簡単低コスト!柑橘果皮ペースト製造法
印刷用ページを表示する掲載日2020年11月24日
新技術の概要
広島県では柑橘栽培が盛んで,広島県北部ではゆずが生産されています。ゆずの果汁はジュースやポン酢に利用されますが,副産物である果皮の有効利用が課題となっています。
そこで,食品工業技術センターでは,副産物の処理コストを減らし,生産設備への投資コストを抑えながら,柑橘果皮ペーストを製造する方法を開発しました。
この方法では,冷凍果皮に少量の酵素液を加え,冷蔵庫に低温で静置し,裏ごしをするだけでペーストが得られます。
柑橘果皮ペースト製造工程(ゆず果皮の例)
新技術のポイント
○ 取組みやすい簡易な方法!
一般的な冷凍冷蔵庫,加熱装置で製造可能なため,特別な設備投資は不要です。
○様々な柑橘果皮のペースト化が可能で,菓子やドレッシングなどいろいろな製品に利用できる!
製品例:ゆず果皮ペーストを使用した食パン,アイスクリーム(ペースト15%配合)
ペースト状なので,均一に混合できます。
ゆずのさわやかな香り,ゆずの味が感じられます。
柑橘果皮ペースト作製例
ご連絡をお待ちしています
柑橘果皮ペーストの製造については,当センターに様々なノウハウがあります。
柑橘果皮ペーストの製造技術を習得されたい,関心がある,という方は,是非お気軽にお問い合わせください。