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平成15年度幼児教育調査報告書-I 調査の概要

緑色の丸のイラスト 1 調査の目的

  幼児の育ちの状況や幼稚園・保育所における教育・保育の実施状況,幼児期の教育に関する保護者の意識や実態等を把握し,今後の行政施策の改善・充実を図るための基礎資料を得る。

緑色の丸のイラスト 2 調査の設計

(1) 調査対象

 県内の公立・私立の幼稚園・保育所から層化2段無作為抽出により,対象幼稚園・保育所を選び,年長児のクラス(年長児のクラスが複数ある場合は1クラスを任意に選定)全員を対象とした。
 なお,回答者は幼稚園・保育所の教員・保育士(以下,保育者という。)及び対象幼児の保護者とした。

(2) 調査方法

 1)幼稚園・保育所調査 郵送配布-郵送回収
 2)保護者調査 幼稚園・保育所で配布-回収

(3) 調査実施期間

 平成15年8月15日~平成15年9月15日

緑色の丸のイラスト 3 発送・回収状況

(1) 幼稚園・保育所調査

 

 

幼稚園

保育所

合計

幼稚園数

園児数

保育所数

園児数

幼稚園・
保育所数

園児数

県全体

314園 13,971人 631園 11,966人 945園 25,937人

発送数

56園 1,473人 46園 1,051人 102園 2,524人

有効回収数

55園 1,470人 46園 1,049人 101園 2,519人

有効回収率

98.2% 99.8% 100% 99.8% 99.0% 99.8%

(2) 保護者調査

 

 

幼稚園

保育所

合計

発送数

1,473園

1,051園

2,524園

有効回収数

1,465園

1,040園

2,505園

有効回収率

99.5%

99.0%

99.2%

 緑色の丸のイラスト 4 調査の構成

 本調査は,幼稚園・保育所調査と保護者調査の2種類で構成しているが,その調査内容は幼稚園教育要領及び保育所保育指針(5歳児)の5領域ごとの内容に基づいている。

-------------------- 5領域 --------------------

  • 「 健康 」:心身の健康に関する領域
  • 「人間関係」:人とのかかわりに関する領域
  • 「 環境 」:身近な環境とのかかわりに関する領域
  • 「 言葉 」:言葉の獲得に関する領域
  • 「 表現 」:感性と表現に関する領域

- 幼稚園教育要領から -

 また,この2種類の調査はそれぞれ3つの調査からなっている。

(1) 幼稚園・保育所調査(回答者:保育者)

 

調査種別

調査の略称

・ 幼児の育ちの状況について(観察調査):15項目 1) 保育者観察調査
・ 幼児の育ちの状況について(実技調査):5項目 2) 実技調査
・ 重点的に取り組んでいる内容について(質問紙調査) 3) 保育者指導調査

 

1) 保育者観察調査 5領域15項目について4段階で評定
2) 実技調査 5領域5項目について4段階で評定
3) 保育者指導調査 5領域ごとに2項目を選択(幼稚園・保育所別)

(2) 保護者調査(回答者:保護者)

 

調査種別

調査の略称

・ 幼児の育ちの状況について(質問紙調査):15項目 1) 保護者観察調査
・ 基本的生活習慣の定着状況について(質問紙調査):5項目 2) 生活習慣定着度調査
・ 家庭教育で特に大切にしていること(質問紙調査) 3) 保護者指導調査

 

1) 保護者観察調査 5領域15項目について4段階で評定
2) 生活習慣定着度調査 5項目について4段階で評定
3) 保護者指導調査 5領域15項目から5項目を選択

緑色の丸のイラスト 5 保育者観察調査と保護者観察調査の内容

 保育者観察調査と保護者観察調査の調査内容は相互に関連を図っている。その内容は次のとおりである。

 

