ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

平成27年11月6日(金) 下崎教育長が県立熊野高等学校を訪問しました

 県立熊野高等学校は,広島県内で唯一「芸術類型(普通科芸術系コース)」を有する県立学校です。
 芸術類型の生徒は,音楽,美術,書道の各コースにおいて,将来,芸術方面・文系学部等への大学進学や,特技または趣味として将来にわたって楽しむために専門教科を多数学びます。複数の大学とも教育連携を結び,教育内容の充実を図っています。

歓迎看板廊下掲示熊野高校授業風景音楽コース

 玄関では,書道コースの生徒による,歓迎の看板がお出迎えです。 
 廊下には,生徒の活動の様子が写真で紹介されており,様々な場において,一生懸命頑張っている生徒や教職員の楽しそうな,明るい表情が印象的でした。
  訪問日は,芸術類型の各コース担当から活動状況等の説明をいただき,実際の授業を見せていただいた後,1学年会,2学年会,3学年会,保健部,生徒指導部,進路指導部のそれぞれの主任から取組の説明をいただきました。 

 熊野高等学校では,今年度の入学生から,昨年度までの江田島宿泊研修に替え,入学直後に校内において様々な学習・研修を集中的に行う「スターティングウィーク」を実施されています。 
 学習の進め方の習得や学習スタイルを入学後の早い段階から身に付けるため,「予習→授業→復習→定着・発展」を「黄金の学習サイクル」とし,スターティングウィーク中は,「予習のための課題」「授業」「自学自習の時間」を設けています。
 さらに,自分で学習計画を立てる(タイムマネジメント),節度をもって学校生活を送る規範意識を高めるための外部講師による指導,例えば制服の着こなしの重要性やマナーの指導もあり,入学後の早い段階で,学校生活の基本となることをきめ細かく指導されています。
 このスターティングウィークは,現時点での自分の状態を知り,3年後の進路実現に向け,これまでの生活,学習の仕方をどのように変えていけばよいのかを考えるきっかけにもなっているようです。
 また,昨年度から,第2学年の生徒全員を対象とし,「『福祉・介護の現場』体験学習」を実施されています。事前学習をしっかり行い,本年度は,近隣の10の福祉施設,老人ホームにおいて,福祉・介護の仕事を体験させていただき,その様々な体験を生かしていくために,事後学習もしっかり行われています。生徒にとって,大変よい経験になっているようです。
書道コース授業風景書道コース作品美術コース活動紹介
美術コース授業風景美術コース(造形)プレ大会パレードマーチングバンド

 授業参観においては,第1学年の自習のクラスで,監督者がいなくても,生徒一人一人がやるべきことをやっている様子が見られ,スターティングウィークの成果が感じられました。
 芸術類型書道コース第3学年の授業では,熊野高等学校に入学して初めて書道をした生徒が3年間で数々の賞をとるなど自信をつけ,将来の夢の実現に向けてがんばっているということを生き生きとした表情で語ってくれました。 
 美術コース第3学年の授業では,2名の生徒が取組状況等を説明してくれました。同じテーマの絵画であってもそれぞれに独創的な作品で,自己表現がされていました。また,造形の授業では,「ある世界」を表現したという制作中の作品を見せていただきました。「お寺」「庭園」などいろいろな意見がでましたが,正解は,なんと「『花札』の世界」!言われてみると,月,菖蒲に八橋,猪,鹿などが見られました。
 音楽コースでは,高校生が取得するのは非常に困難である日本マーチングバンド協会3級指導員の資格を,在学中に取得した生徒もいるとのことです。
 各コースの生徒も所属する書道部,美術部,吹奏楽部は,数々のコンクール等において高い成績を残すとともに,地域の行事などにも積極的に参加されており,生徒が目的をもって,前向きに生き生きと取り組んでいる様子が感じられました。
 また,来年広島で開催される「第40回全国高等学校総合文化祭 2016ひろしま総文」美術・工芸部門,書道部門,吹奏楽部門の生徒実行委員会のメンバーとして,芸術類型で日々鍛錬している力を発揮しながら,広島県の牽引役として,他校の生徒と協力し,切磋琢磨しながら,全国大会の成功に向けて日々がんばっているとのことです。
 11月14日(土)に広島市本通り商店街において開催された「2016ひろしま総文 プレ大会 パレード」においては,マーチングバンドが出場し,素晴らしい演奏と息の合ったマーチングを披露し,パレードを盛り上げてくれました。

 熊野高等学校では,21世紀の社会で働くために必要な力としてあげられる「創造性」をはぐくむ場面に触れることができました。

 「教育長学校等訪問」一覧へ戻る

この記事をシェアする