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知事記者会見(平成26年2月4日)

印刷用ページを表示する掲載日2014年2月4日
   記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成26年2月4日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/3     2/3    3/3

(発表項目)

「中山間地域振興シンポジウム」の開催について

※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

(質問項目)

「中山間地域振興シンポジウム」の開催について(中国)
国道2号線高架道路延伸工事差止め等請求事件の控訴審判決について(毎日,中国)
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。

国道2号線高架道路延伸工事差止め等請求事件の控訴審判決について(RCC,NHK,中国)
大阪市長の辞任及び出直し選挙について(朝日)

※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3」をご覧ください。

自治法の改正について(時事)
広島駅北口開発について(HOME)
東京オリンピックの合宿地等の誘致について(毎日)
首長の退職金について(中国)
新たな経済成長に向けた取組について(中国)

  ※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/3」をご覧ください。

【会見録】

 (幹事社:毎日新聞)
 幹事社の毎日新聞です。これから知事定例会見を始めます。5分遅れのスタートなので,終了時刻は11時5分を予定しております。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,よろしくお願いいたします。

○ 中山間地域振興シンポジウムの開催について


 はい。すみません。僕からの発表なんですが,発表事項の紙が,ちょっと置いてきちゃった。これね。はい。これで大丈夫です。
 はい。じゃあ,発表項目「中山間地域振興シンポジウムの開催」について,私から発表します。「広島県中山間地域振興条例」,昨年の10月に制定をいたしましたけれども,中山間地域の持つ価値や魅力を都市部を含む県民全体の理解を深めていただくとともに,県の補助事業等を活用して,地域活性化に取り組んでいる地域の方々の実例を学ぶということによって,自主的かつ主体的な地域づくりへの取組への参画のきっかけとするために,今年度から県内10か所で,地域の特色に応じたシンポジウムやイベントを開催いたします。そのキックオフといたしまして,3月16日の日曜日ですけれども,県内全域を対象としたシンポジウムを三次市,これは中山間地域にあたりますが,三次市で開催をすることといたします。シンポジウムでは,熊本大学の徳野貞雄さんに「中山間地域の持つ価値や魅力について」の基調講演を行っていただきます。徳野さんは「道の駅」の命名者であるということですけれども,「マチおこし」や「ムラおこし」のプロフェッショナルとして,全国各地域のフィールドワークをこなしていらっしゃるという活動派であるということであります。広島県立大学にも在任をしていたこともあるということで,本県の中山間地域にも精通をされておられると思っております。そういうかたちで,参加者も身近に感じて,取組のきっかけになるような講演をしていただけるのではないかと期待をしております。
 また,県の補助事業等を活用して,地域活性化の取組を行っておられる関係者の方々に事例発表をしてもらおうと思っております。また,各地域の課題や他地域の参考となる取組について,討議を行うパネルディスカッションも実施をするということにしております。
 地域づくりに取り組んでいる住民自治組織をはじめとする,県民の皆様にご参加をいただいて,実りの多いシンポジウムにしたいと考えております。
 私からは以上です。

(幹事社:毎日新聞)
 この件について質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いいたします。

○ 中山間地域振興シンポジウムの開催について


(中国新聞)
 中国新聞の金刺です。シンポジウムを開くということなんですが,ここで出てきた意見なりを,県の施策にどのように活かし,盛り込んでいくか,これは2015年度予算編成に活かすような話になるのかという点と,あと9か所ということなんですが,これ,いずれも中山間地域でやるのか,あと同じようなテーマ,同じような構成ですかね,パネルディスカッションと講演,このようなかたちになるんでしょうか。

(答)
 基本的には中山間地域ということになります。中山間地域を抱えるというところですね。なので,広島市でもやりますけれども,具体的な場所がどこであるかというのは例えば広島市の場合,何ていうか,安佐北〔区〕なんかは中山間地域ですけど,そこでやるのかどうかとか,というのはまだちょっと決まってませんけれども。内容的には,それぞれの,県内全体9か所で開催をしようと思うんですけれども,今回は県内全体対象ですけれども,それぞれの地域で行う分については,それぞれの地域を基本的には対象にしていくということになると思ってますので,少しずつ違ってくるのかなと思います。
 それから基本的には,このシンポジウム,勿論,いろんなご意見が出れば,それを踏まえていくというか,参考にしていくということになると思いますけれども,むしろ意識醸成とか,参画を促すとか,そういった趣旨でやっていきたいと思ってますので,まず,この条例ができたということと,住民参画によって中山間地域の課題解決を図る必要があるということをご理解いただきたいと。それが大きな目的として考えています。

