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第8回「湯崎英彦の宝さがし-未来チャレンジ・トーク」(24.3.24 福山市)

印刷用ページを表示する掲載日2012年3月24日

第8回チラシ

  平成23年度 第8回県政知事懇談「湯崎英彦の宝さがし-未来チャレンジ・トーク」を,次のとおり「福山市,府中市,神石高原町」地域において開催しました。

1 開催日時

 平成24年3月24日(土曜日) 13時30分から15時10分まで

2 開催場所

 広島県福山庁舎第1庁舎4階141会議室 : 福山市三吉町1-1-1

3 内容

(1)湯崎知事による『ひろしま未来チャレンジビジョン』等の発表

(2)地域住民の方(3名)による事例発表

氏名・職業等取組内容等発表テーマ


石井 稔(いしい みのる)さん

・ 福山祭委員会 副会長
・ 「福山ばら会」会長
・ (株)イシイ代表取締役社長

○ 福山市中心部で毎年5月に
開催する「福山ばら祭」を通じ,
福山市内の賑わいづくりと観光
を振興
「『ばら』によるローズマインド溢れる
協働のまちづくり」


熊谷 光浩(くまがい みつひろ)さん

・ 府中EVレース実行委員会委員長
・ (株)ツシマエレクトリック代表取締役
副社長

○ 電気自動車等によるレース
の開催を通じて,技術者を目指
す学生達へ,習得技術の実践
と先輩技術者から学ぶ場を提供
○ レース開催による地域の活
性化

「府中EV&ゼロハンレース ~
モノづくりのまち府中市でモノづくりの
醍醐味を次世代の若者に体感して
もらいたい ~」




池口 直也(いけぐち なおや)さん

・ KOKOカンパニー代表(※食品
開発,製造・卸販売)
・ ドッグカフェ「シモンズ」経営

○ 「神石高原メンチカツ」コロ
ッケや「わらび餅プリン」など,
地元食材を使った特産品開発
と販路拡大を通じ,地域を活
性化
○ 福山市からIターンし,神
石高原町の仙養ヶ原ふれあい
の里でドッグカフェ経営
「子育て定住の見本になる!
~ 神石高原町へIターン ~」

(3)意見交換

  • 会場参加者との意見交換
  • 会場から『私の挑戦』を発表
氏名・職業等発表テーマ


武井 晶代(たけい あきよ)さん

・福山食ブランド創出市民会議

「掘り出せ!旬の福『福山うずみごはん』」



橘高 萌(きったか もえ)さん

・県立府中高等学校1年生

「チームのことが大好きだから...
~ 女子サッカーチームキャプテンへの挑戦 ~」


楢崎 裕介(ならざき ゆうすけ)さん

・県立福山誠之館高校2年生

「誠援 ~ 誠の心で社会に貢献 ~」


川村 咲絵(かわむら さえ)さん

・県立福山商業高校3年生

「税理士への挑戦」


山口 竜矢(やまぐち たつや)さん

・市立向丘中学校3年生

「陸上から僕が学んだことと,将来の夢」

4 参加者

 約130名参加

5 その他

 懇談の模様を録画でご覧いただけます。
 こちら(インターネット放送局)からご覧ください。

6 結果概要

知事

全体

湯崎知事による「ひろしま未来チャレンジビジョン」の発表

ビジョン

地域住民の方による事例発表

 

三人

福山市 石井 稔さん
「『ばら』によるローズマインド溢れる協働のまちづくり」

 

石井さん

●石 井
 福山ばら会の会長として,「バラ」による美しいまちづくりを進める活動をしている。
 終戦間際の空襲により,市街地の8割方が焦土化した。その後,市長,市民が協働して美しいまちをつくるために,現在のばら公園に1,000本のバラを植えたことから,福山の「バラ」によるまちづくりがスタートした。現在,ばら公園では5月から11月までバラが咲き,様々な楽しみ方ができる。
 「ばら会」では,「バラの相談所」や講習会,苗の無料配布などの活動をしている。こういった取組の結果,学校や病院,企業,個人の庭にもバラ園が増え,福山の至るところにバラが広がっている。ばら祭りでは市民みんなが主体ということで,「ローズボランティア」での運営も行っている。
 今後は,ばら公園の近くにバラの博物館をつくりたいと考えている。バラを育てるうちに身についてくる思いやりや優しさ,助け合いの精神を,私たちは「ローズマインド」と呼んでいる。この「ローズマインド」を大切にするまち,福山になっていくよう挑戦していきたい。

