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平成30年度 第2回 福山北警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2018年10月23日

開催日時

平成30年9月21日(金)午後4時00分から午後5時25分までの間

開催場所

福山北警察署 講堂

出席者

協議会(10名)
益川会長,西村副会長,藤原副会長,吉津委員,山崎委員,戸田委員,繁岡委員,入江委員,苅屋委員,駒村委員

警察署(7名)
署長,警務課長,留置管理課長,生活安全課長,交通課長,警備課長,警務課係長

議事要旨

福山北警察署協議会会長挨拶

福山北警察署長挨拶

議事

業務報告

犯罪発生状況及び取組施策(生活安全課長)

平成30年8月末の当署の刑法犯認知件数は,409件で平成29年比+34件と増加しており,特に増加しているのが窃盗で, 手口は自転車盗,万引きである。自転車盗の発生場所はJR福塩線の駅,スーパーの駐車場で増加しており,万引きは,スーパー,コンビニなどで増加している。昨年から連続発生していた,侵入盗は7月23日に逮捕 しており,現在の発生は落ち着いている。今年は,駅家町で車上ねらいが連続発生しており,車内に財布等の貴重品を置かないよう広報している。
特殊詐欺被害抑止施策について,現在,当署の認知件数は,1件約479万円で,手口は未納料金の架空請求である。特殊詐欺の被害者は,高齢者だけではなく,30~40歳代の若い世代も被害者となっている。抑止施策は,コンビニエンスストアでの電子マネー購入者に対する声かけと共に,レジの所へチェック表をおいて水際対策を実施している。
また,少年非行防止対策は,当署管内も低年齢化が進んでおり,高校生の非行件数が増加している。当署の少年補導の件数は広島県内2番目に多く,署員による少年の健全育成活動が活発である。児童虐待のこども家庭センターへの通告数は62件で内5件は身柄付き通告となっている。

交通事故発生状況及び取組施策(交通課長)

当署の交通事故の発生は299件と昨年比-48件約20ポイント減少しているが,高齢者の事故は96件で事故全体の48%となり, 昨年比9.8ポイント増加している。交通死亡事故は5件発生し,いずれも高齢者の事故である。神石高原町での死亡事故が,90日以内で2件発生したことから,神石高原町交通死亡事故多発警報が発令されている。県内の目標は75人以下であるが,既に71人(昨年比+11人)で死者は高齢者だけが増えている。悪質交通違反取締り状況は,34件と昨年より1件少ないが,飲酒運転での逮捕者は8人となっており,昼間でも検挙している。
9月28日には,芦品消防署前の交差点に信号機が新設される。信号機の新設は難しいのが現状である。管内で道路状況の変化により,信号機の必要がなくなった場所や,必要な場所があれば情報提供をお願いする。
新しい施策として,高齢者にドライブレコーダーを貸し出して使用してもらい運転を診断する施策や,国道182号線をハイビーム活用路線と して指定し,交通事故を防止しようとする施策を行っている。また,国道486号線対策,サポートカーの紹介などの行事も引き続き行っている。

平成30年7月豪雨の被災状況(警備課長)

広島県内の人的被害は死者109人で現在も5人の方が行方不明です。当署では災害警備対策本部を立ち上げ対応し,7月6日午後9時40分待機要員を招集,その後午後10時30分全署員招集している。7月5日から8日までの災害関連事案の急訴受理件数は175件で, うち6日は162件と集中した。警察署周囲は大人の腰あたりまで冠水し,庁舎も浸水したため,対策本部を1階から2階へ移設した。 昨年8月,庁舎浸水に備え隣接のフジグラン駐車場を借りる協定を締結していたので,署員の招集,勤務員の交替などで利用させてもらった。

質疑応答

【質問】
コンビニエンスストアに特殊詐欺のカードがあるが,隅にあって活用されていないのでは。(益川委員)

