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令和3年度 近世文化展示室

◆ 「菅茶山の世界」
 ・江戸時代後期を代表する漢詩人で,教育者・儒学者の菅茶山(かんちゃざん)や,茶山と関係した人々が作成・収集を行った学問・文芸・芸術に関する資料である「重要文化財菅茶山関係資料」を公開し,近世の歴史・文化を紹介します。
◆ 守屋壽コレクション
 ・令和2年10月に当館に寄贈された国内最大級の古地図コレクション「守屋壽コレクション」をテーマごとに公開・紹介しています。

どちらも資料は2か月ごとに入れ替えます。

福山城築城400年ロゴ福山城400年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022-
第21回 特集展示「菅茶山の家族たち」【終了】
  会期:2月5日(土曜日)~3月27日(日曜日)
  共催:福山城築城400年記念事業実行委員会

展示の概要

上本荘屋(かみほんじょうや)の当主であった茶山は,別家する形で塾を開き,のちに福山藩儒となりました。そのため,実家の「上本荘屋」と「廉塾(れんじゅく)」,それぞれの後継者について苦悩しました。
今回の展示では,実家の後継者である弟の圭二甥の長作,塾の後継者で福山藩儒の門田朴斎(もんでんぼくさい),そして娘同様に育った姪の敬(きょう)について紹介します。

展示品の御紹介初公開

北上日記
 『北上日記 
   (黄葉夕陽文庫資料・当館蔵)

寛政6年(1794)に,茶山とともに奈良,大坂,京都への旅をした妻 宣(のぶ)の日記を初公開!
茶山が当主を弟の圭二に譲ったことで,家を空けて二人そろって旅行ができるようになりました。
京都では,茶山と別行動で,芝居を見学したり寺社参詣したりしている記述も見られます。

☆「菅茶山について学ぼう!」ページはこちら!
   →今回展示のマンガ「水は方円の器に随う」はこちら

福山城築城400年ロゴ福山城400年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022-
                   
第19回全国藩校サミット福山大会
♦守屋壽コレクション「ペリー来航と幕末」【終了】
  会期:2月5日(土曜日)~3月27日(日曜日)
  共催:福山城築城400年記念事業実行委員会

展示の概要

守屋壽コレクションのうち,幕末に関する資料を特集します。
アメリカ使節ペリー及びロシア使節プチャーチンの来航における難局に対応したのが,当時の福山藩主で老中首座の阿部正弘でした。
この展示会では,嘉永6年(1853)のペリー来航について,当時日本とアメリカそれぞれで描かれた絵画を紹介します。
また,ペリーと同時期に来日したロシア使節プチャーチンと幕府との交渉の様子や,安政元年(1854)に起こった大地震や津波がきっかけで建造された洋式帆船「ヘダ号」を巡る日露の交流のエピソードも紹介します。
その他,初公開の資料として慶応2年(1866)の幕長戦争(第2次長州戦争)の「芸州口の戦い」の絵図を紹介します。

展示品の御紹介

ペリー肖像画
 「ペリー肖像画」
  (守屋壽コレクション・当館蔵)

日本遠征を終えたペリーが,アメリカの国会に提出した報告書(『ペリー艦隊日本遠征記』)のために描かれた肖像画です。帰国後に撮影した写真を基にしています。
展示資料は,報告書とは別に石版画として限定制作されたものの一つで,国内に同じものが数点確認されていますが,色鮮やかに彩色されたものは本資料だけです。
来日当時のペリーの威容を今に伝える貴重な資料です。

第20回 特集展示「長寿を寿ぐ」【終了】
  会期:12月3日(金曜日)~1月30日(日曜日)

展示の概要

当館が所蔵する重要文化財菅茶山関係資料の中から,茶山の長寿を祝い,贈られた作品や器物,七十歳,八十歳という節目に贈られた資料を中心に紹介します
また,第18回「茶山が収集したモノ」で展示する予定だった
岡本 花亭(おかもとかてい)五言古詩「男生(だんせい)をあわせて展示します
コロナウイルス感染症対策のための休館でお蔵入りしていた資料です。
是非ともこの機会に御覧ください! 

