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第10回「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」(24.12.02 江田島市)

印刷用ページを表示する掲載日2012年12月2日

 平成24年度 第10回県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」を,次のとおり江田島市において開催しました。

チラシ

1 開催日時

 平成24年12月2日(日曜日) 13時30分から14時40分まで
 (※ 開催日を変更しました。 1日⇒2日)

2 開催場所

 江田島市 沖体育館(旧 沖小学校) : 江田島市沖美町畑995

3 内容

取組現場の訪問

訪問先内容

新規就農者育成制度研修現場

(江田島町切串)

○今年度から,経営感覚に
優れた担い手育成のため,
新規就農者研修を開始
○3ヶ月の実践研修が終了
し,「きゅうり」栽培実習中

えたじまオリーブ・ミュージアム祭典

(旧沖小学校:沖美町畑)

○新たな特産品・ブランド化
を目指しオリーブを栽培
○オリーブの6次産業化の
ためオリーブ搾油機を導入

新規就農者育成制度研修現場

新規就農

  農業の担い手確保のため,実践的な体験学習を主体とした研修を行う施設を訪問し,お話を伺いました。

えたじまオリーブ・ミュージアム祭典

オリーブ1オリーブ2

  小学校の旧校舎を利用した祭りを訪問し,オリーブの6次産業化の取組や,カヌー製作などの展示を見学しました。

 県政知事懇談会

◆湯崎知事による挨拶

知事

◆地域住民の方(4組)による『私の挑戦』の発表

 江田島市在住で,あらかじめ選定した方に「人づくり」「新たな経済成長」「安心な暮らしづくり」「豊かな地域づくり」等の分野の取組について発表していただきました。

名前・職業等取組内容テーマ

木村佳晶(きむらよしあき)さん

江田島オリーブ株式会社農場長

○県内最大のオリーブ栽培
会社
○来年度,広島産オリーブ
オイルの商品化予定
○江田島を日本一のオリー
ブ産地とすべく挑戦中
江田島オリーブプロジェクト

柳川政憲(やながわまさのり)さん

やながわ水産有限会社代表取締役

○夏牡蠣「ひとつぶくん」の
ブランド化,販路拡大に向
けた取組
○体験型民泊修学旅行で
の牡蠣むき体験等,交流
人口拡大や地域活性化に
寄与
カキづくりに妥協なし

前本拳輝(まえもとげんき)さん

県立大柿高校3年生

 地域の伝統を承継し,地
元の祭りで神楽を舞う。ま
た,中学時代から少年サッ
カーの指導補助を行うなど
地域活動へ参加。
地域の活性化に自分ができること

坪木覚弘(つぼきかくひろ)さん

江田島市立能美中学校2年生

 様々な行事・ボランティア
活動に積極的に参加。学習
面・部活動においても意欲
的に取り組んでいる。今後,
生徒会長に立候補し,生徒
会長として先輩方が創り上
げた伝統を引き継ぎ,能美
中学校を広島県一の学校
にしたい。

広島一の中学校に
江田島オリーブ株式会社農場長 木村佳晶さん
「江田島オリーブプロジェクト」

木村さん

 ●木 村
 現在,江田島市は市を挙げて江田島を日本一のオリーブの島にするべく活動している。その中で,私は主に苗木を住民の皆様に配布してオリーブを身近に感じていただく活動や,加工工場や農園の整備,広報活動等に取り組んでいる。
 オリーブを植えることによって耕作放棄地が解消され,里山・自然が守られる。また,オリーブの島として有名になれば観光客が増え,商業や宿泊施設など島全体の産業が活性化していくはずである。
 私はこれまで全く農業に関わったことがなかったが,今では会社から与えられたこの仕事ができることをとても幸せに感じている。それは,将来の地域に残る仕事だという自覚があるからである。私の取組が皆様により興味を持っていただくための最初の一石になればいいと考えている。地域の皆様と一緒に島全体の盛り上げ,世界に通用するオリーブオイルを生産できる一流の産地にしたい。
○知 事
 生産や加工,販売等を島の中でするということは,オリーブが人々の活動や経済を支えていくことになる。最初の一歩を踏み出すのは大変な労力だと思うが,江田島市の将来のために頑張ってほしい。
 木村さんのプレゼンからは,サラリーマンとして会社から与えられた仕事とは思えないような熱情を感じた。与えられた仕事でも,それをどこまで本気で取り組むかによって非常に大きな差違を生む。我々広島県人はすばらしい方を広島に迎えることができたのではないかと思う。

