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第22回「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」(25.07.07 福山市)

印刷用ページを表示する掲載日2013年7月1日

 平成25年度 第22回県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」を,次のとおり福山市において開催しました。 

福山市チラシ

1 開催日時

 平成25年7月7日(日曜日) 13時30分から14時40分まで

2 開催場所

 広島県福山庁舎 : 福山市三吉町1-1-1

3 内容

取組現場の訪問

訪問先内容

草戸の歴史を愛する会

(国宝「明王院」本堂・五重塔)

○歴史的な魅力が高い草戸地区において,国宝
「明王院」本堂・五重塔を活用した地域活性化に
取り組む。
○看板・パンフレットの制作や散策道の整備など
により,郷土の歴史を発掘し,守り,形として残し,
広く市内外に発信している。
○明王院門前市を開催。(平成25年5月)

中心市街地の活性化活動
「フクノワ」

(エフピコRiM 1F)

○中心市街地を,かつての賑わいのある空間に
再生するため,まちなかに賑わいを生むための
市民活動「フクノワ」を開催。(平成24年12月)
○「空き店舗」「大型施設」「通り」「広場」「情報
発信」の5チームに分かれ,独自の活動を展開。
仲間を増やすことで活動の「ワ」を広げている。
○第2回「フクノワ」を当日開催予定。

 草戸の歴史を愛する会

明王院

  国宝「明王院」の本堂,五重塔を訪れ,建立されて約400年以来,初めて一般開放された書院・庫裏の内部を見学しました。

中心市街地の活性化活動「フクノワ」

フクノワ

 エフピコRiMで開催されていた「フクノワ」イベントを訪れ,ポスト・イット・アートなどに参加しました。

県政知事懇談会

懇談会

◆湯崎知事による挨拶

知事挨拶

◆地域住民の方(4組)による『私の挑戦』の発表

 福山市在住で,あらかじめ選定した方に「人づくり」「新たな経済成長」「安心な暮らしづくり」「豊かな地域づくり」等の分野の取組について発表していただきました。

名前・職業等 取組内容 テーマ

貝田哲郎(かいたてつろう)さん

熊野学区ふれあい広場
「クローバー」会長

○高齢者達が買い物に困る「買
い物難民」対策として,地元住民
が運営する熊野学区ふれあい広
場「クローバー」をオープン。
(平成24年7月)
○食品や雑貨などを販売。店内
では地域情報も紹介し,住民同
士のつながりを深める場としても
機能。住民のまちづくり拠点を目
指している。

「ピンチをチャンスに変える
まちづくり」

浜井正雄(はまいまさお)さん
廻野明倫(かいのあきのり)さん
福田侯子(ふくだきみこ)さん

若草会会長
若草会事務局長
若草会副会長

○耕作放棄地を再生後,東村小
学校・東村保育所の農園として,
農業体験に活用。
○野菜や米を栽培する地域グル
ープ「若草会」を設立し,そこで出
来た米や野菜を小学校・保育所
へ給食食材として納入する取組
を行なっている。

「地元児童に安心安全な
食べ物を~若草会の
地産地消活動~」

村上樹(むらかみたつき)さん
中川舞奈(なかがわまいな)さん

県立松永高等学校2年生

○地域に愛される松永高校生を
目指し,積極的に地域行事等へ
ボランティアで参加。
○「ゲタリンピック」では,こどもイ
ベント広場を運営。
○学校周辺の,カーブミラーを磨
く「カーブミラーピカピカ大作戦」
を実施。

「かわいがられ,地域貢献
できる人材を目指して」

宮本一希(みやもとかずき)さん
福山市立福山中学校3年生

○外交官志望。英会話・中国語
を習得中。
○中国語では,第5回「漢語橋(か
んごきょう)」世界中高生中国語
コンテスト西日本地区予選大会
で奨励賞受賞。その成果を試す
ため北京教育交流訪問(福山市
主催)に参加し,行動力・社会性
を高めている。

「夢の舞台に向かって」

福山市発表者

 

