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犬猫の保護・引取り等の現状

印刷用ページを表示する掲載日2021年5月31日

令和2年度の数値は速報値につき,今後訂正が行われる可能性があります。

環境省への報告に合わせ,令和2年度から死体収容の数値を除く数値となります。

保護・引取頭数の推移

保護引取り頭数の推移

 広島県動物愛護センターは昭和55年(1980年)4月に開所しました。開設した初年度は犬猫合わせて23,166頭もの動物を収容していました。

 現状として,広島県では過去に比べて大幅に収容頭数は減少していますが,まだまだ収容頭数は多い状況です。

保護・引取の内訳 (令和2年度)

保護・引取の内訳

 令和2年度の保護・引取の内訳です。収容した犬猫のうち,8割以上が野良犬・野良猫であり,これらを減らすことが当センターの大きな課題となっています。特に他県に比べて広島県は野良犬が多く,犬の収容頭数が猫の収容頭数を上回っています。

 飼い主さんからの引取は,平成25年度の動物の愛護及び管理に関する法律の改正により,終生飼養の原則に反する場合は拒否できるようになりました。そのため,それ以前と比べ飼い主さんからの引取りは大幅に減少しています。

 ただし,まれに多頭飼育崩壊事例があり,引取頭数が件数に対して多くなることがあります。

 また,「首輪をつけている」,「明らかに人に慣れている」など,迷子である可能性が高い犬猫は,HPに掲載することなどにより,広く飼い主探しに努めています。

犬(野良・迷子)の市町別保護・引取状況

犬の市町村別保護引取状況

 ※迷子の犬の収容頭数は全体の5%~10%程度のため,これはほぼ野犬による頭数となります。

 市町別の犬の保護・引取状況を見ていくと,市町別の偏りが大きく,特に尾道市と東広島市が多いことがわかります。また,府中市や三原市も多いことがわかります。

 多くの野犬が見られる場所には,ほとんどの場合で付近に無責任に餌を与える人がおり,数年前にはほとんど野犬が見られなかった地域でも,無責任な餌やりによって野犬が集まり,繁殖していることがあります。

 当センターでは,野犬の保護作業に加えて,野犬が増える主な原因となっている無責任な餌やりに対する指導も行っています。

猫(野良・迷子)の市町別保護・引取頭数

猫の市町別保護・引取頭数

 ※迷子の収容頭数は全体の5%~10%程度のため,ほぼ野良猫による頭数となります。

 次に,市町別の猫の保護・引取状況を見ていくと,犬に比べて市町別の偏りは小さいですが,尾道市,東広島市,三原市が多いことがわかります。

 野良猫については,ガイドラインに沿った地域猫活動に対して無料で不妊去勢手術を実施する制度を設けるなど猫を増やさないための支援を行っています。

保護・引取後の措置 (令和2年度)

保護・引取り後の措置

 現在,当センターに収容した犬猫の大部分を動物愛護団体や個人ボランティアへ,団体譲渡しています。

 個人譲渡は当センターから直接個人の方へ譲渡した犬猫の頭数であり,この個人譲渡を増やすことが当センターの目標となっています。

 このために,HPでの広報やマイクロチップ装着,トライアル制度の導入などの工夫を行っています。

 また,迷子として収容した犬猫をもとの飼い主に返還しています。

殺処分頭数の推移

広島県における殺処分頭数の推移

 現在,多くの動物愛護団体や個人ボランティアのご協力をいただいているおかげで,平成28年度から現時点まで,炭酸ガス処分機を用いた殺処分は行っていません。

 当センターには,交通事故で負傷したり野外で病気になった犬猫が瀕死の状態で収容されることも多く,当センターの獣医師が回復困難と判断した場合は痛みや苦しみを取り除くため,薬物注射による安楽死を行うことがあります。

殺処分の内訳 (令和2年度)

殺処分の内訳

 令和2年度の殺処分頭数の内訳です。

 環境省の殺処分の3分類に基づき,当センター収容中に自然死したものも殺処分頭数として計上しています。(表のマル3)

 表のマル1が治癒見込みがない病気や攻撃性がある等「譲渡することが適切でない (PDFファイル)(140KB)」犬猫の殺処分頭数になります。

 表のマル2は収容頭数の限界など,マル1以外の理由での殺処分頭数であり,当センターでは多くの動物愛護団体や,個人ボランティアによる団体譲渡等のご協力をいただいていることもあり,この分類での殺処分はありません。

不幸な犬猫の減少に向けた取組(主なもの)

不幸な犬猫の減少に向けた取り組み

 犬猫の保護・引取等の現状を踏まえて,当センターは「野良犬・野良猫対策」及び「返還・譲渡促進対策」を優先して取り組んでいます。

 野良犬対策としては,無責任な餌やりに対する指導や,子犬を優先した保護作業(保護しやすく,譲渡されやすい),保護機等の貸し出しなどを行っています。

 野良猫対策としては,地域猫活動の推進による野良猫を増やさないための対策を行っています。

 譲渡については,ホームページの譲渡情報の充実などにより個人譲渡を促進するとともに,団体譲渡が特定の団体に偏らないように取り組んでいます。

野良犬・野良猫を生み出さないための県民の取組

野良犬猫を増やさないための県民の取組

 野良犬・野良猫を生み出さないために,行政だけで行えることは限られています。

 大切なのは県民の皆様一人一人の心掛けです。

 今日からできる対策として,「飼い主の皆様には終生責任をもって飼うこと」,「屋内飼育をすること」,「不妊去勢手術をして飼うこと」があげられます。

 また,野良犬・野良猫に餌を与えている人は,その結果として生まれてくる子犬や子猫に自分で責任を持てるかよく考えていただき,「自分で飼う」,「里親を見つかるまで探す」などの責任を持てないと思う場合は餌を与えるのはやめるべきです

 野良犬・野良猫に無責任に餌だけを与えないこと立派な動物愛護です。

野良猫の引取り希望者から聞き取った餌やり者の状況 (令和2年 8月~10月)

R2 餌やり割合

 この表は,野良猫の引取希望者から聞き取った餌やり者の状況です。「誰か野良猫に餌を与えている人がいますか?」との問いに対して,餌やり者が誰であるか判明したケースが41%,判明しなかったケースが59%でした。

 餌やり者が判明したケースの内訳をみると,野良猫の引取り希望本人がその猫もしくはその子猫の親猫に餌を与えているケースが63%もありました。

 とても残念なことですが,このように,野良猫に餌を与えている本人がセンターに引取希望の連絡をしてくるケースが非常に多くみられます。

地域猫活動の不妊去勢手術実施制度

地域猫制度紹介

 最後に,不幸な野良猫を減らすための手段として地域猫活動を紹介します。

 地域猫活動とは,不妊去勢手術を行い,地域で責任をもって餌やりやトイレの管理をおこなうことにより,猫による迷惑を防止し,緩やかに野良猫を減らすための活動です。

 広島県では,野良猫による迷惑問題や不幸な野良猫を減らすための対策として地域猫活動を推進しており,「広島県地域猫活動ガイドライン (PDFファイル)(830KB)」に基づき,県に申請し承認された地域猫に対して無料で不妊去勢手術を実施する制度を設けています。

 詳しくは「地域猫活動のホームページ」をご確認ください。

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