展示品の御紹介

「祝寿詩画帖 梅に鶯」画像
 『祝寿詩画帖 渡邉松堂画「梅に鶯」
   (重要文化財菅茶山関係資料・当館蔵)


高松の文人たちが,茶山の古稀を祝って書いた詩や絵をまとめて1帖にして,茶山に贈ったものです。
画像の絵は,その中の一つです。「梅に鶯」とは,おめでたい画題であるとともに,梅好きの茶山にとっては,うれしい絵の一つだったでしょう。
作品を寄せているのは書家の後藤漆谷(ごとう しっこく)のほか,画家である大原東野(おおはら とうや)など総勢25名に及び,茶山の知名度と交友関係の広さをうかがうことができます。

☆「菅茶山について学ぼう!」ページができました!
   →今回展示中のマンガ「徐日三首」はこちら

守屋壽コレクション「朝鮮通信使と琉球使節」【終了】
  会期:12月3日(金曜日)~1月30日(日曜日)

展示の概要

  この展示では,江戸時代に日本と国交をもった朝鮮・琉球の両王国から派遣された使節である「朝鮮通信使」と「琉球使節」に関する絵画資料,刷り物,当時の書状等の記録を紹介します。あわせて,両使節に携わった人々についても紹介します。

展示品の御紹介

「唐人騎馬図」画像
 「唐人騎馬図」
  (守屋壽コレクション・当館蔵)

朝鮮通信使には,「馬上才」と呼ばれる馬上の曲芸を披露する人々が随行し,彼らが披露する芸は話題となりました。
しかし,その芸が日本で披露される機会は将軍の前などごくわずかで,見ることができた人も限定的でした。
海外との交流が少なく,テレビもインターネットもない当時の人々は,このような絵画作品を通して,海外の文化についての情報を得ていたのでしょう。

第19回 特集展示「菅茶山と鞆の浦」【終了】
  会期:10月1日(金曜日)~11月28日(日曜日)

第19回  特集展示「菅茶山と鞆の浦」は
秋展バナー2
秋の企画展 守屋壽コレクション受贈記念「京・江戸・長崎~近世・海の旅と憧れのまち~」との関連展示です。

展示の概要

 当館が所蔵する重要文化財菅茶山関係資料の中から,鞆の浦に関連する資料を展示し,江戸時代後期の鞆の浦の姿を紹介します。
ここが見どころ

琉球王宮舞楽図
 「琉球王宮舞楽図」
   (重要文化財菅茶山関係資料・当館蔵)
 鞆の浦は,古来から潮待ちの港として栄え,江戸時代には朝鮮通信使や琉球使節が江戸へ向かう途中に立ち寄っています。
 この図は,琉球使節が音楽や踊りをしている様子を描いています。琉球使節にとって外交するために欠かせないのが,このような芸能でした。
 また,日本の知識人にとっても琉球の芸能は,琉球という国を知る上で重要なものだったのでしょう。江戸時代後期の儒学者・漢詩人だった菅茶山のもとに残されていたことが,そのことを物語っています。

☆「茶山マンガ」ページができました!
   →今回展示中のマンガ「対潮楼」はこちら

守屋壽コレクション「近世の港町と鞆の浦」【終了】
  会期:10月1日(金曜日)~11月28日(日曜日)

第19回  守屋壽コレクション「近世の港町と鞆の浦」
秋展バナー2
秋の企画展 守屋壽コレクション受贈記念「京・江戸・長崎~近世・海の旅と憧れのまち~」との関連展示です

展示の概要

  この展示では,瀬戸内海の主要な港町の様子を紹介するとともに,近世港町鞆の浦の景観や賑わいの様子を浮世絵や庶民向けの書物から紹介します。

ここが見どころ

船路名所
 「大坂より長崎まで航路名所」江戸時代前期(部分)
  (守屋壽コレクション・当館蔵)

