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第12回「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」(25.01.12 海田町)

印刷用ページを表示する掲載日2013年1月12日

 平成24年度 第12回県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」を,次のとおり海田町において開催しました。

チラシ

1 開催日時

 平成25年1月12日(土曜日) 13時30分から14時40分まで

2 開催場所

 ひまわりプラザ : 安芸郡海田町南つくも町11-16

3 内容

取組現場の訪問

 
訪問先内容

西国街道・海田市ガイドの会

(千葉家住宅)

○江戸時代から宿場町として発展
してきた「海田市」の街並みをボラ
ンティアで案内。 (会員14名)
○定期ガイド(毎月第4土曜日),
JRふれあいウォーキング(JR西日
本と共催),歴史講演会,西国街
道の清掃活動(年2回)など実施。
○昨年3月に「西国街道・海田市」
が『夢街道ルネサンス認定地区』
(国交省)※に認定。

海田おもちゃの病院

(海田町福祉センター)

○元技術者の男性がおもちゃの
「医師」,問診や縫合を担当する女
性が「看護師」となり,おもちゃの
病院を開業。(毎月第2・4土曜日,
医療スタッフ17名)
○おもちゃの治療を通じて,子ども
たちに物を大切にする心を伝える。
(完治率:約90%)

西国街道・海田市ガイドの会

guide

 千葉家住宅を訪問し,江戸時代から宿場町として発展してきた「海田市」の街並みを案内するボランティアガイドの歴史的資源を活用したまちづくりの取組についてお話を伺いました。

海田おもちゃの病院

 

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  元技術者の「医師」と問診や縫合を担当する「看護師」で運営する「おもちゃの病院」を訪問し,子どもたちに物の大切さを伝える取組についてお話を伺いました。

県政知事懇談会

全体

◆湯崎知事による挨拶

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◆地域住民の方(4組)による『私の挑戦』の発表

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名前・職業等取組内容テーマ

田川房雄(たがわふさお)さん

かいた七夕さん実行委員会委員長

小畑佑藏(こばたけゆうぞう)さん

かいた七夕さん実行委員会副委員長

○地元の特産品として,海
田町出身で日本人初の金メ
ダリスト織田幹雄氏にちなん
だ日本酒『ほっぷ すてっぷ
じゃんぷ』を開発。
○町内の酒屋で販売を開始
し,特産品としての定着を目
指す。
○昨年10月から,広島ブラ
ンドショップ「TAU」で販売中。

地元の特産品
「ほっぷ すてっぷ じゃんぷ」
に込めた想い

百本邦子(ひゃくもとくにこ)さん

西国街道・海田市ガイドの会会長

乗重文夫(のりしげふみお)さん

西国街道・海田市ガイドの会事務局長

取組現場の訪問と同じ時をつなぐ,人をつなぐ,
地域をつなぐ

宗利萌香(むねとしもえか)さん
勝谷優紀(しょうやゆき)さん

広島国際学院高等学校2年生

○広島県吹奏楽コンクール
で,17年連続「金賞」受賞。
○全日本吹奏楽コンクール
中国大会で,8回「金賞」受賞。
○海田町の文化行事への
参加,ケアハウス訪問演奏
など,地域に密着した活動を
行う。
吹奏楽を通して
私たちが得たもの

椎名里歩(しいなりほ)さん
中村幹生(なかむらみきお)さん

海田町立海田中学校2年生

○海田町国際交流協会主催
の平成24年度海外研修に参
加し,韓国を訪問。
○学生間の交流やホームステ
イ先での様々な交流を通じて,
文化の違いを学ぶ。
海外研修を経験して,
今後に活かすもの

 海田町在住で,あらかじめ選定した方に「人づくり」「新たな経済成長」「安心な暮らしづくり」「豊かな地域づくり」等の分野の取組について発表していただきました。

かいた七夕さん実行委員会 委員長 田川房雄さん,副委員長 小畑佑藏さん
「地元の特産品『ほっぷ すてっぷ じゃんぷ』に込めた想い」

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●田川・小畑
 海田町の新たな特産品として日本酒「ほっぷ すてっぷ じゃんぷ」を開発した。1928年のアムステルダムオリンピックで,五輪史上日本人初となる金メダルを獲得した陸上三段跳び・織田幹雄さんの出身地が広島県海田町であるということをアピールしたいという思いからこの商品名をつけた。また,海田という地域を全国的に認知していただきたいという思いから,町内だけでなく東京の広島ブランドショップTAUでも販売を行った。海田町の特産品としての定着を目指し,これからも販売を続けていきたい。
○知 事
 お二人は酒屋を営んでいるわけでも,行政に頼まれたわけでも,また自分たちに大きなメリットがあるわけでもないのに取り組まれている。これは海田町を愛する気持ちのなせるわざだと思う。人任せではなく自分の時間や労力を使って動いたことで酒造メーカーや県,海田町,また地域の皆さんにも活動の輪が広がっていったのだと思う。
 お二人が動かれることによって,池に石を落として波紋が広がるように,「海田町」や「織田幹雄」が有名になっていくかもしれない。今後も地域の皆さんと一緒に御活動いただければと思う。