○知 事
 市長が提唱されたことから始まったことだが,実際にそれを育てたのは市民の皆さんで,「ばら祭」も市民の皆さんが主体となって展開をされていった。行政だけが取り組んでいたのではここまで広がらなかったと思う。「ひろしま未来チャレンジビジョン」の発表で申し上げた,「住民の皆さんが動いて,はじめて変化が起きる」ということを示されていると感じた。
 福山市のバラのまちづくりがますます活発になって,100万本のバラのまちが実現することを祈念している。

府中市 熊谷 光浩さん
「府中EV&ゼロハンレース ~ モノづくりのまち府中市でモノづくりの醍醐味を次世代の若者に体感してもらいたい ~」

 

熊谷さん

●熊 谷
 府中EV&ゼロハンレース実行委員会で,自動車レースの開催に取り組んでいる。学生にものづくりの実践の機会を提供し,これからの日本の工業技術を背負って立つ人材の育成を目的としている。一般の方も参加することで世代を超えた技術交流の場となり,電気で走る「EVカー」の参加により,「エコカー」への意識の啓蒙にもなると考えている。また,府中市で開催することにより,ものづくりのまち府中市のアピールにもなると考えている。
 参加費と協賛金で運営しているが,市内企業に協賛金の営業に行き,レースの主旨を説明すると,快く賛同が得られることが多い。ものづくりの将来の担い手を応援したいという親心を感じているのではないかと思っている。
 学生たちから「実習で車をつくることはできても,それを実際に走らせてみる機会がなかなかない。まして,その性能をフルに発揮させる場であるレースをする機会がない」という話を聞いた。故障して試行錯誤を繰り返し,マシンの持つ性能を限界まで引き出すことは,レースをしないとできないこと。仮に完走できずにリタイアしたとしても,学生に得るものがあれば,私たちの使命を果たせたものと考えている。
 EVカーの参戦が少ないことや,EVカーが弱いこと,参加台数の増加などの課題もあるが,「EV&ゼロハンレース“全国大会”in府中」開催を目標に,熱い気持ちを持って,今後も楽しく挑戦していきたい。

○知 事
 行政の補助金で運営していたのでは,地元の応援団が増えていかないと思うが,地元企業への営業があり,皆さんの手作りだからこそ,応援の輪が広がっているのだと思う。
 課題もあると思うが,みんなで一緒に乗り越えていくことで結束が強くなり,終わった後に大きな達成感が得られるのだと思う。全国大会になると,また課題が出てくると思うが,是非実現させてほしい。

神石高原町 池口 直也さん
「子育て定住の見本になる! ~ 神石高原町へIターン ~」

 

池口さん

●池 口
 福山市内から神石高原町にIターンし,ドッグカフェの経営,地元食材を使った「神石高原メンチカツ」の販売などに取り組んでいる。
 友人が移住したことで神石高原町を訪れるようになり,町のすばらしさに触れたこと,都会での子育てに疑問を感じていたことから,神石高原町にIターンした。子どもは,全校生徒800人の小学校から50人の学校に転入したが,すぐに溶け込んで,神楽にも関心を示している。子どもたちの将来のためにも,頑張って神石高原町を変えていかなければならないと思っている。
 また,仙養ヶ原でドッグカフェを運営している。災害救助犬トレーニングセンター,ドッグラン,犬と一緒に利用できるコテージを合わせて,総合的なドッグリゾートとなっている。今では,「他にはない」ということで,遠方からも利用客がある。また,板前の経験を活かして「神石高原メンチカツ」の販売を始めた。昨年の「神石高原マルシェ」のグルメグランプリでは,準グランプリをいただき,神石高原町の名物として,町からも推奨いただいている。
 これからの挑戦は,一つは神石高原町の特産品を全国の食卓に届けることで,大きな一歩として,神石高原メンチカツが5月からコンビニで販売されることになった。また,インターネットでの販路拡大にも取り組みたい。もう一つは,I・Uターンされる方の雇用の場をつくることで,事業拡大によって雇用を創出し,よきアドバイザーとなれるように頑張りたい。神石高原町を盛り上げて,もっと活気のあるまちにしていこうと考えている。

○知 事
 子どもの数,人口が少ないということは,弱みだと受け止められることが多いが,自然環境や,教師の目が行き届くこと,都会と違って子どもたちが自由に遊べることは,子育てにおいては強みであると考えることもできる。見方によっては,弱いものと思っていたものが強いものにもなる。強みを利用して,すばらしい暮らしができるということを実践されている。
 また,「神石高原メンチカツ」も,全国のコンビニエンスストアで並ぶようになったら本当にすばらしい。「神石高原町の特産品をつくりたい」,思うだけでなく実際に取り組めば,難しいことも実現できるということが実感できた。これからの広島県の中山間地域には大きな課題があるが,池口さんのような方が増えると,よりすばらしい地域になっていくのではないかと思う。

