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「この世界の片隅に」ロケ地巡り

印刷用ページを表示する掲載日2020年6月2日

映画『この世界の片隅に』(2016年11月公開)『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2019年12月公開) は、昭和初期に広島市で生まれ育った浦野すずが、当時日本海軍の一大拠点だった軍港の街・広島県・呉市に暮らす海軍勤務の文官・北條周作のもとに嫁ぎ新しい家族と呉の街に少しずつ溶け込んでいく様子を描いた長編アニメーション作品。戦争が進むにつれて配給物資が減っていく中、工夫を凝らして食卓を賑わせたり衣服を作り直したりして新しい家族の中で 生きようとするすずを中心に、当時の暮らしを丁寧に描いている。徹底した時代考証で原作の世界にさらなるリアリティーを加え、戦時下(1944年、昭和19年ころ)、の暮らしを活写。戦況の悪化によって、それまでのささやかな幸せが奪われていくことにこそ戦争の恐ろしさがあるのだということを、従来の戦争映画とは一線を画した柔らかいタッチのアニメーションで穏やかに伝えてくれる。ありふれた日常生活のかけがえのなさ、それを理不尽に奪っていく戦争の残酷さ、そして平和の尊さを、この映画を通して再認識したい。

https://hiroshimaforpeace.com/in-the-corner-of-this-world-location-tour/

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