広島工業高等学校の生徒がスツールを寄贈してくれました!
広島工業高等学校建築部の生徒が,教育委員会事務局の待合スペース(県庁東館4階)を有効活用するという課題に挑戦し,オリジナルデザインのスツールを製作しました。このスツールは生徒がこれまで授業や部活動で培った木材加工の技を活用し,一脚一脚手作りしたものです。
2月12日(水),次の生徒が教育長を訪問し,製作過程を説明するとともに,スツールを寄贈してくれました。
浅海 皇(あさみ こう) | 建築科 3年 |
岡本 美典(おかもと みのり) | 建築科 3年 |
近藤 仁也(こんどう じんや) | 建築科 3年 |
垰田 知輝(たおだ ともき) | 建築科 3年 |
坂野 圭梧(さかの けいご) | 建築科 3年 |
濱井 大季(はまい だいき) | 建築科 3年 |
山崎 慶次(やまさき けいじ) | 建築科 3年 |
吉田 陵希(よしだ りょうき) | 建築科 3年 |
スツールの製作に当たって県庁を2度来庁し,利用方法,大きさ,デザインなどについて協議しました。試作を繰り返し,男女ともに利用しやすいように座面の高さ,形状にこだわり,座る人が心地よく,機能的なデザインを考案しました。スツールを置くスペースや,利用者の人数を踏まえ,10脚製作しましたが,1脚ずつで使用したり,組み合わせてベンチとして使用したりできるよう,座面の形状が工夫されています。
また,製作に当たっては,ほぞ組みやダボ継ぎなどの伝統的な技法を用いて釘を1本も使わないようにするなど,工法にもこだわりました。
教育長からは,
「今は,消費者はストーリーを買う時代です。せっかくなので,画期的なデザインを考案するに至った経緯や釘を一本も使わない工法を採用した理由など,製作秘話をまとめてみてはいかがですか。」
「本当に素晴らしいものをありがとうございました。将来の夢は大工と聞いていますが,これからも頑張ってください。」
と謝意を述べました。