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平成30年度 第1回 福山北警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2018年9月12日

開催日時

平成30年6月25日(月)午後4時00分から午後5時15分までの間

開催場所

福山北警察署 講堂

出席者

協議会(10名)
益川会長,西村副会長,藤原副会長,吉津委員,山崎委員,戸田委員,繁岡委員,入江委員,苅屋委員,青木委員

警察署(11名)
署長,次長,警務課長,留置管理課長,会計課長,生活安全課長,地域課長,刑事課長,交通課長,警備課長,警務課係長

議事要旨

福山北警察署協議会会長挨拶

福山北警察署長挨拶

自己紹介

議事

業務報告

犯罪発生状況及び取組施策(生活安全課長)

平成30年5月末の当署の刑法犯認知件数は,248件で平成29年比+28件と増加しており,特に増加しているのが,窃盗の手口は自転車盗,万引きです。自転車盗の発生場所はJRや福塩線の駅や,スーパーの駐車場で増加しており,8割は無施錠,7割が学生の被害となっている。万引きは,スーパー,コンビニなどで増加しており,検挙される被疑者のうち95%が成人で,80%が40歳以上となっている。
更に,昨年から侵入盗が連続発生しており,無締まりの窓等から侵入し,家の中にある現金等を盗むというもので,中には昼間に犯人が侵入してきて,家人と鉢合わせるといった,危険な事案もありました。犯罪抑止施策として,確実な施錠と夜間における門灯等の使用を広報するとともに,JR西日本に協力していただき,電車内に自転車盗難防止にかかるアナウンスを実施している。
特殊詐欺被害抑止施策について,現在,当署の認知件数は,1件479万円で,手口は未納料金の架空請求である。特殊詐欺の被害者は,「私は詐欺の被害に遭わない」と他人事と思っている人が多く,高齢者だけではなく,30歳代40歳代の若い世代も被害者となっている。抑止施策は,管内の金融機関と連携した「アンダー5コール」の水際対策,給食宅配業者の宅配の際の広報チラシ配布,コンビニエンスストアでの電子マネー購入者に対する声かけを実施している。今後は,新たに福山平成大学との相互協力体制を確立することにより,学生に防犯活動に積極的に参加してもらい若い世代の防犯意識の醸成を推進していきたい。

交通事故発生状況及び取組施策(交通課長)

当署の交通事故の発生は128件と昨年比-35件20%減議事要旨少しているが,高齢者の事故は67件で事故全体の52%となり昨年比9.8%増加している。交通死亡事故は3件発生し昨年より1件減少している。いずれも高齢者の事故である。悪質交通違反の検挙件数は23件で昨年比-2件と減少しているが,飲酒運転の逮捕者は7人と昨年同数である。福山市内3署のいずれも飲酒運転は減っておらず,今後も取締りを中心に取り組んでいく。当署管内の交通事故の特徴は,車対自転車の事故が非常に多い。よって自転車対策に力をいれており,小・中学生及び高校生の自転車の乗り方教室やマナーアップ強化月間を推進していく。

また,交通事故を減らすキーワードは「高齢者対策」である。高齢者の方は,ベテラン運転者であるが,運動機能,認知機能の低下で運転技術が落ちてきている。そのことを実感してもらうため,高齢者が運転する車両に同乗しての安全指導などを実施してく。また,国道486号線対策では,4車線の道路にもかかわらず中央分離帯が,細い脇道の箇所で切れて交差しており,信号機が未設置である。信号機は,30年前には年間100機の設置があったが,現在は年間一桁の設置にとどまっている。よって,道路事情の変化で,より必要な箇所への設置替え等で対応することとなる。

夏の交通安全運動が7月11日から開始され,交通安全を願う幼稚園児の七夕作りや,歌唱により運動を盛り上げてもらう予定である。

質疑応答

【質問】
成人の万引き対策はどのうようにしているのか。(山崎委員)

