平成29年6月12日(月)午後4時00分から午後5時00分までの間
広警察署講堂
協議会委員 楠会長以下8人
警察署 署長以下9人
本年度第1回の警察署協議会であり,協議会メンバーは大きく替わった。
地域住民の安全・安心な生活を実現するため,地域と警察との情報交換の場であるとともに相互理解の場としたいので,積極的な意見交換を行っていただきたい。
この度の異動で,本職をはじめ8人の幹部が異動となり,新たな気持ちで一から,新しいやり方で警察署協議会に取り組んでゆく。
警察署協議会は,不祥事が続発し,警察が住民の声を聞いて行動する仕組みを作らなければいけないという「警察改革」の流れからできたものである。
当時,警察の常識は世間の非常識とも言われ,警察署協議会は警察運営に地域住民の声を反映するためのものである。
お互いが理解した上で,積極的な意見交換を行い,地域住民にとって最善の結論が見つかればよい。
本協議会を含め,年4回開催していくこととなっており,協議会委員の皆様方には警察活動に対するご理解とご協力をいただきたい。
○刑法犯認知件数は順調に減少~昨年は,対前年比約19%減
減少率でみると安芸高田警察署,世羅警察署,府中警察署に次ぐ4番目
罪種別では,器物損壊が最も減少(-52件)
~連続発生していた車のタイヤをパンクさせる器物損壊事件の犯人検挙
○本年は,5月末現在で171件,前年同期比3.9%減で減少率は鈍化
広島県全体では,前年同期比でみると増加,全国で増加傾向にあるのは広島県のみ
○特殊詐欺認知状況は,平成23年から増加に転じ,昨年は被害件数,被害金額ともに過去最悪
~20件,4000万円の被害
○本年,県警は第4期アクションプランの指標である年間総額5億円以下を目標に「アンダー5作戦」を展開
広警察署は,被害額2000万円以下を指標に活動
○5月末の県下の状況
~150件,約3億5000万円,前年同期比で,件数は倍増,被害金額では約7000万円増加
5月末の当署の状況
~6件,約500万円,件数は2件増加,被害金額は1700万円減少
○最近多発している手口
~「架空請求」「還付金」「なりすまし(オレオレ)詐欺」
「なりすまし(オレオレ)詐欺」の犯人が,実際の息子や孫の携帯電話に頻繁に電話をかけ,被害者からの確認電話を妨害
○特殊詐欺抑止への取組状況
~特殊詐欺犯行グループの検挙とツールの無力化
H28年~口座や通帳の譲り渡しなど助長犯罪の7件5名を検挙
H29年~通帳の譲り渡しや特殊詐欺の7件6名を検挙
○私設私書箱の無力化,ATM利用制限
○本年4月末現在,発生件数82件,負傷者数89人,前年同期比8件19人減少,死者数2人増減なし
死者数については,5月中1件1人発生し,前年同期比1人増加
年齢別は,65歳以上の高齢者が増加
○本年死亡事故の状況
~何れも島嶼部で発生
・4月2件~豊町で単独,単路,カーブで車両が逸脱,海に転落
・5月1件~蒲刈町の市道でカーブ,単路,崖下に転落
○死亡事故対策について
死亡事故が,島嶼部で高齢者の単独事故であるため,豊町において高齢者を対象とし「先進技術自動車」を使用した体験型の安全教室を開催
○取締り場所をホームページに公表
取締り重点路線
~県道下蒲刈川尻線(安芸灘大橋南側,安芸灘大橋の入り口が始点)
○設定理由
島嶼部での死亡事故が多発,死亡事故3件3名が発生
~島の入口での減速,安全運転
蒲刈地区においても高齢者が多く,交通事情から運転免許の返納は難しい状況があり,蒲刈地区でも是非,自動ブレーキ自動車など先進技術自動車を普及させるための安全教室をやってほしい。
○交通課長(説明)
管内において,順次,先進技術自動車の体験安全教室の開催を計画
高齢者ふれあいサロンの防犯講話会で,還付金詐欺の生々しい録音が公開され,反響が大きく効果があったので,このような研修を推進していただきたい。
○生活安全課長(説明)
生のやり取りは聴く方にも印象に残ると思うので,こうした録音の公開など工夫した防犯講話に,これからも取り組んでいく。
警察の方が,パトロールをしている姿を見ると安心する。
駐在さんが町内あちこちで顔を見せてくれ,パトカーが走っている機会を増やしていただければ犯罪抑止力にもなる。気にかけて欲しい。
○警務課長(説明)
駐在所の警察官が,事件・事故対応や広範囲のパトロール等で,駐在所を不在にしたり,街頭で姿を見かけないことがある。
警察官が姿を見せることで,住民の方に安心感を与え,犯罪抑止にもつながっている。
地元住民の声があるということを受け止め,パトロールを重視した活動を行う。
午前1時から午前2時ころまでの間に,県道矢野安浦線を,バイクが爆音を上げて走るので騒がしい。
谷間なので,爆音が響くのを楽しんでいる様子である。
○交通課長(説明)
爆音を聴いたり,暴走バイクが走っている姿を見たら,現場に警察官を向かわせるので通報して欲しい。
爆走のデータを取り,爆走する時間帯にパトロールをする基礎資料となる。
また,現場での取締りだけでなく,実態把握して爆走を止めることも必要であり,昼間でも駐車している爆走バイクを見かけた場合は,通報願いたい。
出勤時に,広南小・中正門前に車を停めて,子どもを降ろす人がおり,停滞の原因となっている。
他で,子どもを降ろしてほしいとの声が出ている。
○交通課長(説明)
すでに駐在所には連絡している。
まずは,現状を確かめて学校に申し入れをする。
事故があってはいけないので,現状を確認して指導・対応する。