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ため池

印刷用ページを表示する掲載日2017年6月30日

ため池の状況

 ため池とは,降水量が少なく、流域の大きな河川に恵まれない地域などで,農業用水を確保するために水を貯え取水ができるよう,人工的に造成された池のことです。

 県内には,約2万箇所の農業用ため池があり,その数は,兵庫県に次いで全国第2位のため池数を有しています。

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 (平成28年8月末現在)

 ため池は,農業用水(全体の約3割)の確保という役割を担うとともに,洪水調節,地下水涵養,親水空間の提供といった多面的な機能を有するなど,重要な地域資源にもなっています。
 一方で,これらのため池の中には,江戸時代以前に築造されたものが多く,老朽化が進んでいる状況であり,さらに近年の局地的な豪雨の頻発や大規模地震の発生が懸念される中,ため池の安全性の確保が課題となっています。
 また,ため池の維持管理の多くは,農家(受益者)が担っている状況であり,農家数の減少や高齢化により,きめ細かい管理が困難になっています。 

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ため池の築造年代

ため池の保全・管理

 豪雨及び地震などにより,ため池が決壊すると,甚大な被害をもたらすため,日々の点検や,必要に応じた低水管理,連絡体制の整備などを十分に行うとともに,ハザードマップの作成・周知など,いざという時の備えをしておくことが重要です。

 こうした取組を促進するため,啓発パンフレットや,点検マニュアルなどを作成し,ため池管理者などへの周知を図っています。

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平成28年6月23日に発生したため池の決壊状況(福山市) 

ため池の啓発パンフレット

 ため池管理者などの防災意識の醸成を図るため,啓発パンフレットを作成しています。

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ため池啓発パンフレット (PDFファイル)(8.67MB)

※ご自由にお使いください。

ため池点検マニュアル(平成24年10月)

 ため池管理者,市町及び県が地震による災害に速やかに対応するため,体制の整備,情報の把握,点検内容,点検後の措置など実施すべき行動について,マニュアルを作成し,二次災害の防止を図ることとしています。

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 ため池点検マニュアル(平成24年10月) (PDFファイル)(2.89MB)

維持管理規程の作成

  ため池の安全かつ適切な維持管理を促進するため,記載例を作成しています。

 ため池維持管理規程(記載例) (PDFファイル)(142KB)

調査・点検

ため池緊急点検の実施(H22~H23)

 平成22年7月に県北部,庄原市で豪雨による土砂災害が発生したことを受け,貯水量1,000㎥以上で,未改修のため池4,357箇所を対象に現地踏査を行い,コンクリート構造物や堤体の陥没・浸食など外観から変状による老朽度を確認しました。
 下図のとおり,老朽度と下流への影響度を3段階に分けた形でランク分けを行いました。

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 堤体及び洪水吐など損傷が大きい老朽度A(173箇所)については,平成26年度までに対策に着手しています。
なお,突発的に対応の必要となったため池については,着実に対策を講じることとしています。

ため池一斉点検の実施(H25~H27)

 国の制度を活用し,貯水量1,000㎥以上または受益面積0.5ha以上のため池を対象に,外形的な状況や周辺環境を調査し,過去の豪雨や地震により,被害を受けたため池との類似性から整備の要否を判断する詳細調査の優先度を判定しました。
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 ため池一斉点検の結果について (PDFファイル)(88KB)

ため池耐震診断の実施と健全度の評価(H25~)

 県では,国のため池耐震診断の制度化に伴い,平成25年度から,ため池耐震診断を実施しています。
 広島県地域防災計画に位置付けた重要ため池(503箇所)のうち,一斉点検結果などにより,優先度が高いものから,地質調査や土質試験などによる耐震診断を平成30年度までに行い,健全度を3段階(A~C)で評価し,健全度が低いため池(B・C)について,耐震対策を行うこととしています。

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 ため池耐震診断を実施したため池について,万が一大地震などによりため池が決壊した場合に想定される下流への影響範囲などを示した,「浸水想定区域図」の作成を行っています。
 なお,浸水想定区域図は,土地利用などを制限するものではなく,県民のみなさまに防災意識を高めて頂き,緊急時の避難行動に繋げてもらえるように作成したものです。
 関係住民と市町で避難方向や避難場所を定めるハザードマップの作成にも活用して頂きたいと考えています。

 平成25年度 ため池耐震診断結果(80箇所)の評価及び浸水想定区域図について

 平成26年度 ため池耐震診断結果(27箇所)の評価及び浸水想定区域図について

 平成27年度 ため池耐震診断結果(15箇所)の評価及び浸水想定区域図について

 平成28年度 ため池耐震診断結果(137箇所)の評価及び浸水想定区域図について

対策の実施

 耐震診断を行い健全度が低い(B・C)と評価されたため池については,ため池管理者,市町と協議し対応方針を決定することとしています。
 ソフト対策として,ため池管理者には維持管理規程を策定していただき,低水管理などを行うこととともに,市町によるハザードマップ作成を促進していきます。
 なお,ハード対策については,市町と連携し,事業化を進めることとしています。

その他

 ●ため池に関する情報などについては,以下をクリックしてください。

 ため池(農林水産省)外部リンク

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