熊野学区ふれあい広場「クローバー」会長 貝田哲郎さん
「ピンチをチャンスに変えるまちづくり」

貝田さん

●貝 田 
 私たちの住む熊野町は,少子高齢化,農業の後継者不足など様々な問題を抱える中,スーパーが5年前に撤退し,追い打ちをかけるように地域のバス路線の廃止,唯一の情報伝達である農協放送もなくなり,まさにピンチな町となってしまった。買い物はもちろん,福祉,医療関係などの生活サービスが十分に享受できない中,私たちのまちは私たちで守っていこう,ピンチこそチャンスということで,住民が集えるサロンの機能,そして買物の不便を解消するスーパーの機能を持った広場「クローバー」を開店した。
 サロンとしては,老若男女誰でも平等に,自由にふれあえる場所にしたい。さらにまちづくり推進の拠点として,情報交換・発信の場にしたい。一方で,スーパーとしては,買い物の不便を解消していこうと考えた。
 「クローバー」の運営は,ボランティア団体や学校の協力も得て,まず人のため,自分のため,世のために汗を流して絆を深めるとともに,身を切り,本当に懸命に働こうじゃないか,という合い言葉で,現在,平均年齢69歳のスタッフ28人,老いてますます新しいものに挑戦するという,まさに老後の初心でやっている。
 今後のビジョンとしては,住民が本当にありがたいと思える,住みにくいという負の遺産を残さない,熊野ならではのオリジナルな魅力のある,そして,高齢者も外へ出て社会参加をするような,本当に温かいと思えるまちづくりを進めていきたい。まずは,広場の機能を充実し,本当に強固な絆づくり,安心・安全なまちづくり,そういうネットワークの役割をしていきたい。
 経営は非常に厳しいが,行政の補助金頼み,ボランティア任せ,あるいはイベントばかりではなく,経営力を身につけ,ヒト・モノ・カネ・情報などの充実を図っていきたい。
 そして,せっかく我々が掘り起こして探し当てた宝物の「クローバー」を,後から来るものによき財産として渡したい。順風満帆のときばかりではないが,我々が頑張って磨いていき,皆さんから注いでいただいた期待の光を受け,我々もそれを返せるように光っていきたい。
○知 事 
 行政もその一つだと思うが,地域の力でいろいろな人を巻き込んでいく。それによって,地元の宝ができて,それをこれからどんどん磨いていくというお話。この活動を続けたら,きっと熊野の活性化につながっていくのではないかと感じた。 

若草会会長 浜井正雄さん・事務局長 廻野明倫さん・副会長 福田侯子さん
「地元児童に安心安全な食べ物を~若草会の地産地消活動~」

若草会

●浜井・廻野・福田 
 
数少ない小学生の子どもたちを健康に育ててもらいたいという願いから,野菜づくりをしている生産者で学校給食に食材を届けようと,若草会が発足した。安心・安全・新鮮をモットーに,小学校給食に野菜を納めることに心意気を感じている。活動の拠点として,学校の近くにある約30アールの耕作放棄地を整備し,20アールで米づくり,10アールで野菜をつくる計画を立て,学校農園とした。
 米づくりは,会員が先生を行い,小学校,保育所のみんなで一斉に田んぼに入って田植えを行う。昔ながらの田植えと,近代的な田植機による田植えを同時に体験する。10月初旬には稲刈りが始まる。みんなで力を合わせ,刈り取った稲は束ねて乾燥する。コンバインの近代的な稲刈りも併せて体験する。昔ながらの田植えと機械を使った近代農業と両方体験することで,将来,地域の担い手になってくれればと,かすかな願いを持っている。
 学校に届ける野菜は,新鮮で安全で安心なものでなければならない。しかし,実際につくってみると,土づくり,肥料の選択,害虫防除,天候など,あらゆることを気にしながらつくる難しさを感じた。家庭で食するときには何気なくつくっていたが,学校へ納める商品としてふさわしい,規格にあてはまるものが思うようにつくれない。そこで,福山市,JAの協力を得て,栽培についての講習を受けるなどして,資質の向上に努めている。最初はサツマイモから始まり,会員の増加により,現在では27品目余りを納めるようになった。
 子どもと一緒に学校給食や新米を祝う会などに招待してもらうなど,交流機会を設けていただいている。給食をお弁当箱に詰めようという催しでは,栄養士さんから栄養素や地元の野菜のよさなどを勉強し,お弁当箱に彩りよく詰めて,一緒に食べた。
 野菜やお米を通して農業の大変さと収穫の喜び,作物への愛情やモノの命の大切さを学び,人間の体づくりのもとになることを確認してくれることが私たちの願い。そのために,新鮮で安心・安全な食材を納めていけることに喜びと生きがいを見つけ,それを糧に頑張っていきたいと思う。
○知 事 
 
子どもたちにも参加してもらい,自分たちで自分の食べるものをつくるというのは,すごく理解できると思う。皆さんが学校へ行って,子どもたちとそれを使った給食を一緒に食べるというのも,すごくいい交流。考えるだけではなく,若草会の皆さんが実際にやり始めることでつながりが広まっているように感じた。