(幹事社:毎日新聞)
 この他質問のある社はございますでしょうか。なければ,続いて幹事社質問に入ります。

○ 国道2号線高架道路延伸工事差止め等請求事件の控訴審判決について


(幹事社:毎日新聞)
 1月29日に言い渡された,広島高裁の「国道2号線高架道路延伸工事差止め等請求事件」控訴審判決では,道路行政に対し,周辺の住環境への配慮等を求める内容になりました。知事として,今後の県の道路行政にどのような影響があると考えられてますでしょうか。また,どのように今後配慮していきたいなと考えていらっしゃいますでしょうか。

(答)
 今回の判決の特徴というのは,一つは今,国が騒音の環境基準を定めてますけれども,その国が定めた環境基準より厳しい基準で騒音被害を認めているということが一点,それから,これまで専ら居住者が騒音被害の対象というか,とされてましたけれども,今回,営業者であるとか勤務者も損害賠償の対象となったということが二点目としてありまして,で,今後の裁判,最終的にどこでどういうかたちで決着するかわかりませんけれども,その動向によっては,その道路事業における環境保全対策のあり方に大きな影響があると思ってます。そういう意味で今後の裁判の行方には注視をしていきたいと思っています。で,これまでも,その沿道の環境に大きな影響を及ぼすような恐れがある,そういった大規模な道路事業を実施するであるとか,あるいは道路を供用した後で,交通状況の変化等々を含めて,騒音があると,それが交通に起因すると,ほかにもその原因はいろいろあるので,それは調査が必要なんですけれども,調査の結果,交通が原因であると判断された場合には,騒音低減のための対策というのも講じてきたところであるわけでありまして,広島県としてはこれまでどおり,国であるとか,市町と連携を密にしながら,その十分に,周辺の住環境というのには配慮していきたいと思ってます。ただ,今回の結果によってはその程度が大きく変わりうるということなので,かなり大きな影響が生じうるということを今は認識をしております。

(幹事社:毎日新聞)
 この件に関して,何か質問のある社はありますでしょうか。

(中国新聞)
 中国新聞です。この国道2号の高架なんですけれども,国の計画では中区の平野町まで延伸する計画で,現時点では事業費が大きいことなどを踏まえて,観音で止まっているということなんですが,広島県内,交通ネットワーク等を考えたときに,今止まっている状況なんですが,知事としては延伸とか今のままでいいとか,南道路も開通するわけですけれども,そのあたり,どのように考えていらっしゃるかお聞かせください。

(答)
 中心部の交通アクセスということを考えると,高架道路というのは効果的なものがあるんだろうなと思いますけれども,南道路も,ご指摘のように南道路もできることから,交通渋滞についてはこの動向というのもよく見ていく必要があるんだと思います。そういうことを総合的に勘案しながら,また市のほうで,ご検討いただけるものだと認識をしてます。

(幹事社:毎日新聞)
 そのほかの質問は。

(RCC)
 RCCの友定です。その国道2号,街中の高架の延伸もそうなんですけど,おっしゃったように南道路に交通量を流入させようと思うと,廿日市側の,廿日市のインターのジャンクションとの南道路の接続であるとか,あと海田大橋側の東広島バイパスとの接続であったりですとか,今まだ事業として着手していないという段階であると思うんですが,その辺の整備の促進についての今後の対応というか,お考えをお聞かせください。

(答)
 ご指摘の地域というか,ご指摘の接続点については県としても推進を図りたいと思ってますので,国に対しても,それは働きかけをしながら進めていきたいと思ってます。

(幹事社:毎日新聞)
 そのほか,関連の質問は。

(NHK)
 NHK秦です。先ほど,この判決,裁判によってはかなり大きな影響が生じるとおっしゃってましたけれども,その大きな影響というのは具体的に言うと,より丁寧に工事をしないといけなくなるからお金が嵩むとか,そういう工事をするときの配慮に関しての影響ということですか。