【回答】(生活安全課長)
今後もコンビニエンスストアとの協力関係を強化していくので,レジ横か客にとって見やすい場所への変更など有効活用してもらえるよう要請する。

【質問】
成人の万引きが9割との説明があったが,要因はなにか。(吉津委員)

【回答】(生活安全課長)
成人の万引きは,高齢者が多く,生活苦というよりもお金を使うのがもったいない,という理由のようだ。今後も,防犯教室等で被害防止とともに犯罪抑止の広報をしていく。

【要望】
ドライブレコーダーのレンタル制度は良いと思うので,福山市でも早く始まって欲しい。(駒村委員)

【回答】(交通課長)
施策が定着し,より多くの方に周知し,実際に体験して欲しい。

【発言】
地域安全情報を見ると,刑法犯が増加しており自分の住んでいる地域も,窃盗などの発生があるので不安に思います。
地域住民は,交番駐在所があると安心できるので,なくさないようにして欲しい。(山崎委員)

【質問】
道路でのハイビーム活用政策が有効というのはわかりますが,ハイビームの車が後方に付いたり,対向車線にいると眩しいのでどうなのか。(繁岡委員)

【回答】(交通課長)
道交法の規定でそういった場合は,下向きライトに切り替えるとあるので法律を守って下向きライトにして欲しい。

【質問】
ハイビームはどのくらいの距離が眩しいのか。(苅屋委員)

【回答】(交通課長)
距離が遠くても,ハイビームは眩しい。

【質問】
182号線がハイビームの活用強化路線になるが,中央分離帯の設備があるところでも,眩しくないのか。(駒村委員)

【回答】(交通課長)
中央分離帯があるので,眩しくないので大丈夫である。

協議会委員からの意見・要望

被留置者の逃走防止策について(益川委員,山崎委員)

【回答】(留置管理課長)
原因については,調査中なので回答できない。
当署では,警報装置の利用や弁護士接見終了時の声かけの依頼などの対策をとり,逃走防止に努めている。

自動二輪車の危険走行について(繁岡委員,入江委員)

【回答】交通課長
車両渋滞中に,自動二輪車が左側から追い越したり, 黄色車線をまたいで走行するのは交通違反となる。
交通安全教育と取締りをしている。
また,神石高原町付近の国道182号線でも,自動二輪 車の危険走行があるので対応していく。

矢印信号の設置について(駒村委員)

【回答】交通課長
福山北警察署南交差点の信号は,休日等の渋滞により 右折がしにくくなっている。
矢印信号の設置要請はしているが,年間広島県内で3機しか付かないのが現状である。
右折直進の交通事故は多いので,無理をせずゆとりをもった運転をして欲しい。

駐在所勤務員の単身赴任勤務について(山崎委員)

【回答】警務課長
警察署内の配置については,警察職員の能力,希望,家庭事情などを考慮して配置している。
家族帯同で赴任出来る人もいれば,単身赴任を余儀なくされる人もいる。
地域住民の方が安心して暮らせるよう,隣接勤務員,パトカー勤務員と協力している。

大雨洪水警報等発令時の対応について(益川委員,山崎委員)

【回答】警備課長
警報が発令されると,災害警備情報連絡室を立ち上げ, 情報収集に当たることになる。
避難勧告や指示は市町村長が発令するもので,警察は住民に対して広報や避難誘導,交通・立入規制を実施 する。
今回の災害で実際に発令された時,住民の方に避難を呼びかけ たが,頑なに拒否される方もおり,安全な状態での避難の難しさを痛感した。

その他

【意見】藤原委員
山野地区で,最近大麻事件の逮捕劇があった。
テレビで放映されているようなことが,身近で起こり不安を感じる。
近年空き家が増え,そこに外部から人が入ってきている。

【要望】益川委員
信号機の移動や廃止可能なところがあれば,警察への情報提供をお願いしたい。

優良防犯電話による犯罪抑止対策について(実演)

平成30年度第3回協議会開催時の時期

12月上旬開催予定

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