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令和2年度 企画展・部門展

夏の展示 「学芸員の研究テーマ-ひろしま歴史アラカルト-」

 この展示会は,年度当初に予定していた夏の企画展「ひろしまの遺産-広島県の重要文化財4-」を,新型コロナウィルス感染症の予防と拡散防止の観点から来夏以降に延期したことから,その代替展示として開催するものです。

展示の概要

夏展チラシ

 学芸員は,調査研究や学習支援など広範な博物館活動を担っていますが,活動の対象は,学芸員の専門性などに応じて多様です。この展示会では,学芸員が日頃調査・研究を行ってきた内容について御紹介します。
 展示は,次の7つのテーマで構成されます。

 テーマ1 土器を見る-弥生時代の壺-
 テーマ2 ヒスイ色に輝く-青磁-
 テーマ3 草戸千軒は語る
 テーマ4 史料から見た「草戸千軒」
 テーマ5 茶の湯・いけばな・聞香
 テーマ6 廉塾の生活と塾の変遷
 テーマ7 幕末福山の文化人

展示構成

テーマ1 土器を見る-弥生時代の壺-

 弥生時代の後半(約2,000年前~1,800年前)に作られた壺を取り上げ,壺の形や大きさが何を意味するかを分かりやすく紹介します。
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左:弥生土器・壺(東広島市,浄福寺2号遺跡)(当館蔵)
右:弥生土器・壺(福山市,門前2号遺跡)(当館蔵)(画像提供:公益財団法人広島県教育事業団埋蔵文化財調査室)

 テーマ2 ヒスイ色に輝く-青磁-

 草戸千軒町遺跡からは,中国産陶磁器の破片が多量に出土しています。当館は,中国産陶磁器への理解が深められるよう完全な形を保っている資料を数多く所蔵しています。今回の展示で,中国産陶磁器のうち,優れた青磁の資料を紹介します。
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左:青磁画花文壺 中国・元時代(13~14世紀)(当館蔵)
右:青磁蓮弁文碗 中国・明時代(15~16世紀)(当館蔵)

 テーマ3 草戸千軒は語る

 中世の港町「草戸千軒」に生きた人々の営みの姿について,出土した木簡から紹介します。木簡に書かれた文字を追うことにより「いつ・どこで・だれが・なにを・どのようにした」のかという生活の足跡に迫ります。
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左:木簡(14世紀)(重要文化財広島県草戸千軒町遺跡出土品,当館蔵)
右:木簡(15世紀)(重要文化財広島県草戸千軒町遺跡出土品,当館蔵)

 テーマ4 史料から見た「草戸千軒」

 「草戸千軒」の町は,当初,数少ない中世の文献資料から「草津→草井地・草出→草土→草戸」と,時代とともに呼び名が変わっていったとされてきました。この展示では,改めて,中世の史料を読み解き,これまでの定説に一石を投じます。
画像4 西大寺諸国末寺帳

「西大寺諸国末寺帳」明徳2年(1391)(当館蔵 複製資料〔原資料:奈良県西大寺所蔵〕)

 テーマ5 茶の湯・いけばな・聞香

 「草戸千軒」の町が栄えた中世に,今日の伝統文化の原型が形作られました。その中から,茶の湯・いけばな・聞香を当館所蔵の茶道具や立花図,香道具などにより紹介します。
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左:茶箱道具一式(当館寄託)
右:香道具一式(当館寄託)

 テーマ6 廉塾の生活と塾の変遷

 今も江戸時代の塾の様子を伝える廉塾について,菅茶山が生きていた時代の塾の生活や建物の変遷について,残された資料から探っていきます。
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左:廉塾に関する覚書(部分)(重要文化財菅茶山関係資料,当館蔵)
右:素読書附田畑絵図面(部分)(
重要文化財菅茶山関係資料,当館蔵)

 テーマ7 幕末福山の文化人 

 約150年前,日本は幕末・明治維新という激動の時代の真っただ中でした。この展示では,当時を生きた福山藩の学者や画人を紹介します。
 彼らの残した作品を紹介しながら,幕末の福山の状況の一端を解説します。

画像7 吉田洞谷画「孔子像」
吉田洞谷画「孔子像」(部分)文久元年(1861)(当館蔵)

主催

ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)

会期・休館日・開館時間

会期:令和2年7月22日(金曜日)~9月6日(日曜日)
休館日:月曜日(8月10日〔山の日〕は開館,8月11日は臨時開館)
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)

入館料

一般290円(220円),大学生210円(160円),高校生まで無料
※( )は団体20名以上の料金
※常設展料金で御覧いただけます。

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