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第17回「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」(25.04.21 熊野町)

印刷用ページを表示する掲載日2013年3月4日

 平成25年度 第17回県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」を,次のとおり熊野町において開催しました。 

チラシ

1 開催日時

 平成25年4月21日(日曜日) 13時30分から14時40分まで

2 開催場所

 熊野町民会館 : 安芸郡熊野町中溝1-11-2

3 内容

取組現場の訪問

 

訪問先 内容

筆の里スポーツクラブ内バドミントンクラブ

<熊野町民体育館>(熊野町川角)

○バドミントンによる健康増進を目指すとともに,
地域間交流による技能習得や親睦を図っている。
○町民体育館主催の筆の里スポーツクラブで,
ボランティア指導者として指導育成したり,町民
参加のスポーツ大会にボランティアスタッフとして
参加し,大会を支えている。

馬上酒造場

(熊野町城之堀)

○脱サラ後,杜氏の資格を取得し,創業明治26年
以来百余年の歴史を持つ,熊野町唯一の造り酒
屋を継ぐ。
○夫婦2人で昔ながらの手作りで醸造する,銘柄
「大号令」は広島産の酵母,酒米を使用するなど,
「地産地消」を体現。町内外に根強いファンを持つ。

 筆の里スポーツクラブ内バドミントンクラブ

スポーツクラブ

  熊野町民体育館を訪問し,熊野町バドミントン連盟主催のミックス(男女混合)大会を観戦しました。

馬上酒造場

馬上酒造場の写真

 馬上酒造場を訪問し,建物内を見学した後,広島産の酵母,酒米を使用されている「大号令」を試飲しました。

県政知事懇談会

熊野町懇談会 

◆湯崎知事による挨拶

 知事挨拶

◆地域住民の方(4組)による『私の挑戦』の発表

 熊野町在住で,あらかじめ選定した方に「人づくり」「新たな経済成長」「安心な暮らしづくり」「豊かな地域づくり」等の分野の取組について発表していただきました。

名前・職業等 取組内容 テーマ

實森将城(さねもりまさき)さん

實森誠実堂(毛筆製造業)

○大学卒業後,家業を継ぎ,筆職人となる。
 (4代目)
○百余年続く筆作りの技術を引き継ぎながら,
時代に合わせたより良い筆作りへの進化を目
指す。
○伝統工芸士に認定される。(H25.2.25)

「伝統的工芸品
熊野筆の伝承について」

大歳千絵(おおとしちえ)さん

NPO法人熊野健康スポーツ振興会職員

○熊野町におけるスポーツ振興,生涯スポーツ
の発展,子どもの体力向上を目的とし,様々な
イベントやスポーツ教室の企画運営を行う。
○保育の経験を生かして,親子体操の教室を
開催するなど,子育て世代の地域コミュニティ
の活性化を目指す。
「地域で子育て」

平田海(ひらたうみ)さん
三島萌(みしまもえ)さん
中村みさと(なかむらみさと)さん

県立熊野高等学校3年生,2年生

○筆の里工房と共同して学習や研修を行い,
独自に「熊野筆検定」の問題を作成し,その検
定合格者数の日本一を目指す。
○卒業後も熊野筆を愛し,情報を発信していく
熊野筆応援団になることを目指す。

 

内野弘毅(うちのひろき)さん
内藤智也(ないとうともや)さん 

熊野町立熊野中学校3年生
熊野町立熊野東中学校3年生

○伝統文化を生かした音楽と舞踊を組み合わ
せた熊野中学校の「組曲 筆の都」と熊野東中
学校の「東中ソーラン」を学校の宝・伝統とし,
3年間かけて生徒が継承。
学校行事や地域イベント等で成果を発表して
いる。