松永高等学校2年生 村上樹さん・中川舞奈さん
「かわいがられ,地域貢献できる人材を目指して」

松永高校

●村上・中川 
 
私たちは,地域の役に立つために,かわいがられる人材になるというチャレンジを行っている。そのために,「あ・じ・み」の実践をしている。
 「あ」はあいさつを意味する。学校の昇降口で,毎朝先生と生徒があいさつを交わしている。昇降口川柳と呼ばれる後輩へメッセージを伝えるホワイトボードも置いてある。1年生は,ガイダンスウィークで礼儀作法をきちんと学ぶ。松永高校の問題行動も,今では10分の1に激減していている。
 「じ」は時間を意味する。日々の授業で時間を守ることを実践している。当たり前のことを当たり前にきちんとするためには,落ち着いた環境も大切なので,全員で注意を払っている。
 「み」は身だしなみを意味する。制服をきちんと着こなしている。
 地域の人とのつながりを重視した具体的な取組として,「ゲタリンピック」と呼ばれる祭りにボランティアとして参加している。校内外大掃除では,学校に通う途中で生徒が被害者になったり,地域の方が加害者になったりすることがないように,カーブミラーぴかぴか大作戦を行った。また,松永高校では,2年生全員が職場体験を経験する。地域の企業の方々の協力のおかげで,大変充実した経験をすることができた。
 私たちが理想とする姿。それは,「ルールを守る」,「マナーを守る」,「日本の心を実践する」ことです。日本の心とは,自然への畏敬の念だと考えている。そこで,環境保全のために歩くごみ箱という活動を行いたいと思っている。駅前やコンビニの周辺などで「ごみ」の分別を呼びかけながら歩くことで,地域の人とのコミュニケーションをとりながら,環境保全活動ができると考えている。
 これからも様々なチャレンジを行っていき,松永で多くのことを学び,社会に貢献できるような人間になれるよう高校生活を充実させていきたいと考えている。
○知 事 
 地域に溶け込んで活動して,しっかりと勉強して,ルール,そしてマナーを守って,日本の心をはぐくむという皆さん,本当に頼もしい限りだと思う。

福山市立福山中学校3年生 宮本一希さん
「夢の舞台に向かって」

宮本さん

●宮 本 
 
僕の将来の夢は外交官になること。外国語に興味を持っていて,中国語や英会話を習っている。レッスンはとても楽しく,充実したものになっている。
 夢に向かって頑張っていることが三つある。一つ目は,学力の向上。物事を正しく理解し,適切に判断する能力を身につけるためには,勉学に励むことが最低限必要なこと。今の勉強が高校,そして大学へとつながるため,最後までやりきるようにしている。二つ目は,政治,国際情勢をよく知ること。日本の動き,外国の様子を知ることは,外交官になるためには欠かせない。三つ目は,外国語を使ってのコミュニケーション能力の向上。相手とよいコミュニケーションをとることができれば,互いによい印象を持ち,親しい関係をつくることもできる。
 学校内外でたくさんのことにチャレンジしている。学校内では,校内レシテーションコンテスト(英語の暗唱大会)で,友だちと二人で寸劇の部に参加し,シナリオを考え,助け合って演技をした結果,優勝することができた。遠足ではJICA中国を訪問し,青年海外協力隊の方々から話を伺った。発展途上国を日本がどのように支えるべきなのか。自分には何ができるのかを考えさせられた。
 学校外では,自分の中国語の実力を試すため,漢語橋世界中高生コンテスト西日本大会にエントリーした。スピーチでは,中国語のおもしろさや日本と中国の交流について話し,実技部門では切り絵をした。最年少で出場し,努力した結果,奨励賞をいただくことができた。また,福山市北京教育交流訪問団に参加した。中国の学生の学習意欲はとても高いことがわかり,僕も将来を担う者として負けてはいられないと感じた。福山市子ども議会にも参加した。
 これからの挑戦。一つ目は,オーストラリアでのホームステイ。英語をより磨き上げるため,本場の英語とふれあいたいと思う。二つ目は,広島県学生中国語コンテストのエントリー。前回のコンテストよりもよい成績が取れるように,より一層の努力をする。
 たくさんの人々の支えにより,多くの体験をさせてもらえている。応援があるからこそ頑張れ,挑戦することができた。その恩に報いるためにも,感謝の心を忘れずに,夢に向かって自分の道をまっすぐに進んでいく。
○知 事 
 
外交官になりたいという夢をしっかりと持ち,頑張ることができるというのは本当にすばらしいことだと思う。これからの福山を,そして広島県を,また,日本国を背負って立ってくれるのではないかと思う。

◆知事まとめ

4 傍聴者

 約130名参加

5 その他

 懇談の模様を録画でご覧いただけます。
 こちら(インターネット放送局)からご覧ください。

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