平成29年度「ひろしま“ものづくり”技能検定」1級合格者認定!(広島工業高等学校)
県内の工業高校・工業系学科の生徒が,“ものづくり”に対する高い「技と心」を学び,更に技術・技能の向上を目指し,広島オリジナルの「ひろしま“ものづくり”技能検定」を受検しました。
技能レベルの“見える化”と“企業との共有化”を図ることを目的として,企業の協力を得て作成した本県オリジナルの技能検定です。
検定部門には,旋盤作業,電気工事,電子回路組立,化学分析,木材加工,測量の6部門があり,10級から1級までを段階的に受検し,企業が求めるレベルを目指します。
年3回実施する検定では,企業等の高い技術・技能をもつ専門家が,検定級に求められる能力を生徒が習得しているかを審査し,認定を行います。
【旋盤作業の検定の様子】 |
【化学分析の検定の様子】 |
2月19日(月曜日),国家技能検定2級以上のレベルである,ひろしま“ものづくり”技能検定1級に合格した次の生徒に,教育長から認定証書が授与されました。
県立広島工業高等学校
≪機械科 3年≫
脊戸川 和宏(せとがわ かずひろ)さん
築谷 誠(つきたに まこと)さん
松尾 柊太朗(まつお しゅうたろう)さん
≪化学工学科 3年≫
篠原 海斗(しのはら かいと)さん
認定証書授与式後,生徒たちは,
「あっと言う間の高校3年間でした。部活(工業クラブ)ばかりやってきたような印象です。」
「旋盤で削っていって,自分のイメージ通りの形にできたときがうれしいです。」
「就職してからも,これまで磨いてきた技術を生かしつつ,更なる技術力向上に向けて頑張りたいと思います。」
と高校生活を振り返るとともに,今後の抱負等を述べました。
教育長は,
「一つのことに,これだけ専念できたのは素晴らしいですね。1級はかなり高いレベルに設定されているので,そのレベルまで技術が上達したのも,皆さんの努力の成果ですね。」
「社会人になってからも,技能五輪という競技会に向けて頑張ってください。」
「ものづくりの技術向上には際限がないので,高みを目指す面白味があると思います。これからも更に上のレベルを目指して頑張ってください。」
と生徒たちの技術力を称えるとともに,今後の活躍にエールを送り,自筆の色紙を手渡しました。