【回答】(署長)
成人の万引きは,「おなかがすいたけどお金を使いたくない。」という理由からが多く,貧困で切迫しているというのではない。
店内には防犯カメラ撮影中の看板を設置したり,制服警察官が店内を巡回している。

【質問】
侵入盗の多い時間帯はいつですか。(苅屋委員)

【回答】(生活安全課長)
日中,外出時が,夜間より多い。
鍵を掛けていない家が被害に遭う。

【質問】
神石高原町は,鍵をかけていない家が多いが,発生はあるのか。(入江委員)

【回答】(署長)
発生はあります。
ツーロックをお願いしていますが,ワンロックも掛けていない人がいる。
鍵を必ずかけて下さい。

【質問】
鍵をかけても,鍵を自宅の庭の植木鉢の下などにに隠しておいて被害に遭っている。(戸田委員)

【回答】(次長)
侵入盗の犯人は,狙った家に入っている。
留守であることを確信を持って入っている。
留守をする時は,中に人がいる雰囲気を醸し出す,隣の家に声をかける等,音・光・人で対策をとることも必要。

諮問及び答申

速度違反取締指針(案)等の説明

協議会委員からの意見・要望

通学路について(益川委員)

益川委員から「早田橋北詰交差点付近の通学路に,歩道がなく,朝交通量が多いため,子供たちが危険な目にあっている。横断歩道等の設置や,交通監視をして注意喚起する方法があるのか。」旨の質問があり,
交通課長が「現地視察した結果,狭い道路で歩道の設備がなく危険だった。道路整備は他官庁との調整がありハードルが高いが,通学時の見守り活動は,交通指導員,交通推進隊,保護者等と警察が協力してできる。」旨回答した。

歩行者妨害について(青木委員)

青木委員から「横断歩道を渡ろうとしても,車両が停車しないので危ない。歩行者妨害になることを周知して欲しい。」旨の要望があり,

交通課長が「横断歩道に歩行者がいるかいないか確認する。歩行者いると止まらなくてはいけない。ルールではなく法律違反となるが守られていない。意識付けが必要であるが今のところ特効薬がない。広報活動と,取締りを地道にしていく。また,歩行者も,横断歩道を渡るアクションを示し,ドライバーとアイコンタクトをとったりして欲しい。」旨回答した。

水路対策について(苅屋委員)

苅屋委員から「水路が多いが,安全面を考えて欲しい。」旨の要望があり

交通課長から「安全性を考えると,市や県もこの問題は重要視している。ガードレールや蓋かけなどの必要性があるが進まない。水路の管理,清掃の利便性と安全性の均衡が求められる。今後も,市,県と連携して対応していく。」旨の回答があった。

空き家対策・独居高齢者対策について

尾道市向東町に受刑者が潜伏するという事案が発生し,空き家等が多い中,調査ができなかったという問題点があった。
当署管内で発生した場合の対応。
尾道市向東町は島であり,島からの交通を遮断することで封じ込めを行った。当署の場合は,それはできないので,発生時に人員を大量導入し,立ち寄り先等の捜索を実施する。空き家については,所有者の了解を得なければ入れないが,人命が関われば状況判断により,ガラスを割入り安否確認を行っている。

地域に密着した警察活動について(藤原委員)

藤原委員より「若い駐在さんが,地域の会合へ積極的に出席して,住民の輪に溶け込み,防犯指導や広報を楽しみながらしてくれている。架空請求のハガキについて駐在所から聞いていたが,実際送られて来るとドキドキした。北署へ相談すると架空請求とわかって安心した。不審な電話がかかって来た時,住民で相談しあえる雰囲気があるのも,駐在さんの住民に対する働きかけが大きい。」旨の申し出があり,

署長が「今後も,住民の方から頼りにされる駐在所を目指していく。」旨回答した。

平成30年度第1回協議会開催時の時期

第2回は9月,第3回は12月,第4回は2月に開催予定

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