「先輩からの継承の苦労,
地域の人々や
ふるさと熊野への思い」
-「組曲 筆の都くまの」
「東中ソーラン」-

熊野町発表者

實森誠実堂 實森将城さん
「伝統的工芸品 熊野筆の伝承について」

實森さん

●實 森
 
熊野筆は江戸時代の末期に始まり,現在までずっと続いてきている。現在は,書筆,画筆,化粧筆,すべてにおいて全国シェアの80%以上を熊野で生産している。熊野の筆に携わっている方は2,500人,これは熊野の人口の10分の1に当たる。 
 實森誠実堂は明治40年に創業し,私は4代目となる。平成9年,大学を卒業してすぐに祖父に弟子入りした。始めたころは本当に大変だった。筆がつくられている現場は見ていたが,実際に自分でやってみるとすごく難しく,何でこんな道に入ったのかと何度も思ったが,頑張って毛と格闘してきた結果,このたび伝統工芸士の試験を受け,合格することができた。今後は伝統工芸士として動く場面も増えてくる。そういうところで少しでも熊野筆を盛り上げていければいいと思っている。
 書道用の普通の筆や特大筆といった定番商品のほか,書道パフォーマンス等でよく使われている,特殊筆(軸が分裂するようにできているもの)や,筆ストラップ,赤ちゃんだけでなくペットの毛でつくる誕生記念筆なども製造している。また,最近多くなってきた,筆の修理とリメイクの要望にも応えている。
 日頃は注文いただいた筆,定番商品をつくっているが,自分の好きな筆,つくってみたい筆で腕試しをしたいと思い,伝統的工芸品公募展や大阪工芸展に出品している。入選どまりだが,入賞を目指して頑張って,これからも出品し続けようと思っている。
 先日,熊野筆を愛好されている方から,「私ごとですが,タイトルを書いた映画がカンヌ国際映画祭に入選しました。世界が舞台(笑)頑張ります。」というコメントが来た。熊野筆で書かれたのだと思うが,熊野の筆が世界に出たように感じ,本当にうれしく思った。
 これからも,何事にもチャレンジ!やりたいことがたくさんある。海外向けにインテリアとしての筆をつくる,競走馬の記念筆をつくる,誰もしたことがない筆の個展をしてみたいなど,きりがない。ちょっとずつ実現できるよう頑張っていきたい。
○知 事
 伝統を守るだけでも大変だと思うが,さらに新しいものを開拓して広げていくことによる競争もあっていい,という考えで取り組まれているところに共感を持つ。考えるだけではなく,実際に取り組まれることによって変わっていく。實森さんのような方が一人,二人と増えることにより,熊野の筆産業も続いてつながっていくのかなと感じる。まだまだ活躍いただける時間が長い。熊野筆の将来も楽しみだと感じた。筆の個展も実現していただきたい。

NPO法人熊野健康スポーツ振興会職員 大歳千絵さん
「地域で子育て」

大歳さん

●大 歳
 
NPO法人熊野健康スポーツ振興会の筆の里スポーツクラブの事務局に勤務し,スポーツイベントやスポーツクラブの運営に携わっている。3年前,1年半前に二度の育児休暇をとり,昨年職場復帰し,育児と仕事の両立に毎日大奮闘している。
 筆の里スポーツクラブは,現在,千人を超える会員が登録をしている。年齢層は幅広く,1歳から93歳の方まで,自分自身に合ったスポーツを行い,日々健康の増進に励んでおられる。私は幼児体操と親子体操の指導に携わってきた。「親子の触れ合いを大切に」を心がけ,子どもたちの笑顔や元気に走り回る姿が見たいと思って活動している。二度目の育児休暇のとき,当時2歳の娘と一緒に,「親子遊び」教室に生徒として参加し,このクラブの大切さを再認した。子どもだけではなく,私自身も同じ年齢の子どもを持つお母さんたちと情報交換や悩み相談ができ,とても気分転換になった。顔見知りの人が町内に増えることで,外出もとても楽しくなった。この教室がコミュニケーションの場となり,参加している親子の心を明るくしてくれる場になっていると感じた。
 5月から新しい教室として,育児中のお母さんを対象にした「ママヨガ」の開催を考えている。この教室は託児付きで,有資格者の方以外に,筆の里スポーツクラブの会員さんにボランティアで託児をお願いしようと考えている。普段接点のないベテランママとの交流が生まれ,地域の目で子どもを守ってもらうことができると思っている。
 試行錯誤しながら手探りでの活動にはなるが,子育て世代を対象とした企画をどんどん考えていきたいと思っている。併せて,世代を超えた交流を行って,地域のみんなで子育てのしやすいまちづくり,環境づくりを目指しチャレンジしていきたいと思う。
○知 事仕事として企画に携わっていらっしゃるが,自分の経験を使い,ママに笑顔が浮かぶようなことを実際にされるということで,これから楽しみだと思う。また,一工夫することによって,ママが喜び,地域のつながりも増やしている。すごく大事なことだと思う。熊野町に幸せが広がっていくような感じがする。