意見交換

会場の皆さんとの意見交換

質問1

●質問者A ≪知事への質問≫
 福山で皮製品を製造し,「ものづくり」に携わっている。福山には,伝統産業がたくさんあるにも関わらず,地元の人が,その土地のものを消費していこうという意識があるのか,疑問に感じる。食品は「地産地消」として提唱されているが,ものづくりに対して,市民に提唱する取組はあるのか。

○知 事
 「BUYひろしま」運動という事業がある。広島でつくったものを選ぼうという運動で,県内各市町や,皆様方のご協力をいただきながら進めている。

質問2

●質問者B ≪知事への質問≫
 アパレル関係の仕事をしており,以前NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の放送があった際,福山・鞆の浦をもっと知ってほしいという思いから,鞆と龍馬をPRするネクタイをつくった。原動力はこういった県民一人ひとりの取組ということを皆が意識すれば,広島県がもっと盛り上がっていくのではないかと思う。

○知 事
 おっしゃるとおりで,一人ひとりがそれぞれの地域や職場,学校などで,少しずつ新しいこと,前向きなことに取り組めば,広島県は大きく変わっていくと思う。

質問3

●質問者C ≪熊谷さんへの質問≫
 福山青年会議所で,若い方と一緒にイベントを進めているが,なかなか現在の若者が何を求めているのか分からないことが多い。熊谷さんが若者と一緒に事業を進められる中で得たことを,アドバイスとしていただければと思う。

●熊 谷
 若者に対する偏見などを取りはらって,フランクに接したり,接触する機会を自分からつくっていくことで,お互いが理解して打ち解けることが重要だと思う。自分の好きなことに一生懸命取り組む姿は各世代に共通するものだと思うので,合致できる瞬間があるといいと思っている。

「私の挑戦」の発表

福山市 武井 晶代さん
「掘り出せ!旬の福『福山うずみごはん』」

 

武井さん

●武 井
 福山食ブランド創出市民会議で,「福山市の伝統や誇りをつくりたい」という思いから,福山うずみごはんの普及に取り組んでいる。
 市民会議では,福山市の郷土料理「うずみごはん」に,「うずまっている具材は福山の旬の宝物であり,宝をごはんの中から掘り出していただく」という新たな趣向を加え,昨年,福山うずみごはんを市の都市ブランドとなった。その後も,料理教室や出前講座で市民の皆様にうずみごはんを普及するために,様々な活動をしている。今では60店舗のお店がそれぞれに趣向を凝らしたうずみごはんを提供され,ごはんだけでなくパンやスイーツ,ラーメンにも広がりを見せている。これからも,産官学民,それぞれの立場の人が意見を出し合いながら,力をあわせて頑張っていきたい。

○知 事
 福山市のうずみは,都市のブランドとしてすっかり定着したように思う。これからもご活躍を期待している。

府中市 県立府中高等学校 橘高 萌さん
「チームのことが大好きだから... ~ 女子サッカーチームキャプテンへの挑戦 ~」

 

橘高さん

●橘 高
 女子サッカーチーム「備後府中TAM-S」のキャプテンをしている。「備後府中TAM-S」には28人が所属しており,昨年,中国女子サッカーリーグに昇格し,1年目で3位となった。
 これまで,なかなかゲームに出られず,やっとつかんだレギュラーでもうまくいかなかったこと,大事な試合で途中交代になったこと,広島県の頂点を決める大会に受験で出場できなかったことなど,落ち込むことや悔しいことが多々あったが,サッカーもチームも好きなので,少しでもうまくなりたいと思って練習してきた。
 今年からキャプテンを務めることになった。昨年は膝の手術やリハビリで思うように試合に出られない一年だったので,不安も感じているが,チャレンジしていきたい。これから始まる中国女子サッカーリーグでは,他県の強豪チームとも試合をする。キャプテンとして,チームのみんなと勝利の喜びを分かち合うことで,ますますサッカーと,チームのことが好きになりそうだと感じている。

○知 事
 周りのみんなも,けがを乗り越えて頑張っている姿を評価して,橘高さんにキャプテンを任せようと思ったのではないか。これから,チームのみんなのために,頑張ってキャプテンに挑戦していただければと思う。

福山市 県立福山誠之館高校 楢崎 裕介さん
「誠援 ~ 誠の心で社会に貢献 ~」

 