(答)
 それは二つあって,当然にこれから工事をする部分について,例えば防音壁を高くしなければいけないとか,あるいはその舗装を低騒音舗装にしなければいけないとか,いろいろな騒音対策があると思いますけれども,そういったことを配慮する必要がありますと。これはただ,設計段階から配慮すればいいので,そこはある程度対応のできる部分はあるかなと思います。一律にコストが上がる,上昇気味だと思いますけれども,一律にすぐ上がっていくというものでも必ずしもないかもしれません。
 これはちょっと具体的にどうなるか,もちろん個々のケースに当てはめてみないとわかりませんけれども,大きな課題になるのは,すでに供用している道路が,これはこれまでの環境基準に基づいて作られてますから,これよりも,要するに厳しいレベルで確保しなければならないと,そうでなければ損害賠償の,要するに受忍限度を超えるものであるということになるということは,場合によってはかなりの道路延長について何らかの対策を講じる必要が出てくる可能性があるので,相当な予算が必要になるかもしれない。これはただ,これもその実態を見ていかないといけないので,今は何とも言えませんけれども,そういう可能性があるということですね。

(中国新聞)
 今の話と関連で,新年度予算編成中かと思うんですけども,そのあたりにも影響が即出てくるというような…

(答)
 いやいや,それは今まだ裁判が確定したわけではありませんので,今すぐに対応するということではないと思ってます。

(幹事社:毎日新聞)
 このほか,この件で関連の質問ある社はございますでしょうか。それでは一般質問に移りますが。

○ 大阪市長の辞任及び出直し選挙について


(朝日新聞)
 朝日新聞の清水です。よろしくお願いします。大阪市の橋下徹市長が昨日,市長の辞職と出直し選挙を正式に記者会見で表明されました。大阪市も例外なく新年度予算編成のただ中にある中,大阪都構想を進めるために,どうしてもやりたいということのようですが,同じ首長としてのお受け止めを率直にお願いいたします。

(答)
 これは大阪市と大阪府の問題ですので,僕が何かコメントすると大きなお世話であるというふうに言われるのでコメントはありませんけれども,知事としてのコメントはないですけども,ただ,選挙にお金はかかるんだろうなということは,十分に理解を求めていかれるんだろうなと感じています。

(朝日新聞)
 ありがとうございます。

○ 地方自治法の改正について


(時事通信)
 関連するかどうかわからないですけれども。広島県と〔広島〕市との関係にも及んでくるのですけども,総務省が地方自治法の改正案を今国会に提出する準備を進めていて,政令市の権限を強化するということなんですけども。例えば,政令市の行政区を総合区に格上げしたり,県と市の協議で勧告するという機能,総務省が勧告するとか考えているのですけども,これについてはどのような受け止めをしていますか。

(答)
 これはまず,〔地方〕自治法の改正案そのものに対して十分な情報提供がないので,何とも言えないと。特にこういう〔連絡〕調整協議会とかという,議論するのであれば,我々も当事者に入れて,議論させてくださいよと思いますよね。区割りというか区の役割とかというのは政令都市内の話なので,これはその県とかその他の自治体がうんぬんする話でもないと思うのですけども,この調整〔協議〕会というのは,今,県と市の間ではそれなりに連携をする体制にあって,特にテーマを決めて,今いろいろ県市連携について議論をしているのはご承知のとおりですけれども,それ以外の場面でもコミュニケーションを深めながら,できるだけ連携を取ろうということをやってますので,こういう何というか,オフィシャルな,これがどういったメンバーになるかというのはよくわからないですけども,それがより物事の解決に繋がるのかどうかというのは正直言って疑問が残ると思います。それについて我々それぞれの意見聴取もなく,何となく進んでいるというのは,やや問題ありかなと感じてます。

(幹事社:毎日新聞)
 この件に関して他に関連の質問がある社はございますでしょうか。そのほか別の質問で。

○ 広島駅北口開発について


(HOME)
 広島ホームテレビの吉野です。よろしくお願いします。こちらも繰り返しで非常に恐縮なのですが。二葉の里,残すところ五街区のみとなったのですけども,先月,〔広島商工会議所の〕深山会頭もビジネスの拠点としてというところで,県にも市にも話はして受け入れてもらっているという話もありましたけれども,五街区の活用法について知事のご意見と,深山会頭から,経済界からどういった話を受けられて,どういうふうに答えられているのか,そのあたりをお聞かせいただきたいのですが。

(答)
 一つには,その県下というより,広島市域のこの商業施設というのは基本的にオーバーフロア状態にあって,すでに計画をされている商業施設というのもかなりありますので,この広島駅前というのは,また,駅前でも既に計画されているものもありますから,五街区については,この駅前の一つの顔として,ビジネスであるとか,あるいは広島市ないし広島県の,この歓迎するような場所と言うんですかね,そういうようなものになるということを私も期待しているというところですね。元々そういう計画でもあると思いますし,そういう方向で進むといいだろうなと思ってます。