西国街道・海田市ガイドの会 会長 百本邦子さん,事務局長 乗重文夫さん
「時をつなぐ,人をつなぐ,地域をつなぐ」

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●百本・乗重
 海田町の呼びかけをきっかけに,ガイドの会を立ち上げた。ガイド先の場所の選定や,現地での解説の内容のマニュアルやガイドマップの作成,町内の見所などを案内する案内看板の設置など一からつくりあげた。現在,県の名勝指定を受けた庭を持つ千葉家住宅を中心に,9ヵ所を約2時間半の時間をかけて案内している。平成23年度は500人強,24年度は12月時点で447人のお客様を案内している。大人だけでなく子どもにも興味を持ってもらうため小学校の皆さんにも案内している。
 そして昨年度,歴史的な街道,街並を活用した地域づくり等を行う地区として国土交通省から「夢街道ルネサンス認定地区」として認定された。
 今後は町内の方に加えて広島市内の人にも積極的にPR活動をし,利用していただきたいと考えている。
○知 事
 千葉家住宅も今や町が管理しているから関係ない,と放っておくのではなく「ラブ海田」の気持ちを持って皆さんが動くことによって,マップづくりや案内プレートの設置など,周囲の協力が得られるようになったのだと思う。人任せにしないで,自分が行動することが重要だと感じた。
 千葉家住宅や海田町の歴史について,学生さんなどはまだ知らない人もいるかもしれない。町民,特に若い人たちに海田町の歴史を伝え,広島市内の人たちにもこんないいところが近くにあると是非伝えていってほしい。

広島国際学院高等学校吹奏楽部 宗利萌香さん,勝谷優紀さん
「吹奏楽を通して私たちが得たもの」

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●宗利・勝谷
 吹奏学部では,少しでも多くの舞台を経験することをモットーに,年間30回近くの演奏会を行っている。老人福祉施設や海田町ふれあいコンサート,定期演奏会など地域に密着した活動も行っている。演奏だけでなくダンスや合唱,スタンドプレーで楽器を自由自在に操るパフォーマンスなども披露している。また,全国高等総合文化祭に広島県代表として出場した。いつも撮影や衣装製作で多くの方に御協力いただき,演奏会等に楽しく出場することができている。
 現在は,次の夏のコンクール全国大会での金賞受賞を目指して,日々仲間と一致団結して演奏の技術や表現力を磨き,挑戦している。
 吹奏楽を通して,力を合わせて美しい音楽をつくりあげる難しさや楽しさを知った。また,自分たちの演奏を聴いて元気になる方がたくさんいることも知ることができた。全国大会出場が決まった際には是非知事に御報告したい。
○知 事
 1週間に1回のペースで休日に演奏会,平日に練習や曲づくりというのはすごく大変だと思う。
 全国大会には中国地方からたった2校ということで,大変厳しい関門だと思う。だが,夢を持って挑戦しなければ何も起こらない。夢に向かって一生懸命頑張ってほしい。

海田町立海田中学校 椎名里歩さん,中村幹生くん
「海外研修を経験して,今後に活かすもの」

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●椎名・中村
 海田町国際交流協会主催の海外研修に参加し,5日間韓国にホームステイした。
 研修先の高等学校の生徒やホームステイ先での交流は全て英語で行い,コミュニケーションをとる喜びを感じた。
 今回の研修では,建物や生活様式など日本と同じ部分と,物価や衛生面,食など日本と違う部分に気づき,文化の違いについて学んだ。また,研修を通して初めての外国の友人もできた。
 日常生活にはない貴重な体験をし,見たこと,体験したこと,感じたことが一生の思い出となった。特に英語は,知っておくだけではなく,実際に会話で使えるようにすることが大切だと分かった。今後の生活や将来に活かしていきたい。
○知 事
 韓国のことは知っているようであまり知らないと思う。実際に行ってみるのと,話で聞くのとは随分違う。現在,広島県では全ての県立高等学校で,海外の高校と姉妹提携をして交流や交換留学をするというプログラムを進めている。学生の頃からグローバルな経験をすることが大事だと考えているからである。海田町はすばらしいプログラムを提供されているなと思った。
 そして,その中でただ海外に行くだけでなくて,こうしてしっかりと学んでいる中学生の皆さんは本当に頼もしい。これからの海田町を担っていくと思う。

◆知事まとめ

4 傍聴者

 約170名参加

5 その他

 懇談の模様を録画でご覧いただけます。
 こちら(インターネット放送局)からご覧ください。

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