領域

No

項目

保育者観察調査内容

保護者観察調査内容

健康

1

戸外遊び 積極的に戸外に出て遊ぶ。

戸外での遊びをこのんでする。

2

基本的生活習慣 身の回りの清潔,衣服の着脱,食事,排泄など生活に必要な活動を自分でする。 自分の身の回りのことは自分でする。

3

安全 危険なものに近寄ったり,危険な場所で遊ばないなど,安全に気を付けて遊ぶ。 車に気をつけて道路をわたる。
人間関係

4

コミュニケーション 自分の意見を主張するが,相手の意見も受け入れる。 自分の思いどおりにならなくてもがまんする。

5

善悪の判断 よいことや悪いことがあることに気付き,考えながら行動する。 ゴミはきめられたところへすてる。

6

きまり 友達との遊びの中で,きまりの必要性を知り,きまりをつくることができる。 約束やきまりを守る 。
環境

7

自然とのかかわり 身近な動植物に親しみをもって接し,生命の尊さに気付き,いたわったり,世話をしたりする。 身近な動物や植物などの世話をする。

8

整理整頓 身近なものを大切に扱い,自分の持ち物を整頓する。 自分の使ったおもちゃなどを片づける。

9

簡単な数を数えたり,数で比べたり,順番を言ったりする。 数に興味をもち,数えたり,比べたり,順番を言ったりする。
言葉

10

聞く・話す 人の話を注意して聞き,相手に分かるように話そうとする。 幼稚園・保育所でのことを聞いたら,自分なりの言葉で話す。

11

あいさつ 親しみをもって日常のあいさつをする。 家族や周りの人に自分から「おはよう」や「ありがとう」が言える。

12

読書 絵本や物語などに親しみ,興味をもって聞き,様々に想像して楽しむ。 絵本を喜んで見たり聞いたりする。
表現

13

創作的表現 いろいろな素材や用具を利用して,工夫して描いたり作ったりすることを楽しむ。 絵をかいたり,はさみやのりなどを使ってものを作ったりして遊ぶ。

14

音楽的表現 みんなといっしょに聴いたり,歌ったり,踊ったり,楽器を使ったりする楽しさを味わう。 歌を口ずさんだり,リズムにのって踊ったりする。

15

身体的表現 自分のイメージを動きや言葉などで表現したり,演じたりして楽しむ。 動物や乗り物の動きなどをことばや体で表現する。

※15の調査項目は,保育者観察調査と保護者観察調査の調査内容を概括するとともに,両調査結果を比較し易くするために設定したものである。

 緑色の丸のイラスト 6 報告書の見方

(1)「図」「表」について

 この調査報告書では,調査結果をより深く分析するため,次の統計処理を行っている。
 「図」「表」の見方は,次のとおりである。

2) 相関分析

 ○ 相関分析は,調査項目間の関係の度合いを見るための統計処理である。
 この処理にあたって示した「表」は,観察調査項目間の相関係数について一般的な目安としてやや相関があるといわれる相関係数0.2以上の値を網掛けで示し,0.3以上の値を太ゴシック体で示している。
 (該当表:「表1-1-1」「表1-2-1」「表1-2-2」)

2) 平均点分布

 ○ 調査結果を4段階で評定する調査において,評定全体の傾向をみる場合,4段階評定を次のように得点化して平均点を算出している。
 (該当図:「図1-2-3」「図1-3」「図1-4」)

  • 「よくあてはまる」×4点
  • 「ややあてはまる」×3点
  • 「あまりあてはまらない」×2点
  • 「まったくあてはまらない」×1点

 ○ 生活習慣定着度調査に係る「図1-2-3」「図1-3」については,評価得点の合計点を,各グループの人数がほぼ均等になるように,次の3グループに分けて集計した。

  • 「生活習慣定着度 高」:17~20点……925人
  • 「生活習慣定着度 中」:15~16点……757人
  • 「生活習慣定着度 低」: 6~14点……813人

(2)数値について

 この調査報告書における数値については,次のとおりである。

 ○ 集計は,小数点第2位を四捨五入して算出した。したがって,比率の数値の合計が100%にならない場合がある。
 ○ 回答の比率は,その設問の回答者数を基数として算出した。したがって,複数回答の設問はすべての比率を合計すると100%を超えることがある。
 ○ 幼稚園・保育所調査の集計は,幼稚園・保育所数ベースの有効回収数101及び園児数ベースの有効回収数2,519を基数とした。また,保護者調査の集計は,有効回収数2,505を基数とした。
 ○ 幼稚園・保育所調査と保護者調査の結果を対比する場合は,保育者と保護者の回答の対象幼児が一致している有効回収数2,323を基数とした。

1調査の目的2調査の設計3発送・回収状況4調査の構成5保育者観察調査と保護者観察調査の内容6報告書の見方

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