(HOME)
 あとすいません。駅周辺で,先月の話なんですけど,ボールパークタウンの事業が〔広島〕市が承認して,A地区も結婚式場と屋内練習場とマンションというかたちになって,ボールパークタウンがもうすべての計画が見えてきた状況なのですけれども,そちらについての知事の評価を伺いたいのですけども。

(答)
 はい。一つはカープの練習場ができるということで,カープにとって一つの拠点になるというか,ファンが集う場所としての,より強化されていくということで,いい方向じゃないのかなと思いますし。結婚式場うんぬんというのは,何と言いますか,それを個別に何と言うか,良いとか悪いとかいうことでありませんけれども,やはり全体として,まさにタウンとしてまとまってきたというのは喜ばしいことだと思います。

(HOME)
 ありがとうございます。

(幹事社:毎日新聞)
 この他関連の質問ございますでしょうか。じゃあ,その他の質問ということですが。

○ 東京オリンピックの合宿等の誘致について


(毎日新聞)
 じゃあ,すみません。いいですか。じゃあ,毎日新聞なんですけれども。早くも6年後に東京オリンピックがあるんですけれども。三次の市長さんが,非常に積極的に事前合宿で呼びたいとおっしゃってまして,各県,県市と連携して事前合宿の誘致というのを進めようという動きが,高松〔市〕もそうですが,あるんですけれども,県として,三次と今後,事前合宿の招致の連携というのを図っていきたいかなというのは思われているのでしょうか。

(答)
 オリンピック関連で言えば,そういう事前合宿であるとか,オリンピックのイベントにまつわる,イベントでもないですけれども,活動の誘致,これは今,三次がおっしゃっている部分と,それからオリンピックに至るまでの活動,いろんな選手育成であるとか,トレーニングであるとか,というようなことも含めたその途中の活動,それからオリンピック自体に選手が出場するという,これは選手の育成という,大きく言うと,この三つあると思うんですけれども。県としても,この三つそれぞれ力を入れて,どういうことが具体的に可能かということはこれからまたいろいろと検討していかないとわからない部分もありますけれども,すぐできることは,県としても力を入れてやりたいし,そういう側面においては,三次をはじめとして意欲のある市町とは連携をしながら進めていきたいと思ってます。

(幹事社:毎日新聞)
 この他,何か質問がある社はございますでしょうか。

○ 首長の退職金について

(中国新聞)
 中国新聞です。先日,広島市の松井市長が来年の任期満了時に受け取る退職金の3割削減をする意向を固めたんですが,これは市長選の公約でもあるようなんですけれども,まず知事の受け止めと,全国的にもこういった退職金の削減をする首長さんというのは多いんですが,湯崎知事としてこのようなお考えは今後あるのかどうかという,二点をお伺いできたらと思います。

(答)
 はい。これは基本的にそれぞれの首長がご判断をされるということだと思いますので,松井市長のご判断について私がコメントをすることはないと思ってます。
 僕自身がどうするかということについては,現時点では特に何も決めたものはありません。

(幹事社:毎日新聞)
 関連の質問,ございますでしょうか。では,その他何か質問はございますでしょうか。

○ 新たな経済成長に向けた取組について


(中国新聞)
 中国新聞です。イノベーション関連でお伺いしたいんですけれども,新年度にも力を入れていくと思うんですが,2013年,本年度,いろいろな人材育成なり,創業支援なり,いろいろ手を打ってきたと思うんですけれども,そのあたり振り返って,知事としての評価ですよね,どの点が良かったか,どの点が足りなかったか,そのあたりの感想といいますか,お伺いできたらと思うんですけれども。

(答)
 今年,一つ進めてきた,新しく進めてきたこととして,創業支援もありますけれども,これについては,創業の数を増やしていくということについてはある程度進んできているかなと思ってます。他方でこの創業に対する,もっと二人三脚的なサポートと言うんですか,そういうことは強めていかなきゃいけないんじゃないかなと感じてまして,今後の創業支援のやり方についても,それを踏まえて考えていく必要があるのかなと思ってます。

(幹事社:毎日新聞)
 関連がなければ,最後の質問にさせていただければと思うんですが,何か質問がある社はございますでしょうか。
 じゃあ,これで知事定例会見を終わらせていただきたいと思います。次回は2月18日火曜日の10時半からを予定しておりますので,よろしくお願いいたします。

(答)
 はい。よろしくお願いします。

(幹事社:毎日新聞)
 ありがとうございました。

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「中山間地域振興シンポジウム」の開催について (PDFファイル)(225KB)
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