「三次高校全国短歌大会 10周年記念大会シンポジウム」を生徒が企画・運営(三次高等学校)
三次高等学校の学校創立110周年を記念して開始した三次高校全国短歌大会が,今年10年目を迎えました。この大会は,同窓の歌人 中村 憲吉(なかむら けんきち)にちなんでの短歌大会であり,毎年,全国から10,000首近い応募作品が集まる大会に育ち,今年度は約7,300人の小学校・中学校・高等学校の児童生徒から12,000首以上もの短歌が集まりました。
今年度は,創立120周年記念事業の一環として,生徒実行委員会を組織し,生徒が主体となって,「三次高校全国短歌大会10周年記念大会シンポジウム」を企画し,2月8日(木曜日)に開催しました。
2月13日(火曜日)に生徒実行委員会のリーダー会の次の生徒が教育長を訪問し,開催までの取組や当日の様子について報告しました。
2年 石田 星(いしだ あかり)さん
金上 友風(かねじょう ゆうか)さん
雲井 絢子(くもい あやこ)さん
冨士原 雅結(ふじはら みゆ)さん
1年 加藤 琴音(かとう ことね)さん
久保田 早紀(くぼた さき)さん
若狭 右京(わかさ うきょう)さん
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生徒たちは,
「生徒実行委員会には,『中村憲吉プレゼンプロジェクト』,『セレモニープロジェクト』,『ワークショッププロジェクト』の3チームを立ち上げ,放課後に集まり準備を進めました。」
「『中村憲吉プレゼンプロジェクト』では,「短歌大会について」や「中村憲吉の短歌について」などについて調べてまとめ,プレゼン発表を行いました。」
「調べてまとめるのは大変でしたが,時間を掛けて一生懸命やったので,大きな達成感につながりました。」
「多くの人に短歌を楽しんでもらえるように,体験型ワークショップ『そうだ,短歌作ろう!』を企画しました。」
「何をすれば多くの人に楽しんでもらえるのかを考えたり,みんなの意見をまとめるのに苦労しました。」
「『セレモニープロジェクト』では,受賞者のおもてなしに重点を置いて考え,書道部に協力してもらって懸垂幕を作成し,ステージに掲示しました。」
「思い通りにいかないことも多くありましたが,チームのみんなで支えあいながら,何とか開催することができました。」
などと,開催までの取組や当日の様子について報告しました。
教育長は,
「開催までに様々な苦労があったのですね。」
「中村憲吉の短歌について調べてみて,どういう情景を詠んでいたのかが分かると,短歌をより一層楽しめますね。」
「議論して,いろいろな意見が出てくるのはいいことです。意見をまとめるのは大変ですが,皆の意見をまとめる中でどんどんいいものができたのでしょうね。」
「それぞれの夢が叶うように,これからも頑張ってください。」
と生徒たちの頑張りを労うとともに,今後の活躍にエールを送り,「夢は叶う」と自筆した色紙を手渡しました。