   江戸時代前期頃の大坂から長崎までの瀬戸内航路を描いた長い巻物の絵図を一挙に御覧いただけます!
 もちろん,その中には鞆の浦も描かれています。

第18回 特集展示「茶山が収集したモノ」【終了】
  会期:9月14日(火曜日)~9月26日(日曜日)

展示の概要

  菅茶山が収集した多種多様なモノを通して,江戸時代後期の文化財への取組や,知識人のネットワークの中での茶山の役割について紹介します。

ここが見どころ

男生

五言古詩「男生(だんせい)」 岡本 花亭(おかもとかてい)
(重要文化財菅茶山関係資料,当館蔵)

  茶山に贈られたモノの中に,今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で注目された一橋慶喜に仕え,ドラマでも重要な役割を果たした幕臣の平岡 円四郎(ひらおかえんしろう)に関するモノがあります!
  それは,円四郎の実父で漢詩の名手としても知られた幕臣の岡本花亭が,円四郎が生まれた時の気持ちを詠んだ漢詩です。円四郎は,岡本家に四男として生まれ,平岡家の養子となりました。
  茶山と花亭は親しく交流していたため,このような漢詩も贈られたのでしょう。

守屋壽コレクション「蘭学と地図」【終了】
  会期:9月14日(火曜日)~9月26日(日曜日)

展示の概要

  今回の展示では,コレクションの中から,「解体新書」など蘭学の書籍と,「蘭学系世界地図」と呼ばれる日本語に翻訳された西洋の地図の変遷を紹介します。

ここが見どころ

司馬江漢「地球図」寛政4年(1792)
 「地球図」司馬江漢(寛政4年[1792]
 (守屋壽コレクション・当館蔵)

  学者・洋風画家で,日本の銅版画の草分け的存在である司馬江漢(しばこうかん)による国内初の銅版世界地図です。
  大槻玄沢(おおつきげんたく)がオランダ人から入手した1720年頃の世界地図を基に製作しました。
  地図周辺には海獣イッカクや香辛料のニクズク,サフランなどの図が並んでいます。

第17回 特集展示「菅茶山と岡山の文人たち」【終了】
  会期:6月4日(金曜日)~8月1日(日曜日) 

展示の概要

神辺の儒学者で漢詩人の菅茶山と岡山藩士や文人たちの交流を紹介します。

ここが見どころ
陶板画像

陶板 黄葉夕陽邨舎 享和2(1802)年
(重要文化財菅茶山関係資料,当館蔵)

 備前和気郡北方村(現在の備前市吉永町)の武元登々庵(たけもと とうとうあん)が茶山に贈った備前焼の陶板です。裏面に「茶山先生を思って作りました。」と刻まれています。
 登々庵は,閑谷学校で学び,神童と称されました。書家としても知られています。閑谷学校の教授であった弟の君立(くんりつ)とともに,神辺を何度も訪れ,茶山と交流しました。

 

守屋壽コレクション「西洋製の日本地図」【終了】
  会期:6月4日(金曜日)~8月1日(日曜日)

展示の概要

   「守屋壽コレクション」の常設展示第二弾として,守屋壽コレクションでは,日本最大級の古地図コレクションから,西洋で作られた16~19世紀の日本地図を紹介します。

ここが見どころ
R3-2 守屋画像

日本図 1595年 オルテリウス/テイセラ作
(守屋壽コレクション,当館蔵)

本州・四国・九州を描いた初の単独の日本地図
 ベルギーの地図製作者オルテリウスが出版した地図帳「世界の舞台」の1595年版に掲載された地図で,同書に収録された初の日本専図です。スペイン王室専属の地図製作者ルイス=テイセラが作った地図で,これまでの西洋の日本地図では欠けていた本州の東半分も描かれています。
 この図形は「テイセラ型日本地図」などと呼ばれ,以後,西洋の日本地図の主流となりました。

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