呉工業高等学校定時制の生徒が今年度の取組の成果を報告しました!
呉工業高等学校定時制の生徒が,作品コンペへの出展やものづくり競技大会に挑戦し,全国大会第4位や広島大会第1位など素晴らしい成績を収めました。
2月26日(水)に次の生徒が教育長を訪問し,その取組の成果について報告しました。
梅木 天太(うめき てんた) | 機械科 | 4年 |
小野 裕弥(おの ゆうや) | 機械科 | 4年 |
渡邉 勇介(わたなべ ゆうすけ) | 機械科 | 3年 |
先家 幸希(さきいえ こうき) | 電気科 | 4年 |
和田 涼(わだ りょう) | 電気科 | 2年 |
1 「呉定ネスト」の製作
「呉定ネスト」は,工事現場で使われる金属パイプを用いてデザインしたブランコです。第11回広島県高校生技能オリンピック 作品展示部門及び広島県IDコンペ2020 インダストリアル部門で第1位を獲得しました。今は,呉工業高校の図書館に設置されています。
製作に当たっては,固いというイメージがある鉄を素材にしているが,親しみやすいデザインとなるよう工夫したそうです。また,パイプを曲げる必要があったため,協力してくれる会社を自ら探して,協力してもらったそうです。
2 溶接作業による大会出場
高校生技能オリンピックの溶接作業部門は,高い水圧に耐える金属容器を製作し,その完成度を競います。渡邉さんは,今年度,これに出場し,見事第1位の成績を収めました。続いて,広島県代表として中国大会に出場しましたが,惜しくも第10位の成績でした。
「卒業後は溶接に関わる仕事に就く予定であり,学んだことを生かしていきたい。」と抱負を語りました。
3 「ジャパンマイコンカーラリー2020 全国大会」出場
マイコンカーラリー大会とは,光センサーや画像解析により,ライントレースをするマイコンカーを自作し,コースを1周するタイムを競う大会です。
先家さんと和田さんは,この全国大会の「Advaned Class」と「CameraClass」にそれぞれ出場し,和田さんは「CameraClass」で第4位の成績を収めました。
「全国大会では良い経験ができた。より上位を目指して頑張りたい。」と感想を述べました。
教育長は,
「学んだ技術が,仕事で直接に生かせないこともあるかもしれませんが,技術の幅が広がることは良いことですね。」
「特別支援学校の子供にとっては,トランポリンやブランコに乗るなどのいつもと違う感覚が良い刺激になるそうです。特別支援学校や小学校と連携して,呉定ネストが設置できたら喜ばれるかもしれませんね。」
と感想を述べました。