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平成28年6月6日(月) 下崎教育長が広島皆実高等学校を訪問しました

 県立広島皆実高等学校は,普通科・体育科・衛生看護科の3つの学科が共に協力し合い,生徒それぞれの夢の実現のために,「勤勉 強行 責任 自由」の校訓のもと,「一人一人の文武両道」を確立させる様々な取組を行っています。
 はじめに,応接室において,体育科主任の樋口教諭,衛生看護科主任の堀教諭から各学科の説明,中核教員の岡田教諭から「広島版『学びの変革』アクション・プラン」の「活用コアスクール」事業の取組について説明がありました。

広島皆実学校説明広島皆実衛生看護学科説明広島皆実授業2
 
 体育科では,専門教科の学習や運動部活動を通して,より高度な体育・スポーツに関する知識と技術を習得し,アスリート,体育・スポーツの指導者として必要な資質を培っています。
 今年度,体育科の卒業生21名が教育実習生として母校に戻ってきており,訪問日は,実習生が保健の授業を行っている様子を見ることができました。
 体育科の特色ある取組の一つに,校内の大運動会における学科の全生徒120名による集団行動があります。
生徒自らが構成を考え,練習も生徒が中心となり行います。集団行動の一糸乱れぬ動きは,観客に感動を与え,生徒自身も大きな達成感を得ているとのことです。昨年度は,第2学年の生徒が広島市立宇品中学校で,集団行動の出前授業を実施しました。生徒が授業の指導案を作成し,中学生に教えることで,学びが深まり,自分たちの集団行動の質も向上し,日々の授業における発問の仕方や,部活動での取組においてもよい変化が見られるようになったようです。
 
広島皆実衛生看護学科授業1広島皆実衛生看護学科授業2広島皆実衛生看護学科授業3
 
 広島皆実高等学校は,高等学校における看護教育を実施する唯一の県立高等学校であり,衛生看護科3年間と専攻科2年間を合わせた5年間の一貫した看護教育を実施しています。
 衛生看護科では,普通教科科目・看護科目(看護の基礎・基本)を学ぶとともに,広島大学病院などでの臨地実習等を経て,高度な医療技術を身に付けます。さらに,専攻科では,一般教養と,より専門性の高い看護の専門科目を学び,病院等でのさまざまな実習を通して看護者としての実践力を身につけ,平成16年度以来12年間連続で,看護師国家試験合格率100%を達成しています。
 臨地実習後には,「振り返りの会」を実施し,生徒が看護に対する考えを深め,実践能力を向上させる体制を整えています。また,日々の授業や実習の中に,反転授業やグループ学習を取り入れ,生徒の主体的な学びを促しています。
 衛生看護科の生徒で構成される「看護クラブ」では,生徒が看護の専門的な学習を踏まえ自主的に課題研究に取り組んでいます。昨年度は,児童館に赴き,児童館を利用する小学生に対して,「手洗いの大切さ」を教える出前授業を行うとともに,老人ホームに赴いて,高齢者に対して熱中症予防や嚥下体操といった出前授業や,リクリエーションなどのボランティア活動を行いました。授業の事前・事後訪問も含めて生徒が主体的に計画を立て,当日は,小学生や利用者にもわかりやすいように紙芝居や劇を用いて授業を行い大変好評であったとのことです。
 
広島皆実授業1広島皆実授業4広島皆実授業3
 
 広島皆実高等学校では,昨年度から「広島版『学びの変革』アクション・プラン」のパイロットスクールの役割を担う「活用コアスクール」の指定を受け,各教科から若手教員を選出した「『学びの変革』プロジェクトチーム」を中心として,研究を推進しています。生徒を育成するための資質・能力を明確化し,「皆実コンピテンシー」を設定した「『皆実コンピテンシー』の育成をはかる授業づくり」を今年度の研究テーマとし取組を進めています。
 総合的な学習の時間や学校行事,生徒会・部活動,進路指導,生徒指導とも連動させながら,「皆実コンピテンシー」を意識した授業づくりを行うこととし,相互授業観察や思考力問題の作成・練り上げ等により,授業や問題が「皆実コンピテンシー」を育成するものとなっているか検証・評価し,「『学びの変革』プロジェクトチーム」を中心として手立てや方法を学校全体で議論しながら,教員の指導力向上と生徒の意欲・学力向上をめざしています。
 学校説明の後に,授業を参観しました。
 生徒は明るく前向きで,校訓にもありますが「責任」のある「自由」さが感じられました。
 衛生看護科の看護実習では,3名がグループとなりシーツ交換をしていました。答えのない課題に対して,2名の生徒が協力し合いながら試行錯誤し,観察者である生徒は,根拠を考えながら工夫・改善点など相手に適切に伝えるようとしている様子が感じられました。
 普通科,体育科のその他の授業においても,生徒が主体的に意見発表やペアトークを行っている様子が見られました。
 広島皆実高等学校では, 「三つの学科の『総合力』」,「チーム皆実」ということばが随所に聞かれ,学科,教科,学年の枠を越えて,学校全体でベクトルを揃えて,「文武の両面で生徒を鍛える」取組を行っている様子が感じられました。

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