・質問)入力の際
個人情報等は入力しない。
(2) 生成AIが生成した文章(生成物)を利用する際
不正確な情報等が含まれていないか、十分に確認すること。
(3) 利用上の責務
利用に伴う責任は、全て県に帰属することを認識し、各所属で適切に判断し利用すること。
3 対象業務
運用を開始するのは、「文章」を生成するAIです。
業務遂行上、次のような事務に効果が期待できます。
【有効性が見込まれる事務】
・文章の生成・校正(説明資料の作成、メールの返信文作成、誤字脱字チェック等)
・情報の抽出(要約、表題の作成、キーフレーズの抽出、アンケート分析等)
・アイデア創出(テーマ・論点出し、企画の視点拡張等)
・問題作成(FAQの作成等)
・業務改善策の提案(Excelマクロコードの生成・解釈、業務手順書の作成補助等)
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