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令和3年度 企画展・部門展

秋の企画展 守屋壽コレクション受贈記念
「京・江戸・長崎~近世・海の旅と憧れのまち~」
 会期:令和3年10月1日(金)~11月23日(火・祝)

秋展バナー

展示会の概要

 令和2年10月に,日本最大級の古地図を核とする歴史資料群「守屋壽コレクション」が当館に寄贈されました。
 これまでの寄託資料1,226点に,新たに124点が加わり,内容は更に充実しています。
 今回は,追加の新資料を中心に展示を構成し,人々が憧れを抱いた近世の特色のある三つのまちの魅力に迫ります。 
  (→守屋壽コレクションについて)

第1章バナー

 近世には街道や航路が整備され,社会の安定に伴って多くの人々が旅へと出かけました。瀬戸内海地域では,西国街道など陸路だけでなく船旅も盛んに行われました。
東海道五十三次図巻
  「東海道五十三次図巻」(部分) 江戸時代前期頃
   
「東海道」というタイトルのとおり,江戸を起点とした陸路である東海道と宿場町が描かれています。
    しかし,その後には長崎までの西日本の航路図も描かれています。
    この資料を通して,江戸時代にどのような道が使われていたのかということを見ることができます。
    また,江戸では春の景色が描かれ,西に行くほどに夏,秋,冬と季節が移り替わっている点も見どころの一つです。
    写真の図は,長崎の海路図で,季節は冬です。

第2章バナー

 平安時代以来,都が置かれた京は,由緒ある寺社や祭りなど名所・名物が多く,今でも人々を魅了しています。今は姿を消した二条城の天守閣や豊臣氏建立の方広寺なども,江戸時代には京の名所として有名でした。
 本章では,江戸時代に刊行された名所案内書「宝永花洛細見記」を中心に紹介します。
祇園祭図
    「祭礼屏風のうち祇園祭図」 江戸時代
     毎年,旧暦の6月に開催される祇園祭の様子を描いた屏風です。
     京の市中を練り歩く山鉾が描かれています。
     山鉾の鉾頭(ほこがしら)を見ると,長刀鉾(なぎなたぼこ)や月鉾が描かれていることが分かります。
     山鉾の周囲には,祇園祭を見物する人々の様子も描かれています。

第3章バナー

 江戸幕府開府以来,「将軍のお膝元」として政治の中心地であった江戸は,当時,世界最大規模を誇る都市でした。
 巨大な橋や大名屋敷,大勢の人々で賑わう町の様子は,浮世絵などで紹介され,名所となっていきました。
江戸全図
     「江戸全図」 鍬形けい(※草かんむりに惠)斎画 江戸時代
       隅田川の東,亀戸(かめいど)付近から眺めたように描かれる鳥瞰図(ちょうかんず)です。
       鳥瞰図とは,高いところから地上を見下ろしたように描いた図のことを言います。
       富士山と相模大山を背景に江戸の町を描いています。
       図中の各所には,名所や寺社名などが小さな文字で記されており,江戸の名所案内図でもあります。
       幕末に改版も出されており,江戸鳥瞰図の代表的な作品です。

第4章バナー

 江戸時代の長崎は対外貿易の窓口で,オランダ人や中国人が滞在していました。
 長崎では,彼らから文化や学問を取り入れて,独特の国際的な文化が花開き,医学や天文学など,先進的な知識を求めて全国から医者や学者が訪れました。異国情緒漂う町は庶民にとっても憧れの地でした。
長崎港図
     〔初公開!〕「長崎港図」  川原慶賀(かわはらけいが)画  19世紀前半    
       この画は,長崎の出島付近から長崎港を望んだ景観を描いています。
       長崎に出入りする船の様子が詳細に描かれています。
       描いたのは,江戸時代後期の長崎を代表する川原慶賀です。
       彼は,シーボルトのお雇い画家として数々の記録画を残したことでも知られています。
琉球国図
  「琉球国図」
 この資料に関する紹介とニュースはこちらを御覧ください。

休館日・開館時間

休館日:月曜日
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで),初日は10:00から開館

入館料

一般1000円(800円)
高・大学生500円(400円)
小・中学生350円(280円)

 
 ※( )は団体20名以上の料金
 ※前売券の販売はありません。
 ※文化の日(11月3日)は無料です。混雑が予想されますので,御注意ください。
 ※ひろしま教育ウィーク(11月1日~7日)は,小・中・高・生は無料

関連行事(1) 記念講演会

第1回    守屋壽コレクション「琉球国図」と17-18世紀の日中関係
日時:10月16日(土)14:00~15:30
講師:劉 序楓(台湾中央研究院人文社会科学研究中心研究員)
会場:当館講堂

第2回    守屋壽コレクション「江戸之図」と江戸名所めぐり
日時:11月20日(土)14:00~15:30

講師:久下 実(当館主任学芸員)
会場:当館講堂

※両講演とも,聴講無料
※オンライン開催を含め,予定を変更する場合があります。
  詳細はホームページ等でお知らせしますので,御確認ください。

関連行事(2) 展示解説会

日時:10月3日(日),10月17日(日),11月14日(日)
          時間はいずれも13:30~14:30
解説員:当館学芸員
会場:当館講堂

※聴講無料・申込不要

体験コーナー 

「京・江戸・長崎の世界を楽しもう」

日時:展示期間中,随時
会場:当館研修室

※参加無料・申込不要

 

主催    ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)
共催    中国新聞備後本社
後援    福山市,福山市教育委員会,福山商工会議所,広島経済同友会福山支部,一般社団法人福山青年会議所,
           一般社団法人広島県観光連盟,NHK広島放送局,中国放送,広島テレビ,広島ホームテレビ,
          
テレビ新広島,広島エフエム放送,エフエムふくやま,尾道エフエム放送

春・夏の展示 
山陽自動車道建設で見つかった遺跡
【終了しました】
会期:令和3年4月23日(金曜日)~5月7日(金曜日),6月29日(火曜日)~9月5日(日曜日)

 

春夏の展示ワークシート

展示の概要

 山陽自動車道は,山陽地方を東西に貫く高速道路で,兵庫県神戸市北区を起点に,岡山県,広島県を通り,山口県山口市(山口JCT),及び山口県宇部市から下関市へ至る高速道路です。
 この山陽自動車道建設に先立って広島県内で行われた発掘調査は,昭和56年(1981)から平成3年(1991)までの11年間で,60か所にのぼります。当時は個々の遺跡がクローズアップされることはありましたが,11年間の発掘調査がまとめられたことは,これまでありませんでした。
 最後の発掘調査が行われて,およそ30年。当時はよく分からなかったことが明らかとなり,また,同じような事例が増えて当時の説が補強されるなど,研究が進みました。
 そこで,今回の展示では,多くの遺跡の発掘調査から明らかになった広島県の歴史を,最新の研究成果とともに,紹介します。 

 

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