熊野高等学校3年生 平田海さん・三島萌さん,2年生 中村みさとさん

熊野高校

●平田・三島・中村
 
熊野高校は,2年前から県教育委員会の「わたしたちの学校は日本一!」事業において,「熊野筆検定の合格者数日本一」をテーマに取り組んでいる。これまで,校内研修のほか,筆組合事務局や筆の里工房の学芸員さんから指導,助言を受けながら,200問近く検定問題を作ってきた。
 今年度は,熊野筆検定を完成させて校内で検定を実施し,本校生徒の30%以上が3級以上を取得,また,特別な称号が与えられる1級取得者を輩出することを目標に取り組んでいく。いずれは,地域で広めていきたいと考えている。
 熊野高校が熊野筆に関する知識やすばらしさを地域社会に向けて発信し,地元の筆産業を盛り上げていきたいと考えている。
○知 事熊野高校以外にも,小学校,中学校,できれば熊野町以外でできるとすごいと思う。地域に出かけていって質問し,一生懸命問題を考え,学校でも実施する。こういった活動自体で地域とのつながりも深くなる。これを通じて,筆職人になりたいという人が出てくるかもしれない。これも伝統承継の一つだと思う。

熊野中学校3年生 内野弘毅さん,熊野東中学校3年生 内藤智也さん
「先輩からの継承の苦労,地域の人々やふるさと熊野への思い」-「組曲 筆の都くまの」「東中ソーラン」

熊野中学・熊野東中学

●内野・内藤
 
熊野中学校では,平成14年度から地域の伝承と創造をテーマに,音楽と舞踊を組み合わせた「組曲 筆の都くまの」に取り組んでおり,町民体育大会や文化祭で披露している。歌詞には「筆の都」や「熊野の町は」など,熊野に関する言葉がたくさん入っている。2年生の12月から「かぶらや」さんより指導を受け,その後,太鼓,笛,踊りの各チームに分かれての練習している。伝統を守るために,頑張ってチャレンジしたい。
 熊野東中学校では,12年前から「熊野東中ソーラン」に取り組んでいる。3年前に講師の先生に踊りを教えていただき,本格的なソーランを踊れるようになった。毎年夏休みや体育祭の前には,各部活で先輩が後輩に踊りを教える光景が見られ,東中学校の伝統として根付いてきている。今では全校生徒が伸び伸びとソーランを踊り,地域の方も一緒に盛り上がっている。これからもずっと東中学校のすばらしい伝統を受け継いでいこうと思う。
○知 事一生懸命取り組むというのは大事だと思う。学校での伝統行事は,やっている時は何でかなと思ったりするかもしれないが,あとからすごくよかったと思うようになる。これからも頑張ってほしい。

◆知事まとめ

4 傍聴者

 約200名参加

5 その他

 懇談の模様を録画でご覧いただけます。
 こちら(インターネット放送局)からご覧ください。

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