ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

県内唯一!3年連続「四冠王」&カブトムシ養殖で二酸化炭素削減!(世羅高等学校)

  世羅高校生活福祉科の生徒が,全国高等学校家庭科技術検定「四冠王」(※1)及び「三冠王」(※1)を受賞しました。平成30年度の県内の「四冠王」受賞者は,世羅高校の2名のみであり,3年連続の受賞となりました。
  また,農業経営科の生徒が,科目「課題研究」(※2)において地域や社会との関わりを重視した研究テーマを設定し,地域の小学校と連携しながら課題を発見し,解決に向けた研究を行いました。
※1「四冠王」,「三冠王」とは,全国高等学校家庭科技術検定の和服,洋服,食物,保育の4種目において,全種目1級に合格した者を「四冠王」,和服,洋服,食物の3種目1級に合格した者を「三冠王」と称します。
※2農業に関する課題を設定し,その課題の解決を図る学習を通して,専門的な知識と技術の深化,総合化を図るとともに,問題解決の能力や自発的,創造的な学習態度を育てる学習活動です。 
 3月8日(金),次の生徒が教育長を訪問し,受賞や研究内容について報告しました。
  生活福祉科 3年 上神田 初音(うえじんだ はつね)さん  「四冠王」受賞
                          上野 愛莉(うえの あいり)さん  「三冠王」受賞
                          木村 瞳未(きむら まなみ)さん  「三冠王」受賞
                          貞森 穂望香(さだもり ほのか)さん  「三冠王」受賞
                          山根 莉子(やまね りこ)さん  「三冠王」受賞
  農業経営科(カブトムシ養殖プロジェクト班)
                   2年 松浦 一平(まつうら いっぺい)さん
                          松木 蓮(まつき れん)さん
かみ あお
生活福祉科の生徒たちは,
「食物調理の検定を通じて,忍耐力と集中力を身に付けることができました。毎日献立を考えてくれる親の大変さを知ることができました。」
「被服製作の検定を通じて,苦手だった裁縫や細かい作業が苦ではなくなり,ものづくりの楽しさと大変さを知ることができました。」
「検定で身に付けた知識と技術を生かして,3年生が一人一着のドレスを製作し,学習発表会でファッションショーを行いました。近隣の中学生や地域の方々にも見ていただけてうれしかったです。」
と取組を報告しました。
おく もも
教育長は,
「得意分野,不得意分野ある中,皆さんで合格できてよかったですね。」
「難しい所も上手に縫えています。和と洋が調和した斬新なデザインのドレスもとても素敵ですね。」
「ファッションショーを見た中学生が皆さんにあこがれて世羅高校に進学したいと思ってくれたでしょうね。」
と生徒たちを称えました。
だんし かぶと
農業経営科の生徒たちは,
「世羅町の生ゴミ問題に焦点を当てて,地球温暖化対策の一つとして,生ゴミの堆肥化プロジェクトに取り組みました。」
「生ゴミを堆肥化して可燃ゴミを減らすことで,4人家族で年間600kgの二酸化炭素が削減できます。世羅町全体で取り組むことができれば,年間2500tもの二酸化炭素が削減できます。」
「生ゴミから作った堆肥に,地元特産のしいたけの原木から作ったチップと菌床の粉末を混ぜて発酵させた腐葉土を使って,カブトムシの養殖に取り組みました。1,200匹もの幼虫の養殖に成功しました。」
「小学生にも生ゴミ問題や地球温暖化問題に興味を持ってもらいたいと思い,そのきっかけづくりとして,小学校を訪問してカブトムシをプレゼントしたり,腐葉土づくり教室を開催したりしました。」
と取組を報告しました。
きょうしつ ようちゅう
教育長は,
「小学生の興味をうまく引き出せることができてよかったですね。」
「この取組が広がっていくことを期待しています。これからも頑張ってくださいね。」
と今後の取組に期待を寄せ,エールを送りました。
きねん 
世羅高等学校ホームページ

「広島の教育ギャラリー」一覧へ戻る