楢崎さん

●楢 崎
 誠之館高校では,「誠援~ナンバーワンエール~誠の心で社会に貢献」をテーマに,社会貢献活動に取り組んでいる。
 東日本大震災の被災地支援活動を行う中で,ボランティアとは支援される側だけでなく,支援する側もパワーをもらえるものだということに気付き,よりたくさんの人と関わりながらボランティアをしたいと思うようになった。現在ではボランティア愛好会を設立し,被災地支援の募金活動や校内清掃をしている。
 先日,広島市で「AMDA東日本大震災絆コンサート」の運営をした。このコンサートでは,被災地の岩手県立大槌高校の吹奏楽部と,広島市内の高校生による演奏やパフォーマンスがあった。コンサート中,大槌高校の皆さんの「私たちがこうして部活動を続けていられるのは,皆さんの支援のおかげ」という感謝の言葉を聞いて,これまで行ってきた被災地支援活動が無駄ではないと分かり,今後も活動を続けていこうと思った。
 昨年度は,被災地支援の募金活動が中心だったが,今年度は被災地支援以外の活動にもボランティアの幅を広げていきたい。また,ボランティアの意義を全校生徒に伝えるために,校内新聞等で参加を促したい。机上の空論にするのではなく,実際に活動に移し,誠之館高校を日本一社会貢献が活発な学校にしていきたい。

○知 事
 「机上の空論」という言葉を使われたが,まさに,考えるだけではなくて実行することが大切だと思う。実行したことで,思いが被災地の人に伝わって,また,自分たちに返ってくる。ボランティア愛好会はまだ9名かもしれないが,これから熱意を持って活動すれば,どんどん広がっていくのではないかと,期待の持てる発表だった。

福山市 県立福山商業高校 川村 咲絵さん
「税理士への挑戦」

 

川村さん

●川 村
 税理士になることを目標に,商業高校で学んでいる。商業高校に入学して簿記を学び始めたころ,ある本に,簿記はただお金やものの動きを記録するだけでなく,簿記をもとに作成された報告書から会社の将来が読み取れるもの,という記述があり,興味を持った。それ以来,様々な資格取得に挑戦している。資格に合格したときは本当にうれしく,また達成感があり,次も頑張ろうという意欲が湧いてくる。高校3年間で簿記,ワープロ,プログラミング,情報ビジネス,電卓,商業経済の6種目1級と秘書検定2級,ビジネス電話検定2級,日本商工会議所簿記3級を取得できた。大変な思いもしたが,6種目1級合格は私が頑張った努力の証だと思う。
 これからは働きながら実務経験を積み,税理士を目指したいと考えている。大変なことだと思うが,苦労して手に入れてこそ,私にとって税理士という資格は価値を持ち,誇れるものになる。一社会人として働き,私の夢である税理士になるため,これからも挑戦し続けたい。

○知 事
 高い目標,高い志を感じる発表だった。社会人になると,また別の苦労もたくさんあると思うが,河村さんなら大丈夫だと思うので,是非これからも頑張っていただきたい。そして是非税理士になってほしい。

福山市 市立向丘中学校 山口 竜矢さん
「陸上から僕が学んだことと,将来の夢」

 

山口さん

●山 口
 昨年,全国中学校陸上競技大会では,毎日の練習を確実にこなし,優勝する自信があったにも関わらず,結果はふるわなかった。陸上の練習以外の,日々の生活の中で大切にするべきことが十分にできていなかったからだと反省し,選手として大切な心を鍛えることに努力した。大きな声での挨拶や,周囲への感謝の気持ちを持つこと,食事や睡眠時間を自己管理することを心がけた。
 今年1月に行われた都道府県男子駅伝は,区間賞をとると毎日声に出して断言し,練習や生活態度も気を抜かないよう努力した。今までの大会とは違って強い自信をもって臨んだ結果,目標としていた区間賞を獲得できた。夢や目標は,「したいやなりたいでは実現できない」,「練習をするだけでは実現できない」ということを,中学校3年間の陸上競技生活で学ぶことができた。
 今年入学する世羅高校でさらに力をつけ,国体,インターハイ,高校駅伝での優勝と,箱根駅伝への出場,そして一番の夢,目標であるオリンピックのマラソンに出場し,世界のトップクラスの選手たちと勝負し,日本に金メダルを持って帰ることに挑戦していきたい。

○知 事
 オリンピックで金メダルというのは,とても遠い話だが,山口さんなら実現してくれるような,そんな気になった。子どもたちだけでなくて,たくさんの大人にも聞かせたい発表だった。夢に向かって頑張ってほしい。

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