やながわ水産有限会社代表取締役 柳川政憲さん
「カキづくりに妥協なし」

柳川さん

●柳 川
 能美町高田でカキ養殖を営んでいる。
 現在,「ひとつぶくん」という夏がきの養殖にチャレンジしている。特殊な手法で手間をかけて養殖するもので,今では江田島市のかきのブランドの一つになっている。小学生との植樹活動や,体験型の学習・修学旅行の受け入れにも取り組んでいる。また,東日本大震災で三陸のかきの出荷が激減し,消費者の「かき離れ」が懸念されていることから,東京・築地市場への出荷も開始している。これからはかきを育てて出荷するだけでなく,かきのファンを増やす活動を積極的に進めていきたい。
 広島のかきには450年の歴史がある。先人たちが今まで築き上げてきたその450年の歴史を私たちが守っていくため,時代にあったかきづくりにチャレンジしていきたい。ここに江田島のカキあり,というかき養殖業者の底力を皆さんに見てもらいたい。
○知 事
 かきづくりだけでも大変なことだが,かきを育てる森づくりやファンを増やすための取組もされているのはすばらしい。子どもたちにとっては,自然に触れるという意味でも貴重な体験になっていると思う。東京への出荷でも,広島のかきの認知を高める努力もされている。
 かきづくりだけでなく,かきの普及にも妥協なしで全力を尽くしていただいている。

県立大柿高等学校3年生 前本拳輝さん
「地域の活性化に自分ができること」

前本さん

●前 本
 小学生の頃から地元の神楽団に所属し,今年の江田島八幡神社秋季大祭で『お多福』を舞った。地域の方々の御指導を受けながら懸命に練習した結果,多くの方が参拝される中満足のできる舞いができた。また,スポーツ少年団にも所属しており,今でも練習や行事への参加,指導補助などでお世話になった恩返しをしている。過疎化や高齢化など課題もあるが,江田島市の伝統文化を継承し,同世代の若者と共に元気な江田島市を次世代につなげる役割を果たしたい。
 自分を育ててくれた江田島にもっと貢献したいという思いから,来年から江田島市内の企業で働くことを決めた。今後は一人前の企業人として,江田島市民として誇りを持って生きていきたい。
○知 事
 伝統芸能の継承や子どもたちの指導など,大人顔負けの活動をされている。これらは江田島が大好きだからこそなせる技だと思う。
 高齢化や過疎化など様々な課題があるが,次の世代につなげていくためには,いかに地元を愛する若い人をつくるかということが重要だと思う。これからも新しい若い力として江田島を大きく支えてほしい。

江田島市立能美中学校2年生 坪木覚弘さん
「広島一の中学校に」

坪木さん

●坪 木
 中学校の生徒会長を務めている。昔からの校訓「協力・建設・信頼・感謝」を常に意識し,学校生活を送っている。私たちの目指す生徒像は,『時を守り,場を清め,礼を正す生徒』,『お互いに尊重・協力し,感謝の気持ちを大切にする生徒』,『強い意志を持ち,何事にも一所懸命取り組む生徒』,そして『文武両道のできる生徒』である。この生徒像を目指し,黙動やボランティアの清掃活動,合唱コンクールや部活動に取り組んでいる。
 また,行事などではまじめなだけでなく,生徒や保護者も参加できる楽しいものも作り上げたいと思っている。これらの取組で,能美中学校を広島一の中学校にしたい。
○知 事
 最初から最後まで笑顔でプレゼンされていて,すばらしかった。
 能美中学校は比較的小規模だが,生徒たちの一体感が高まったり,先生の目が行き届くことでしっかり勉強に取り組めるなど良い面も多いと思う。学校のリーダーが楽しく頑張ることで,能美中学校が広島一の中学校になっていくと思う。

◆知事まとめ

4 傍聴者

  約250名参加

5 その他

 懇談の模様を録画でご覧いただけます。
 こちら(インターネット放送局)からご覧ください。

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